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DISC REVIEW

L

風になる

4ヶ月連続シングル第1弾は、ストリングスのピチカートのワンフレーズが、冒頭からラストまで3分間同じリズムで鳴りっぱなし。その中を変化していくメロディとシンセサイザーや効果音が楽しい曲だ。繰り返すコードはフラットな感覚ながらも、とびっきりの清

HUG

リスナーの心を躍らせることを目的とした6人組エレポップ・バンドが、メジャー1st EPを完成させた。一聴してまず耳に飛び込んでくるのは、2台のシンセサイザーが飛びっきり鮮やかに彩る洒脱なダンス・ミュージック。だがそこに乗るのは、熊木幸丸(V

A Coming Of Age

2007年のデビュー作でTHE PIPETTES と共に60’S ガールズ・ポップ・サウンドを現代に蘇らせたグループとして注目を集めたLUCKY SOUL の3年振りの2ndアルバム。THE PIPETTES が大幅なメンバー変更を経て不安


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Cigarette & Alcohol

Suchmos、Yogee New Wavesらと同世代であり、すでに注目を集めているLUCKY TAPES。エンジニアにはtoeの美濃隆章を迎えているほか、様々なアーティストが彼らをサポートして最強の布陣で完成。"煙草と酒"というテーマで

Flowered

メンバーの5人中4人が作詞作曲ができるという強みが、多彩なレパートリーを可能にしているLUCY IN THE ROOM。2023年第2弾シングルの表題曲である「Flowered」はソウルやファンク、フュージョン・サウンドのイメージのある彼ら

Soar, Kiss The Moon

現在は竹内里恵のソロ・プロジェクトとして活動するLuminous Orangeの通算7作目、完全自主制作となる本作は、"シューゲイザー"や"ポストロック"というジャンル付けがもはや野暮に思えるほど、その本来の意味における"オルタナティヴ"(

Songs of Innocence

結成約18年目を迎えるLuminous Orangeからニュー・アルバムが届いた。2009年にリリースされたベスト・アルバムで存在感を見せつけた彼女たちの今回のアルバムは結成18年目のベテランとはまるで思えない躍動感と喜びが満ちたとても清々

家

ああ、まただ。ランクの曲はまた私の心を開く。「白い声」の衝撃から11年経った今でも、私はLUNKHEADから目が離せないでいる。1月に新木場STUDIO COASTにてメジャー・デビュー10周年集大成となるワンマン・ライヴを行った彼らの10

メメントモリ

もしも突然、そばにいることが当たり前であるとても大事な人が目の前から消えてしまったら――。ふとしたときにそう考えることは誰しもあるだろうし、実際そういう経験をしてきた人も少なくないだろう。生きている限り避けては通れない死という別れ。だけど、

青に染まる白

染まりゆく青。染めゆく青。その青は濃く、どこまでも浸透してゆく。だが、生き急ぐ焦燥の青は最早なく、此処にあるのは生き抜こうとする者による二度目の青。生き抜かんとする中で生まれる焦燥とは、こんなにも猛々しいものなのだ。決意という血の通った、L

ATOM

今年2月に行われたツアーの初日にドラマーの石川が脱退を表明した。しかし公式HPに発表された石川の声明からは彼とメンバーとの間にある想像を超える信頼と深い絆を感じずにはいられない。今回、この通算6枚目となるアルバムは人間同士の繋がりに深くメッ

Compassion

2010年代に入り急速に日本でも注目を集めているコペンハーゲンの音楽シーンを、スウェーデン出身でありながらICEAGEと共に代表する存在となったシンセ・ポップ・バンド。舵を取るHannesに、シーンを代表するレーベル"Posh Isolat

torch

収録曲に共通するテーマは"夜"。冒頭のアルペジオが冬の空気を連れてくる「シリウス」然り、"音で情景を描く"ということを丁寧に行っているバンドで、その情景に自分の心情を重ねながらの歌詞表現も印象的。R&B/ヒップホップ的なフィールの「ペトリコ