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DISC REVIEW

胸を焦がして

4thアルバムからの先行シングルとなる本作。キラキラしたグロッケンの音色が弾むイントロからスタートする表題曲「胸を焦がして」は、春の訪れを告げるような今の季節にぴったりの明るいメロディが印象的だ。しかし、心弾むサウンドに乗せて歌われる歌詞に

光を投げていた

前作以降、フェスで入場規制をかけたりラジオ番組が開始したり幅広い層を虜にしている小林私が、自主レーベルより2ndアルバムを発表。前作のラスト曲「生活」を、豪華演奏陣やアレンジャーと共にブラッシュアップしたリアレンジVer.で始まる本作は、煌

GHOST AID

令和元年に始動したシンガー・ソングライター、神谷志龍。いわゆるネット発のアーティストの中でも、リアルでダークでヒリヒリとした世界観で注目を集めているのが彼だ。そんな神谷が初めて投稿した曲「独白」から、ここまでの歩みをパッケージングした1st

SYMBOL

約1年半ぶりのミニ・アルバムが到着した。オープニングは、リリック・ビデオの再生回数も38万回超えで好調の「百鬼夜行」。きらびやかな都会を"乾いたこの街"と表現し、きれいなものの裏側を描くクールなロック・チューンだ。続いて3拍子のテンポで、怪

思い出に変わるまで

昨年は、「さよなら、桜桃の花」などバンドの新たな面をうかがわせる3曲連続配信を行ってきた4人。コロナ禍でライヴなどができない期間は制作に磨きをかける時間にあてて配信の3曲や、今回のEP『思い出に変わるまで』を作り上げた。EPの1曲目「オリオ

EMPiRE'S SUPER ULTRA SPECTACULAR SHOW

昨年2021年11月23日に開催され、即日ソールド・アウトを達成した自身最大規模のワンマン・ライヴである幕張メッセイベントホール公演が映像作品化。360°の円形ステージで、彼女たちが主軸に置くダンス・チューンにロック・ナンバー、エモーショナ

Hits To The Head

ここ日本でも絶大な支持を得ているロック・バンド FRANZ FERDINANDが、キャリア初のベスト・アルバムをリリースした。ベスト盤というと、コアなファンからは軽視されがちだが、これは結成20年を越え、多くの世界的ヒット曲を持つ彼らの軌跡

Torpedo

UKのみならず日本でも高い人気を誇るFEEDERの、約2年半ぶり11作目となるオリジナル・アルバム。前作『Tallulah』では瑞々しいロック/ポップ路線を鳴らしていたが、コロナ禍以降に制作された楽曲を収めた本作では、重々しいディストーショ

Spencer Gets It Lit

アグレッシヴでグルーヴィで革新的な、唯一無二のロックンロール・サウンドを鳴らし続けるJon Spencer。彼が2018年リリースのソロ作を経て、ついにJON SPENCER & THE HITMAKERSとして本格始動。THE JON S

揺ら揺ら

音楽家としてのスタートラインに立ったばかりだからこそ、その迷いを挑戦的にパッケージできる。そんな獅子志司の1stミニ・アルバムだ。最新のヒップホップを大胆に取り入れた「忘憂」や「らんだ」をはじめ、より自分自身の表現の枠を押し広げることになっ

LOVE

昨年、新キーボーディストに久佐賀 麗を迎えため組のニュー・ミニ・アルバム。これまでも彼らの楽曲には愛が深く通底していたが、今回はタイトルにも"LOVE"を掲げ、バンドのアイデンティティを強く表明するような1枚になった。緻密に音を重ねた賑やか

アントロギア

コロナ禍でライヴ活動が止まってしまった際、そのかけがえのなさを描いた「瑠璃色のキャンバス」からスタートした本作。次第にツアーも開催するなかで生まれた「希望を鳴らせ」や「ユートピア」といった新たなアンセムに加え、山田将司(Vo)がラテン音楽か

I'm Here

凛とした軸とフラジャイルな感覚を併せ持つ新山詩織の歌の魅力を、主に同世代のミュージシャンとともに、インディー・ポップやオーガニック、時にジャズの自由度も取り入れたアレンジで昇華した復活作にして傑作。1曲目の「Smile for you」がア

TOUGH PLAY

1曲目から隙間の多さとドゥーワップなのかハウスなのか? 不思議な気分にアゲてくれる「I'm NOT Dead」に驚かされる。曲の前半をあえてビートレスにする「ZUBUZUBULOVE」や「果てることないダンス」もユニーク且つ、現行の海外シー

あの頃の自分に会えるなら

青春のドキュメントと言えそうなヴィヴィッドな表現、思わず肩入れしたくなる表現を多く持つ小林柊矢の1st EP。現代のJ-POPを代表する、プロデューサー/アレンジャーのトオミヨウを3曲で迎えているが、ストリングスを効果的に導入した「レンズ」

ユートピア

13thアルバム『アントロギア』からの第2弾先行配信曲「ユートピア」は、THE BACK HORNの新たな代表曲になりそうな試行が投入された1曲。ヘヴィなベースのイントロから楽器の音が生々しく、そして輪郭が明快だ。ダンス・ミュージック的なグ

Purple

これまで全面に打ち出してきた泥臭いバンド・サウンドから一転、koboreのメジャー2ndアルバムは多彩な楽器の音色を取り入れた、キャッチーでポップな1枚に仕上がった。クラップの打ち込みに乗せて、安藤太一の奏でるギターが、水面に乱反射する光の

Sweet Bite

"甘噛みの狂犬"のふたつ名を持つVTuber 葛葉が名刺代わりの1枚として完成させたメジャー・デビュー作。"THE NIGHT IS LONG THAT NEVER FINDS THE DAY(意訳:明けない夜はない)"というセリフで幕を開

Get Set

「勿忘」のロング・ヒットに始まり、"NHK紅白歌合戦"初出場や日本レコード大賞"優秀作品賞"のほか、多くの音楽賞を受賞したAwesome City Clubの2021年。3rdアルバムのリリース後も、ドラマOPとなった爽快なまでにポップな「

kolu_kokolu

先行シングル「潔癖症」が象徴的だが、他人と会う機会が"コロナで消えた"と歌う「Hello Stray Kitty」など、コロナ禍だから生まれた作品であることをあえて厭わずに作り切ったところに覚悟を感じる1枚。異なる価値観を"愛し合う"と歌う