Japanese
2022年04月号掲載
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約1年半ぶりのミニ・アルバムが到着した。オープニングは、リリック・ビデオの再生回数も38万回超えで好調の「百鬼夜行」。きらびやかな都会を"乾いたこの街"と表現し、きれいなものの裏側を描くクールなロック・チューンだ。続いて3拍子のテンポで、怪しげな音像から突如ロマンチックな香りを漂わせる不思議な1曲「円舞曲」、重めのイントロから新境地を感じさせるリード曲「煙」、歌謡曲的な要素をモダンにアップデートする、彼らの掲げる"OSAKA REVIVAL POP"が色濃く表れた「黒く、彗星」、アーバンなシティ・ポップ的チューン「サヨナラ」と、趣はそれぞれに違いながらも、ダークさと妖艶さを全7曲で貫き通す。バンドの向かうべき方向が固まり始めたという彼らのマイルストーン的作品。(稲垣 遥)
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