DISC REVIEW
-
前作から約半年でニュー・シングルをリリース。表題曲「ラストダイアリー」は一聴するとこのバンドの王道を貫くようなポップ・ソングだが、ストリングスを取り入れていたり、転調や変拍子を用いたトリッキーな展開が用意されていたりと、新たな試みも多い。歌
-
DISC-1は『覚醒』以降の13のシングル曲とアルバム・リード曲、そして新曲「グローリア」を収録。自分を見つめることで世界は対立項ではないことを音楽的にも実感させる名曲「世界中に花束を」、ファンクやラップへのTBHならではのアプローチがユニ
-
今年5月にドラマーの脱退が発表されたパスピエが4人体制で完成させた初のミニ・アルバム。サポート・ドラムにBOBOと佐藤謙介を迎えたほか、ドラムレスな状況を逆手にとった打ち込みの楽曲も収録するなど、バンド最大のピンチをクリエイティヴな刺激に変
-
ポップさやパンキッシュな曲、切ないバラードからキュートでちょっとシニカルな曲など多くのサイサイ・サウンドがあるなかでも、"サイサイの代表曲を作る"というテーマで完成した表題曲「ジャストミート」。イントロのキラー・フレーズで心を掴んで、スピー
-
インディーズながら中野サンプラザでのワンマン・ライヴを成功させ、いま最も注目を集めるファンク・バンド BRADIOのメジャー・デビュー・シングル。プロデューサーにサザンオールスターズやウルフルズらを手掛ける藤井丈司を迎えて完成させた「LA
-
ももいろクローバーZの有安杏果による初のソロ・アルバムは、武部聡志、多保孝一、川上洋平([Alexandros])、小谷美紗子、渡 和久(風味堂)といったソングライターの曲に加え、自身が作詞作曲をした曲も並ぶ。気持ちを整理するように、10代
-
福岡を拠点に活動を続ける5人組ロック・バンド 彼女 IN THE DISPLAYの新作は、ジョジョファンならばピンとくるはずの、2013年にリリースした1stフル・ベスト・アルバム『GOLD EXPERIENCE』を受けてのタイトルとなった
-
90'sのUSオルタナやカレッジ・ロックを思い起こさせる、ドライでザクザクと刻まれるギター・サウンドに、甘美でいてふてぶてしく拗ねた雰囲気を持つ男女ヴォーカルがさらっと乗っかった、抜群にキャッチーな音が魅力の4人組。カッコつけず、かといって
-
キャリアを振り返ってみるとわかるが、HAYASHIは本当に正直なアーティストで、その時々で興味がある音楽性にトライし、私たちに新しい世界を見せてくれた。それはもちろん、THE DIDITITSに関しても同様だ。ただ、今まで以上にナチュラルな
-
ぜんぶ君のせいだ。、ゆくえしれずつれづれに続き、コドモメンタルが送り出す3ピース・アイドル・グループ、幽世テロルArchitect。他グループ同様、尖ったエクストリームなサウンドと歌で、素っ頓狂に暴れ回る1stシングルだ。ヘヴィなインダスト
-
神戸のライヴハウス、太陽と虎を拠点に活動する5人組ギター・ロック・バンドの初の全国流通盤。2012年の結成から何度かのメンバー・チェンジを繰り返してきた彼らが、これまでライヴで大切に歌い続けてきた「ハローグッバイ」を始め、現体制の新曲も数多
-
13年ぶりのシングル『ensemble』で新たな制作方法にチャレンジしたSCOOBIE DO。その方法とはリーダーのマツキタイジロウ(Gt)が打ち込みでデモを作り、それにある程度沿ってメンバーがアレンジしていくというもので、今作も同様に作ら
-
メンバー全員がメイン・コンポーザーやプレイヤーとしても活躍する4人組プロジェクト、ariel makes gloomyがリリースする初の全国流通盤。炭素(カーボン)を意味するタイトルは、これまでに制作してきた楽曲を元素記号として数えたときに
-
3ヶ月のライヴ休止なんて、なんのその! パワー全開のニュー・アルバムが完成! 今作は、エモーショナルな楽曲もパンクな楽曲もポップな楽曲も、グドモのライヴの楽しさが凝縮されたような作品となった。要所要所で効果的に使われる、厚みのあるコーラス・
-
約1年ぶりの新作となる3rdフル・アルバムは、下川リヲ(Vo/Gt)いわく"ギター、ベース、ドラムというバンド・セットにこだわって制作した"もの。バンド・サウンドでもって渾身のストレートを投げる作品だ。ゆえにロック、ファンク、ダンス・ナンバ
-
1stミニ・アルバム『エンドロール』の最終曲「9月4日」に繋がるニュー・シングル『解剖傑作』。表題曲はソングライター、斉本佳朗(Dr)の恋愛体験から生まれた曲で、手紙という形で、今は別々の道を歩んでいる女性への想いを綴っている。過去の恋愛に
-
ヤバTの新作リリースのたびに"笑ってたまるか"と思うが、今回も一本取られてしまった。飲み会並のコール、驚きを通り越して呆気に取られるくらいのサビの出だしとそのオチ、突然の転調など仕掛けが多数の「ハッピーウェディング前ソング」は彼ら史上最も享
-
ドラマーのDarren Kingが脱退を発表しているMUTEMATHの5作目のスタジオ・アルバム。前作『Vitals』では煌びやかでダンサブルなインディー・ロックに傾倒していたが、今作はこれまでの自分たちのアルバムを振り返り、各アルバムの魅
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ASP
Skream! 2024年09月号