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DISC REVIEW

刺繍

表現というのは当然、頼まれて注文通りの商品を作ることじゃない。個性的と呼ばれる音楽は沢山あるけれど、この齢30のシンガー・ソングライターの作品は純度100%の表現だ。たどたどしいのに時にハッとするほどスムーズなメロディを歌ったり、温かいのか

Laugh,Cry,Sing...And Dance!!!

音楽への感謝という切実な思いを"踊るロック"に昇華していたテレフォンズが、いよいよ"踊るロック"からも自由になったことで、よりロックの自由を手に入れた。シングル以上にブッといグルーヴで聴かせる「Keep Your DISCO!!!」、AIR

One Happy,Two Sad&Three Pretty Things

キャッチーなメロディとオリジナリティ溢れる歌詞で、独自の世界観を表現する住所不定無職が、新メンバー℃-want you!を迎え4人編成となって初となる最新シングルをリリース。堂島孝平プロデュースによるポップなディスコ・チューン「宇宙のYea

sun pillar

新潟在住のシンガー・ソングライター中條有紀の1stミニ・アルバム。プロデューサーは、ZEPPET STOREのギタリストであり、以前中條とシューゲイザー・バンド“sphere”で活動を共にしていた五味誠。ピアノ、バイオリン、シンセの音色、そ

Breaking Out Basis

ヴォーカル・レスを感じさせない圧倒的なサウンドで今注目のロック・バンドMop of Headが、約2年振りとなる2ndフル・アルバムをリリース。どこか物悲しくメロディアスなTrack1.「Land」で幕を開けたかと思いきや、Track2.「

 In A Perfect World

アイルランド出身の4人組、KODALINEのデビュー・アルバム。叙情的で壮大なメロディが何よりも特徴的なバラード・ロックで、音楽性的にCOLDPLAYと比較されることは避けられないだろう。だが、ここ数年、COLDPLAYが音楽的実験を推し進

惡の華

宇宙人の初となるシングルは、押見修造原作のアニメ『惡の華』のOP曲。実際のOPは、それぞれしのさきあきこ(宇宙人)、の子(神聖かまってちゃん)、後藤まりこ、南波志帆がヴォーカルをとった4ヴァージョンが存在するが、本作では、その4曲を組曲とし

Modern Vampires Of The City

3作目にふさわしい飛躍を印象づけるブルックリンの4人組の新作。求められるものの大きさを思えば、もっとややこしい作品になっても不思議ではなかった。それがこれほど天真爛漫な作品になったところにバンドの器の大きさが窺える。2013年を代表する1枚

夜が明ける

過去を思い返したとき“あの頃はどうしようもないことしてたなぁ”と思うことがある。でもそういう思い出が、自分にとっての“とっておきの青春”だったりする。夕暮レトロニカの2年半振りの新作は“さえない気持ち”に焦点を定めたとのことで、恥ずかしくな

Field Of Reeds

前2作がミュージック・シーンに衝撃を与えたロンドンの新世代ポスト・パンク4人組、THESE NEW PURITANS、3年ぶりとなる新作だ。暗黒という言葉がふさわしいその世界は変わらないものの、彼らのサウンドを特徴づけていた執拗なまでのビー

Oh Yeah, All Right

2006年結成、幾度のメンバー・チェンジを経て、サポート・ベーシストを加えた3ピースで活動中の“はいからさん”。60~70年代のロック、ソウルを基盤にしたバンド・サウンドと、単純明快な日本語詞が特徴だ。彼らが歌っていることは実にシンプルで“

Silence Yourself

ダークで、タイトな血の匂いのするサウンド。眼差しは鋭く、挑発的。ロンドンの4人組女性ポスト・パンク・バンド、SAVAGES。Pitchforkなど多くの音楽メディアからデビュー前にも関わらず既に手放しの賞賛を獲得した彼女たちが、遂に待望の1

Tropical Circle

嶺川貴子にとって2000年に発表の『Maxi On』以来13年ぶりのアルバムは、ギタリスト・Dustin Wongとの共作。すべて2人のセルフ・プロデュースにより制作された本作は、細部にまでこだわりと温かさを感じれられるハートフルな1枚とな

Girl Talk

デビュー・アルバムが全英チャート1位でプラチナム・アルバムを獲得、FUJI ROCK FESTIVALで来日、続く2ndも好セールスを残す等、順調にキャリアを築いているシンガー・ソングライター、Kate Nashの3年振りの新作。イギリス国

Answer And Answer

9mmも今年結成9周年である。彼らが、その爆発的なエモーションと卓越した演奏力を持ってシーンに登場した時の衝撃は記憶に新しいが、何よりも素晴らしいのは、9mm自身はそうした状況に留まらず、この数年間、ずっと自らの音楽を進化させ続けてきている

Trouble Will Find Me

2010年に全世界的なブレイクを果たした、ブルックリン発の兄弟バンド、THE NATIONAL、待望の6thアルバム。“危険が僕らを見つける”という神経症的なタイトルとは裏腹に、今作はリラックスして、開放的なサウンドを志向したとか。確かにこ

10 Drummers vs EARTH

溝渕ケンイチロウをバンマスに、ドラマーが10人揃った大所帯バンドDQS。2010年2月の初ライヴから約3年3ヶ月、満を持して初音源がリリースされる。ドラマーは10人も要らないのでは?とお思いのかたもいらっしゃるかもしれないが、10人のドラマ

Afraid of Heights

プロデューサーにM.I.A.、Rihannaを手掛けたJohn Hillを起用という意外性や先行シングルがPitchforkのベスト・ニュー・トラック獲得など、リリース前から話題のローファイ・パンク・バンド、WAVVES 3年振りの4thア

ヒバリオペラ

SEBASTIAN X初のフィジカル・シングル・リリースとなる本作。タイトル曲「ヒバリオペラ」の主人公は、男の子に恋に落ち、まだ恋人関係になる前にもかかわらずベッドを共にし、<本気になるつもりじゃなかったの>と心の中で呟いてみせる、どこにで

ロックスターと魔法のランプ

昨年メジャー・デビューを果たし、2枚のフル・アルバムをリリースと精力的に活動するバンド、ピロカルピンが1stシングルをリリース。タイトル・チューンの「ロックスターと魔法のランプ」をはじめ、収録された3曲はキャッチーかつノスタルジックに磨きが