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DISC REVIEW

B

THE GUERRiLLA BiSH

現メンバーになり2枚目となるフル・アルバム。特筆すべきは前作『GiANT KiLLERS』で見せた各メンバーの個性や人間性をさらに色濃く見せ、BiSHというグループの強度を高めているということ。各メンバーの表現力や歌唱力の成長に加え、ハーモ

GiANT KiLLERS

年明けから精力的なライヴ活動を続けているBiSHのモードをそのまま封じ込めた作品と言っていい。『プロミスザスター』もメンバーの個性が生かされていたが、今作はそれに磨きがかかっている。表題曲は楽曲自体もアグレッシヴなストリングスもインパクト大

プロミスザスター

前作のメジャー1stフル・アルバム『KiLLER BiSH』のリード曲「オーケストラ」を超える名曲が誕生したと言ってもいいのではないだろうか。昨年8月に現在のメンバー編成となり、10月にはツアー・ファイナルの日比谷野外大音楽堂公演を成功させ

DEADMAN

ツアーやライヴを次々とソールド・アウトさせている女子6人組のメジャー・デビュー・シングル。表題曲は99秒のパンク・ナンバーで、ハスキー・ヴォイスのシャウトで畳み掛ける箇所や、力強く爽快感のあるユニゾンやハーモニーが心地よいサビなど、短尺なが

ポケットにブルース

良い意味で時代錯誤なサウンドを奏でる4人組、THE BITE。ラジオ風疑似ライヴ盤など、ユニークな作品で話題を集めてきた彼らが遂にファースト・アルバムをリリースする。彼らがかき鳴らす60~70'sを彷彿させる重厚なロックンロールはどこまでも

Fossora

10作目のアルバムでBjörkが示したのは、母なる自然に溶け込むような透明感、そしてパワフルな生命力を感じさせるサウンドだ。幸福感や不安な気持ちなど様々な感情を呼び起こす多彩なコーラスのハーモニー、そして大地への畏敬と共に人の営みにも優しい

Utopia

Björkは今作について英国の新聞"The Guardian"紙で、自身が考えるユートピアとは"環境破壊の末に生まれた、新たな生命に満ち溢れた島なのかもしれない"と語っており、ジャケットなどのアート・ワークに関してはその言説も腑に落ちる。ア

Mount Wittenberg Orca

特設サイトにてデジタル配信のみでリリースされていたアルバムが完全生産限定で待望のCD化。DIRTY PROJECTORSとしては2009年の『Bitte Orca』以来のリリースとなる。Björkを招いて制作された今作だが、楽曲は全てリーダ

Phosphene Dream

そのバンド名はTHE VELVET UNDERGROUNDの曲名から取られたという、USのサイケデリック・ロック・バンドTHE BLACK ANGELSの3rdアルバム。USのサイケ、そしてフォーク・シーンを含めれば注目すべきバンドは沢山い

Boracay Planet +

2011年にリリースした『Summer Heart』がロング・セラーとなった、ドリーム・ポップ・ワンダーキッド、Mikey Maramag こと、BLACKBIRD BLACKBIRDの新作、元々はEPの作品をにボーナス・トラックを加え、日

Silver Threats

ベルギーに拠点を置くベースレスの二人組ガレージ・バンドTHE BLACK BOX REVELATION。猛々しいサイケデリック・ブルースを詰め込んだセカンド・アルバム。基本的には、同じ編成のWHITE STRIPESと同じ流れにある。200

Croweology

年を重ねるごとに味わいを増す上質なワインのように、奥深きロックンロールのロマンを奏で続けるTHE BLACK CROWES。本作はデビュー20周年を迎えたメモリアル・アルバムであり、そのキャリアを網羅し人気曲で纏めた、全編アコースティック・

Mr. Impossible

“Chaos!”と叫ばずにはいられない。BLACK DICEの通算6作目となるアルバムだ。結成から15年が経つ彼らだが、何を貪り食ってきたらこんな音像に辿り着けるのだろうか。不穏なノイズ、歪みまくったギターに、左右上下から飛んでくる細切れに

Nonstoperotik

ロックは若さだ。彼らは歳をとったら、どうやって生きていくのだろう。90年代半ば、余計なお世話でしかないそんなことを僕は考えていた。そこで、このPIXESのフロントマン、Black Francis名義の第3作である。僕は歳を重ねていく偉大なア

Ohio Players

古き良きブルージーなロックンロール/ソウルで人気を博してきたオハイオ州出身の2人組、THE BLACK KEYS。彼らの最新アルバムは、泥まみれの仕事着から着替えて盛り場へと繰り出すような、ひと味違った華やかさを纏ったカラフルなアルバムに仕

Dropout Boogie

現行アメリカン・ロックの代表格として名を馳せるTHE BLACK KEYSが、通算11作目となるスタジオ・アルバムを発表した。バンドの音楽的ルーツである楽曲をカバーした前作『Delta Kream』を経た本アルバムでは、グッと渋さを増したブ

Delta Kream

2019年の前作『Let's Rock』も好調なセールスを記録し、名実ともに現行のアメリカン・ロックの代表格に君臨するTHE BLACK KEYS。彼らの10作目となるアルバムでは、音楽的ルーツである"ヒル・カントリー・ブルース"のナンバー

Let's Rock

ロックは流行らないと言われて久しいアメリカの音楽シーンにおいて、爆発的ヒットを飛ばし続ける稀有な存在、THE BLACK KEYS。アメリカの田舎によくいそうなくたびれたおじさんふたり組なのに、ぶっ飛んだロック魂とセンスの持ち主で、そのギャ

El Camino

WHITE STRIPES亡き後は彼らに託すしかない。まるでシーンを黒く塗りつぶせ!なんて気概が満ちているようだからさ。あのRobert PlantにLiam Gallagherも大絶賛した前作『Brothers』では最優秀ロック・パフォー

Good Bad Not Evil

何故に今頃?と思ったら、映画とのタイアップなんですね。でも、何にしてもいいアルバムにスポットが当たるのはいいことだ。USインディのガレージ番長BLACK LIPS が2007年に放った『Good Bad Not Evil』がようやく日本盤化