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高津戸信幸(MAGIC OF LiFE)、ハルカトミユキ、ANABANTFULLS、輪廻、マスダミズキ(miida)ら出演。下北沢LIVEHOLIC 7周年記念イベント・レポート第2弾公開
2023.01.23 19:00
Skream!、激ロックのふたつのメディアを運営する激ロックエンタテインメントが2015年にオープンさせたライヴハウス"下北沢LIVEHOLIC"。その7周年を記念したライヴ・イベント"LIVEHOLIC 7th Anniversary series"が開催された。
高津戸信幸(MAGIC OF LiFE)、渡井翔汰(Varrentia/Halo at 四畳半)、ハルカトミユキ、ANABANTFULLS、輪廻、マッシュとアネモネ 、マスダミズキ(miida)など、Skream!や激ロックと繋がりのあるアーティストを中心に、今後の音楽シーンを担うであろう多彩なアーティストが顔を揃える同イベント。そんな怒濤のライヴ・シリーズより、5公演をレポートと写真で一挙に振り返る。
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LIVEHOLIC 7th Anniversary series 9/22, 9/24昼, 9/24夜, 11/30, 12/14 | Skream! ライヴ・レポート
関連アーティスト
ANABANTFULLS, Gum-9, Halo at 四畳半, Kaco, LIVEHOLIC, MAGIC OF LiFE(ex-DIRTY OLD MEN), MANAKO, ONIGAWARA, UNMASK aLIVE, micanythm, miida, urei, ハルカトミユキ, マッシュとアネモネ, 原田珠々華, 超☆社会的サンダル, 輪廻Related NEWS
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ANABANTFULLS
NU HEAVY
3年ぶりとなる、ANABANTFULLSのフル・アルバム。2022年に小唄(Gt/Cho)が正式加入。新たな音楽スタイルや方向性を探求しながら、ライヴや楽曲制作を重ねて。本作収録の「極東」、「未学」といった、バンドの新たな方向性を示す楽曲を配信リリースしてきたアナバン。"NU HEAVY"と名付けた今作は、全体的にヘヴィな印象を与えつつ、丁寧に作り込んだ構成やアレンジで、伝えたいフレーズや届けたいサウンドが効果的にズドンと響くヘヴィさも持つ。アルバム世界にグッと引きこむOPナンバー「重力」から、美しく世界と愛を歌う「福音」~バンドの存在証明を叩き付ける「声明」と続くラストまで。ガツンとテンション上げて一気に聴ける勢いと、ガッツリ聴き込める緻密さの両方を持ち合わせた1枚だ。
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ANABANTFULLS
天国発電
『自然発火』から2年ぶりのリリースとなるTOWER RECORDS限定のアルバム。ハード&ヘヴィなリフとともに新たなグルーヴを追求しつつ、持ち前のダンス・グルーヴをスケールアップしたことを思わせる「天国発電」、前作で自家薬籠中のものとした歌モノの魅力を磨き上げた「火種」、ハードコアやメタルの影響を意外なアレンジで聴かせる「スパッタ」他の全6曲が印象づけるのは、ギタリストの脱退やコロナ禍という危機を乗り越えたことで、さらに逞しくなったバンドの姿だ。一度列から外れ、"最後尾から 俺たちは唄う"(「火種」)と宣言するANABANTFULLSがここから始める反撃に思いを馳せれば、ワクワクせずにはいられないはず。それはコロナ禍の今を生きるすべての人の気持ちを代弁しているように聴こえる。
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ANABANTFULLS
自然発火
3年ぶりとなるニュー・アルバムは、2017年と2018年に会場限定でリリースした2枚のシングル『乾杯!』、『目を覚ませ!』からの4曲に新曲3曲を加えた全7曲を収録。前アルバムからの3年の間の心境の変化が、グルーヴィ・ロックを掲げる北浦和の4人組の表現を磨き上げた。持ち前のダンス・グルーヴを抑え、前作収録の「ターンブルー」に顕著だった歌心をとことん追求。結果、自らの人生と向き合いながら紡ぎ出したポジティヴなメッセージがリスナーの胸に響く、アンセミックな作品に。そんな歌を際立たせるため、バンドの演奏も無駄を削ぎ落した骨太なものになり、前アルバム以上に多くの人から歓迎されるに違いない。本来のワイルドな魅力は、唯一狂気が滲む1曲「踊る目」で堪能できる。
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ANABANTFULLS
BAKAMANIA
ライヴハウス・シーンで注目を集め始めている北浦和の4人組、"アナバン"ことANABANTFULLSが結成から3年、満を持してリリースする初の全国流通盤となるアルバム。"グルーヴィ・ロック・バンド"と自ら掲げるとおり、いわゆる踊れるロックが彼らの身上。しかし、そこに加えた汗と涙、センス・オブ・ユーモア、そしてこれは不世出のヴォーカリスト、安田コウヘイによるところが大きいと思うのだが、ロック・バンドに不可欠なワイルドな魅力が彼らの存在を際立たせている。「Girls On Fire」(Track.2)のどこか歌謡曲っぽいメロディや、「Samba hokki」(Track.7)のサンバのリズムといった変化球もお手の物。ダンス・ビートに頼らず、胸に迫る歌メロで勝負した「ターンブルー」(Track.3)も聴きどころだ。
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Halo at 四畳半
ANATOMIES
メジャー・デビュー作『swanflight』から1年3ヶ月ぶりとなるフル・アルバム。タイトルに"解剖"や"分析"という意味を掲げた今作は、これまで"人間を人間たらしめるものはなんなのか?"という根源的なテーマに向き合い続けてきたハロが、そのテーマをより深く掘り下げる意欲作になった。人間を"身体"と"心"とに分解したときに見えてくる二面性、あるいはもっと複雑に絡み合う様相を、詩人 渡井翔汰(Vo/Gt)が丹念に言葉で語り尽くす。サウンド面では「イノセント・プレイ」と「蘇生」の2曲で、前ミニ・アルバム『from NOVEL LAND』に続き、出羽良彰をプロデューサーに起用。これまで以上にダイナミックで深遠なサウンド・アプローチに、このバンドの飽くなき探求心を感じた。
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Halo at 四畳半
from NOVEL LAND
昨年10月のメジャー・デビューから8ヶ月。バンド最大キャパとなるマイナビBLITZ赤坂でのワンマン・ライヴも成功させたHalo at 四畳半の4thミニ・アルバム。出羽良彰がプロデュースを手掛けたリード曲「リビングデッド・スイマー」や、壮大且つ深遠な「メイライト」をはじめ、これまで以上に大胆にシンセや打ち込みのサウンドを導入した今作は、バンドの可能性を押し広げる意欲作になった。ハロらしく宇宙を連想するワードがあちこちに散りばめられた歌詞には、やがて燃え尽きる命の期限を想いながら、自らの運命を掴み取ろうという闘争心が滲む。ここ数作で獲得した緻密なサウンド・プロダクションが充実の季節を迎えつつ、同時に爆発した抑えようのない衝動がロック・バンドらしくていい。
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Halo at 四畳半
swanflight
テーマは"悲しみ"。それを悲嘆するだけではなく、人生の糧として引き連れてゆく、そんなメッセージを託したHalo at 四畳半のメジャー・デビュー・フル・アルバムだ。ピッピッピッ......と心電計が無機質に一定のリズムを刻むような「ヒューズ」に始まり、自分だけのヒーロー像を模索する寺岡呼人のプロデュース曲「ヒーロー」、ダンサブルなビートに乗せて自分自身を騙す嘘を吐き捨てるような「擬態」、"終わり"という名の未来に向けて命を燃やす「アルストロメリア」、そして優しく物語の幕引きを告げる「魔法にかけられて」まで、どの曲が欠けても成立しない全12曲。一切妥協なく磨きあげた楽曲には、ライヴハウスで生まれ育った、紛うことなきロック・バンドであるという彼らの誇りと矜持が詰まっている。
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Halo at 四畳半
Animaplot
タイトルは、Animaとplotを組み合わせた造語で、"生命の構想図"という意味。この作品でHalo at 四畳半が問い掛けるのは、"「人を人たらしめるもの」は何か"という内省的なテーマだ。ロボットと人間の違い、身体の左に心臓があるか、夢や希望を抱けるか、いつか命が尽きるかどうか。時に寓話的な切り口を使いながら、あるいは独白のようなかたちをとりながら、それぞれに独立した全7曲は、まるで共鳴し合うように私たちに深い疑問を投げ掛けてくる。かつてないほどに様々な楽器とサウンド・アプローチを取り入れながら、辿り着くラスト・ナンバー「点描者たち」で導かれるハロなりの答え。そこまでに紡いできた6つの物語が、最後の1曲を美しく響かせるために存在していたかのように思わせる結末は、あまりにも感動的だ。
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Kaco
たてがみ
NEWSへの楽曲提供やアニメ"魔法使いの嫁"挿入歌を担当し話題を集めている、愛媛出身のシンガー・ソングライター Kacoが、3rdミニ・アルバム『たてがみ』をリリース。本作には、元チャットモンチーの高橋久美子と共作した2曲を含む、"たてがみ"をなびかせ日常を頑張るすべての女性に寄り添う6曲を収録。耳馴染みが心地よいメロディと、余白を残す言葉選びが秀逸で、その時々の感情にぴったりとハマる。自称"ポジティヴ人間"のKacoが生み出す楽曲の多くは、寂しさやもどかしさ、悔しさがテーマにもかかわらず、聴き終わると自然と少し目線が上がる不思議な印象。しかしポジティヴの押し売りではなく、そっと隣にいてくれるような、独特の距離感を演出する歌声がクセになる。
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MAGIC OF LiFE
MAGIC
悲しいときにはその涙を拭うための優しい歌を、苦しいときにはそれすらも笑い飛ばす陽気な歌を。それがMAGIC OF LiFEというバンドの流儀であることを感じるミニ・アルバム。新しい生活への期待とお節介な"間違い探し"への苛立ちを歌った「陰日向」をはじめ、コロナ禍に制作されたことが伝わる切実な楽曲が並ぶ。ホーリーなハーモニーとダンス・ミュージックが溶け合う「What a Relief」や、バンド史上最速と言える妄想ソング「コーラ」、"生きている"と力強く歌い上げる「未来を追いかけて」など、様々なシーンを描いた全8曲は、あらゆる矛盾を抱えて日々を奔走する私たちの心の温度にとても近い。珠玉はバラード曲「記念日」。彼らの音楽は、"命の残りの日数"を豊かに彩ってくれる。
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MAGIC OF LiFE
Wanderer
約11ヶ月ぶりのリリースは、2019とちぎテレビ高校野球応援ソング「応援歌」、栃木市マスコット・キャラクター"とち介"イメージ・ソング「大福」を含む、8曲入りミニ・アルバム。前々より取り入れていたストリングスやエレクトロ、EDM要素といったバンド外の音との親和性を高め、より包容力のあるサウンドスケープが実現している。人を愛する意味の大きさをまっすぐと歌うバラード「素晴らしくて」、繊細な音使いで爽やかに駆け抜ける「Four Seasons」、バンド・サウンドが前面に表れたエモーショナルな「Anniversary Ring」など、それぞれ趣向の違う楽曲でありながらも、ひたむきに前を見ている姿勢は一貫。美学に向かって邁進していく生き様が、混じり気なく昇華された楽曲が揃った。
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MAGIC OF LiFE
FOR YOU
約1年ぶりのリリースとなるミニ・アルバムは、8曲入りのラヴ・ソング集。悲しさだけでなく感謝の気持ちが添えられた温もりのある失恋ソング「朝焼けとからっぽ」や、恋が芽生える瞬間を魔法に例えた「魔法にかかる」、闇の中に見えたひと筋の光を歌う荒々しいサウンドが印象的な「QUICK DRAW」など、表情豊かな楽曲が揃う。"FOR YOU"というアルバム・タイトルに相応しく、様々なシチュエーションでの甘酸っぱく切ない"君"への想いが綴られている。恋の終わりや始まり、日常に溢れる小さな幸せばかりではなく、どこにぶつけたらいいのかわからない葛藤も包み隠さず描かれ、まるでひとつの恋の物語のよう。そして最後には一緒に前を向いてくれるところが、実にMAGIC OF LiFEらしい。
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MAGIC OF LiFE
線香花火/乱舞ランデブー
2017年初作品となる両A面シングル。agehasprings 玉井健二と約5年ぶりにタッグを組み制作されたTrack.1は、当たり前のようで当たり前ではない命に感謝することをテーマにした楽曲で、眩しすぎるくらいの愛が綴られている。彼らの武器とも言えるストリングスの効いたバラードに、ノリの良さをプラスした壮大なサウンドは新境地。一瞬の光の美しさを讃える心と、いつか輝きを失うことを憂う心の双方を感じさせる高津戸信幸のヴォーカルを十二分に堪能できる。Track.2はダンサブルなビートと12弦ギターなどによる豊かな響きにより異国情緒を感じさせる楽曲。Track.3にはDIRTY OLD MEN時代に制作された楽曲のアコースティック・バージョンを収録している。
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MAGIC OF LiFE
X-1A
自身の制作活動以外にも、地元で自主企画フェスを開催したり、Rhythmic Toy Worldとともに世界中の子供たちにおもちゃを届けるプロジェクト・バンド"GIFT MEN"を結成するなど、精力的に活動するバンドの姿がそのまま音楽になっているのでは。テクニカルに疾走するギター・ロック、温もりを感じさせるミディアム・ナンバー、スカのテイストを取り入れたものやファンキーでハッピーな楽曲、ポスト・ロック風のリズムを取り入れた壮大な楽曲など、様々なチャレンジや煌きに満ちた楽曲ばかりだ。特に象徴的なのはTrack.1。EDM、ポエトリー・リーディングやラップ・テイストのヴォーカル、シンガロングできるサビなど、これだけ大胆に取り入れてしまう度量や勇気には舌を巻くばかり。
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MAGIC OF LiFE
「はじまりの日々」 / 「スキルフラワー」
劇場版アニメ"弱虫ペダル SPARE BIKE"の主題歌である「はじまりの日々」と、TVドラマ"弱虫ペダル"の主題歌である「スキルフラワー」を収録した豪華ダブル主題歌シングル。どちらの曲もスピード感のあるバンド・サウンドという似た趣を持つ。「はじまりの日々」は煌びやかなシンセなどのウワモノと、ダイナミックなドラムが炸裂。歌詞には登場人物の感情の起伏が丁寧に描かれている。「スキルフラワー」はギター・リフが先導して音を作る、まさしく火花をまき散らすような肉体的な楽曲。そのサウンドのモードと同じく、歌詞に並ぶ言葉も強気で男らしい。近しいカラーを持たせつつ、作品を各曲で別の角度から捉えている。この2曲は9月7日にリリースされるフル・アルバム『X-1A』には収録されないので、チェックはマストで。
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MAGIC OF LiFE
風花ノ雫
Rhythmic Toy WorldとともにGIFT MENを結成し、10月には改名1周年記念ツアーを行うなど精力的な活動を続けるMAGIC OF LiFEが7月30日にリリースした配信限定シングル『音無き言葉』に続き新曲を発表。ピアノとシンセが煌びやかな疾走感のあるサウンドに、繊細なハイトーン・ヴォイスが映えるロック・ナンバーだ。高津戸信幸(Vo/Gt)はこの楽曲に"近くにある愛情や幸せの大切さに気づいて欲しい""近くにいる人に自分の気持ちをたくさん伝えて欲しい"と想いを込めたという。歌詞に綴られているのは大事な人との別れと後悔、悲壮感。アップ・テンポ且つダンサブルなサウンドには、そんなやりきれない心情を解き放つポジティヴなパワーがある。彼らのニュー・アンセムに成り得るのでは。
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MAGIC OF LiFE
栄光への一秒
昨年10月にDIRTY OLD MENから改名したときは驚いたが、"MAGIC OF LiFE"というバンド名の方が彼らの音楽には合っていると思う。高津戸信幸(Vo/Gt)の紡ぐ、物語のような歌詞はキラキラと輝いていて、まるで魔法みたいだから。TVアニメ"弱虫ペダル GRANDE ROAD"のエンディング・テーマに起用されている「栄光への一秒」も、前へ進めと背中を押してくれる魔法のような楽曲。アニメの世界観とマッチした歌詞で、"弱虫ペダル"ファンの心も掴むであろう。カップリングの「古ぼけた季節に」は、懐かしく暖かいバラード・ナンバー。優しいギターの音色に、ささやくような高津戸の歌声が重なり、なんだか涙がこぼれそうになる。MAGIC OF LiFEの静と動、両方の魅力を味わえる1枚。
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MAGIC OF LiFE
Storyteller
Track.1のイントロから、4人の作る世界が優しくダイナミックに聴き手を包み込む。バンド名の"命の魔法"という奇跡は、現実に起こすことができるものだと、音のひとつひとつが正面から訴えかけてくるようだ。すべてから漲る生命力、それはいつか来る"終わり"から逃げずに、受け入れた人間だからこそ出すことができる。この11曲は嘘偽りのない、このバンドが11年で感じてきた想いと痛みそのものだ。ラウドロックにも負けず劣らずの骨太ロック・ナンバー、民族楽器的な音色が懐かしさを呼び起こす楽曲、ポップなギター・ロック、アコースティック色の強い楽曲やミディアム・ナンバー、触れ幅の広いすべてにファンタジーとリアリティが美しく混ざり合う。まさしく"MAGIC OF LiFE"だ。
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MANAKO
Back in the Past
毎年1億回超えの再生回数を誇る"YouTube Rewind"への出演歴を持ち、女優やタレント業も行うまなこを中心に始動したMANAKO。KO-01(Ba/GLORY HILL/MIRA)を迎えて新体制となってから初のリリースとなる2nd EPが到着した。前作ではピアノとストリングスを主軸としたセンチなアレンジが光ったが、今作はグロッケンを取り入れるなどアレンジの幅が拡大。加えて「バッドエンド」の"幸せになる為 望んだこの絶望"など、過去の記憶と現在を繋ぐようなフレーズがまなこの甘美な歌声で表現され、よりドラマチックで泣ける楽曲が多く揃った印象だ。「旅人の詩」から始まり"旅した記録/ゆっくり1から聞かせてよね"と歌う「END」で幕を下ろす、まるで映画のような構成は秀逸。
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ONIGAWARA
シーサイド・ミラージュ
2019年からフリーランスで活動中のJ-POPユニットが早くも今年2作目を会場/配信限定リリース。竹内サティフォ(Vo/Gt/Prog)念願の"夏盤"で、竹内電気時代から温めていたデモを使った楽曲から最新版まで、様々な時期に作られた夏ソング楽曲で構成されている。眩い砂浜のビーチを彷彿とさせるTrack.1、ツイン・ヴォーカル曲Track.5はフル・バンドでレコーディングしたことで鮮やか且つダイナミックに。打ち込みのビートとパワフルなギターでポップなグルーヴを作るTrack.2や青春を詰め込んだ斬新な展開のTrack.3、チルアウトできるTrack.4など、二人三脚という編成を生かしたサウンドメイクも瑞々しい。淀みない夏のきらめきを味わえる。
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ONIGAWARA
GAWARA!
バンドでもアイドルでもない"スーパーJ-POPユニット"が1年3ヶ月ぶりの新作を発表。配信リリースされた3曲と、YouTubeでデモ音源を公開していた「夏フェスなんて大嫌い!!なんちゃって」の再録を含む全8曲を収録している。今回歌詞に多く用いられている愛や人生といったテーマは、彼らの楽曲の特色のひとつである、日本人の琴線に触れる90年代J-POPの煌めきのテイストとの親和性も高い。当時の楽曲のオマージュをこれだけ取り入れても二番煎じにならないのはお見事。時代性云々以前に、彼らが素晴らしいと思うポップ・ソングを追求しているからこそ成し得る芸当だろう。特に「MEGA☆DEATH」は歌詞も楽曲もタイトルもONIGAWARAの真骨頂と言っていいのでは。
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ONIGAWARA
ヒットチャートをねらえ!
竹内電気時代からそのポップ・センスはズバ抜けていたが、ONIGAWARAとして竹内サティフォ(Vo/Gt/Prog)&斉藤伸也(Vo/Gaya/Prog)のふたりで活動をスタートさせて3年超、完成した1stフル・アルバムはより洗練されたポップ・ミュージックのオンパレードで、そのクオリティの高さに思わず笑ってしまった。SMAPを筆頭に90年代のJ-POPへのオマージュたっぷりだし、それをパクリでもネタでもなく、純粋にヒット・ソングへの愛情ありきでやっているところがすごく魅力的なのだ。さらに、楽曲に合わせてハマ・オカモト(OKAMOTO'S)、カジヒデキ、DJ松永(Creepy Nuts)といった個性的なミュージシャンが多数参加。「Shake it!」の茶番みたいな遊び心もあれば、「I don't wanna die」ではこのユニットの根底にある想いが溢れていて、もう本当に愛すべき1枚。
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ハルカトミユキ
BEST 2012-2019
初のベスト盤は、曲のテイストにより、比較的メジャー・キー、しかし前を向くなり答えを出すまでの葛藤が色濃いDisc-1"Honesty"と、マイナー・キー且つ慟哭が表現された曲が多めのDisc-2"Madness"という振り分けがなされている。新録は3曲。YouTubeで公開され未完だった「どうせ価値無き命なら」での、生きる意味がわからなくても生き方や命は他人に売り渡すなという強い意志や、ライヴで披露されていたものに加筆した「LIFE 2」での、ないものとあるもの――例えば"本当の居場所などない"、"まだ欲しいものがある"と真実を積み重ねていく表現、変わらない/変われない部分が浮き彫りになる「二十歳の僕らは澄みきっていた」のいずれもが、ふたりの肝と言えそうな作品であることが嬉しい。
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ハルカトミユキ
17才
ハルカトミユキがこんなにまっすぐに明るい曲を書くとは。ふたりがデビュー記念日にリリースする初のシングル表題曲は、TVアニメ"色づく世界の明日から"のOPテーマ。ハルカ(Vo/Gt)が丁寧に紡いだ色彩豊かな歌詞は、アニメの世界観とリンクしながらも、"ひとり"に寄り添い、"ひとり"を肯定してきた彼女たちの信念が貫かれている。コーラス・ワークや鐘の音が楽曲をいっそう華やかに色づけているのも印象的だ。そして、今作でひと際強いインパクトを放つのが、「そんな海はどこにもない」。ハルカが敬愛する歌人、穂村 弘に作詞を託したこの歌は無伴奏で届けられる。表現力を増したハルカの歌声と強烈な歌詞世界にどっぷり浸ってほしい。同じ場所には留まらず前進と進化を続けるふたりの意欲作。
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ハルカトミユキ
溜息の断面図
本作の"攻め"のモードを象徴する「わらべうた」から「Sunny, Cloudy」までの冒頭3曲、ミユキの音楽家としてのさらなる成長を印象づける「終わりの始まり」や「WILL(Ending Note)」といった中盤の曲もいいが、本作のキーとなっているのは生ピアノを基調としたバラード「宝物」だろう。本作には"Confessions of a sigh"というサブ・タイトルがついていて、"溜息"とはつまり、心の奥に隠していた想いの告白であることを意味しているわけだが、「宝物」は27歳という表現者にとって鬼門となる年齢を迎えたハルカが想いを告白する1曲。この曲があるからこそ、本作に込められた"怒り"にリアリティが宿り、ラストを締めくくる感動的な希望の歌「種を蒔く人」へと繋がっていくのだと思う。
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ハルカトミユキ
LOVELESS/ARTLESS
ソングライターとしての覚醒を感じさせるスケールの大きな「奇跡を祈ることはもうしない」を筆頭に、シンセ・ベースを活かしたお得意の80年代風ポップ・ナンバーから、UNDERWORLDのようなトランシーなダンス・ナンバーまで、ミユキの音楽的な冒険心が、本作の完成に大きく寄与していることは間違いない。一方、ハルカはオルタナ感のあるミドル・ナンバーやフォーキーな「you」によって、"ハルカトミユキ"というブランドを保持しつつ、シンガーとしての確かな成長を刻んでいる。"太陽になれないそんな僕だけど/君の足元を照らす月になろう"と歌い、本作の"飾らなさ"を象徴するラスト・ナンバー「夜明けの月」からは、ひとつのフェーズが終わりを告げる安堵感と、新たな始まりに向けた解放感が同時に感じられ、胸を締めつけられる。
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ハルカトミユキ
LIFE
今年始めに公開された"年内にミニ1枚とフル1枚"というマニフェストに急遽付け足された今年2枚目のミニ・アルバム。"変わらなければいけない"という強い意志によって生み出されたのが前作ミニ・アルバム『世界』だったのなら、本作『LIFE』は、もはや自分たちの中から溢れ出る新しい何かを抑えることができない――そんな野性的な衝動によって成り立っている。特に、"ただ、このひと言を伝えなければいけない"というハルカの剥き出しの情熱が、無垢なほどダイレクトな言葉とメロディを産み出したTrack.1「肯定する」、そして80'sポップを入口に快楽と狂気の入り混じる音楽探究を続けるミユキが、モダンEDMの煌びやかさと90年代ビッグ・ビートの重量感を融合させた壮大なサイケ&ダンス絵巻であるTrack.7「火の鳥」は、この先を占う2曲だろう。
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ハルカトミユキ
世界
それでも、生きなきゃいけない――この『世界』というミニ・アルバムでハルカトミユキが鳴らすのは、そんな屈強な覚悟である。覚醒感のあるシューゲイズ・ロック「世界」、マッシヴなダンス・チューン「嘘ツキ」、冴えない日常に寄り添う情景描写が素晴らしい「ヨーグルト・ホリック」など、新たな話法を駆使しながら、彼女たちはこの"世界"を、自らを傷つける場所ではなく、大事なものを守るための、大事なものを賭けて戦うための場所として見据えた。純潔さで身を守り、嘘と汚れを嫌悪したか弱い少女の姿はもはやここにはない。生まれてしまった。愛してしまった。この薄汚れた世界で。なら、生きるしかない。その覚悟を鳴らすからこそ、この作品には、朝と夜が、涙と笑顔が、嘘と本音が混じり合う。光と闇が、渦を巻いて溶け合う。
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ハルカトミユキ
そんなことどうだっていい、この歌を君が好きだと言ってくれたら。
傑作1stアルバム『シアノタイプ』から約半年ぶりに放たれる3rd EP。インディーズ時代のEP作品に引き続き冠せられた短歌タイトルが、あまりにストレートに今のハルカトミユキの気持ちを代弁している。『シアノタイプ』以降の音楽的レンジの広さと抜けのいいポップネスを持った全5曲中前半3曲の新曲群は、今まで大きなモチーフになっていた怒りや哀しみだけではない、様々な感情の入り組んだストーリーを展開しながらも、"歌を伝える"というその命題に対する確信と祈りを強く響かせている。後半2曲には「385」と「青い夜更け」という音源化が待たれていた過去の名曲を収録。未だ消えることのない痛みと他者を求めるピュアな想いが剥き出しで描かれている。変化の真っ只中にいる現在進行形のハルカトミユキを捉えた作品と言える。
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ハルカトミユキ
シアノタイプ
世界に向かって怒りと疑いの眼差しを向けながらも、そんな自分自身の叫び声すらも信じ切ることができず、おのずと自嘲すら孕んだ内面探求へと向かっていく......インディーズ時代のハルカトミユキは、そんな"外側と内側"を極端に往復していくような存在だった。だが、このメジャー・デビュー作には、その1歩奥にある彼女たちの本質、本音が深く刻まれている。怒りの言葉はより幅広くポップに展開される楽曲との相乗効果で攻撃性を増したが、同時に「シアノタイプ」、「長い待ち合わせ」、「ナイフ」といった楽曲には、傷だらけになりながらも他者に手を差し出すことを諦め切れない無垢なまでのコミュニケーション欲求が描かれている。ここには愛することを、求めることを止めない裸のままの想いがある。そこに何より感動する。
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ハルカトミユキ
真夜中の言葉は青い毒になり、鈍る世界にヒヤリと刺さる。
ニッチな音楽ファンが思わずニヤリとしてしまうであろう世界観を持つハルカトミユキが吐きだす2ndミニ・アルバム。立教大学の音楽サークルで出会った詩人のハルカと奇人(HPのまま)のミユキによるフォーク・デュオ。1stミニ・アルバム『虚言者が夜明けを告げる。僕達が、いつまでも黙っていると思うな』を発表してから各方面で話題の存在だ。あるときは抒情的、あるときは疾走感のあるさまざまなサウンドに乗せて、まるでこちらの心を見透かしたかのような言葉の数々を繊細で危うい歌声で生々しく投げかけてくる。"何を考えているか分からない世代"と言われがちな20代が抱える繊細でシリアスな部分を鮮やかに、時に絶望的に表現。その都度心を震わされリスナーは文字通り"ヒヤリ"とさせられるに違いない。
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マッシュとアネモネ
羊の飼い方
10代アーティスト限定フェス"未確認フェスティバル2018"グランプリ獲得のマッシュとアネモネによる初全国流通ミニ・アルバム。リード曲「ユートピア」や「アフターオール」に代表される、もちこ(Vo/Gt)の朗々とした歌声が、キャッチーだが少し違和感のある切ないメロディに乗る、クセになるロック・サウンドが彼女たちの持ち味。そこに、初めてもちこが作詞作曲したという、トロピカルでかわいらしい一面を見せる「フィッシュレディ」や、弾き語りで女の子の不安な想いを素直に吐露した「マフラー」、哀感漂うローテンポな「シープマン」と、持ち曲の中から特に強力なナンバーを選出した渾身作だ。もちこが独特なセンスで紡いだ歌詞中のフレーズを散りばめた、こだわりのジャケ写も楽しい。
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超☆社会的サンダル
漂☆流
天才ソングライター オニザワマシロ(Gt/Vo)の独創的な世界観に、身長180センチ、平均体重100キロの巨漢メンバーの強靭なサウンド。SNS全盛のZ世代の音楽シーンが生み出した超☆新星、超☆社会的サンダルの1stミニ・アルバムには、SNSで話題を集めた「可愛いユナちゃん」、先行配信シングルとしてリリースされた「魚を追いかけて」を含む全7曲が収録。小学生みたいなピュアさを持ち合わせたオニザワのワード・センスが光る、正直すぎる歌詞と純度の高い歌声、センス抜群のメロディ。めちゃくちゃキャッチーなのに、滲み出る恐怖と狂気を感じた「可愛いユナちゃん」を聴いてぶっ飛んだが、それに限らず、本作収録のひと筋縄ではいかない楽曲はどれも最高! ライヴハウスを騒がす、令和のサブカル・スターの爆誕です!!
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輪廻
自分にずっと恋して生きたい
3ピース・ガールズ・バンド 輪廻が届ける1stミニ・アルバム『自分にずっと恋して生きたい』は、タイトル通り"自己肯定"をコンセプトに据えた作品となった。本作にはナルシシズムに浸るバンドマンを皮肉ったロック・ナンバー「バンドマンきらいかも」をはじめ、かわいらしくキャッチーなメロディに乗せた自分讃歌「あいらぶみー」、歪んだベースがダウナーな雰囲気を漂わせる「actor」、3人でヴォーカルを取ったファスト・チューン「走れ!リンネ」など全6曲を収録。全編を通して自己愛を歌っているが、その筆致は大胆でありつつ繊細でポジティヴ一辺倒ではない。自己肯定の大切さを説く一方で、周囲への劣等感や苛立ちもストレートに描写。メンバー全員が20歳という現在の輪廻にしか鳴らせないリアリティに圧倒される。
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