Japanese
【Skream!×MUSE音楽院特別企画】 cinema staff特別講義
2014年05月号掲載
-ありがとうございます。ではあと時間的にも1問2問ぐらいです。
受講生:クロダと申します。19歳です、よろしくお願いします。曲が生まれるきっかけと、その生まれたアイデアをどうやって形にしてるのか伺いたいです。
三島:生まれるきっかけはものすごい色々なところですね。例えば本とか映画を見てそれにインスパイアされて、例えばこの主人公のことを書いてみたいなとか、最初は全部チャレンジ精神ですね。これを書いてみたらどういう風になるだろうとか、これを音に出してみたらどういう風になるだろうとかって思って。で、実際形にするとちょっとずつ違う方向になったり、別に最初は何も考えずにバンドで音を出していった時に例えば風景とか言葉が思い浮かんできて、じゃあそれのことを歌おうって時もあるし、出てくる瞬間ってのはバラバラですね。で、それを形にするのは......。すごい難しいですね、具体的にどうしてるっていうのがあまりないですね。やっぱりバンドの力を借りることになるので、cinema staffだと僕が提示したものに対して、みんながどう応えるかってのでちょっとずつメッセージというか着地点も変わってくることなので、すごく有機的なものだなとは思うので。すごく抽象的になって申し訳ないんだけど......。
飯田:まぁみんなで合わせていくなかでなんじゃない?ある程度三島が決まってるとこもあるし、もともとイメージしてたものっていうより、三島が弾いてそれにドラムとかが付いて、そこから言葉が乗ってくるのがcinema staffは多いのかな?
三島:それは多いかもしれないですね。もしかしたら最初キーワード的なものは自分の中にあって、やっぱやりながらちょっとずつ見えてきて言葉が出てくるって感じですね。
飯田:もともとガチガチに作って、それぞれに音源を聴かせるわけじゃないから、その流れで三島も素早く歌詞書けたり曲もできたりするから、ちょっと特殊なのかもしれない。けっこう雰囲気でどんどん出てくるのが多いかもしれない。言っちゃえば才能になっちゃのかもしれない(笑)。
三島:まぁでもスタンダードな形ではないかもしれないので、参考にはできない形かもしれないです。
飯田:でもまぁとりあえずやってみるだよね。
三島:うん、とりあえずスタジオ派というか。あんまり家で考えてても、正直めんどくさいですね、僕は。スタジオでバッとやりながら感覚的にやった方が良いのができることが多いです。
辻:ウチら煮詰まった時に "あのバンドみたいな曲作ろうぜ"って言いだして、作るパターンはよくあるよね。
飯田:そうだね。スタジオ出てDVDとかも見ながら、そのバンドのアーティスト名を曲名にして、じゃあこういう感じでやろうってね。
辻:パクリからね。
久野:パクリって言うとあれやけど(笑)。でもなんか憧れを持つというか、自分の中で憧れててそれの何をかっこいいと思ってるのかって部分をマネするってのは大事なんじゃないかなと思います。
三島:そうだね、それが大事かもしれないです。僕がこれがなんでやりたいのか、なんでこのフレーズをやりたいのかって言葉で説明するのがすごく下手くそで難しいんですけど、メンバーが意思を汲みとって"こういう感じ?"って提示してくれる時にそこを共有するのが早いのかなって思いますね。バンドでやるのならばですけどね。
辻:だから好きなバンドをみんな共有してるってのがウチのバンドの強いところかもしれないですよね。
三島:そう。だから感覚的なところでなんとなく方向性が分かるってのは僕らはあるかもしれないです。
-ありがとうございます。ではもうあと1問いきたいと思います。色んなものからインスパイアされて曲になることも多いと思うんですが、最後の方の質問でヨコヤマトモミさんから"休みの日の過ごし方、好きな女性のタイプなど、音楽と関係ないこともたくさん訊いてみたいです"とのことです。
三島:講座の何にも関係ないな(笑)。ヨコヤマめ(笑)。
久野:休みの日の過ごし方は僕はめちゃめちゃインドア派なんでずっと家にいますね。お家大好きなんで。家でずっとアニメを見たりとか、ひたすらボーっとしてたり、それかあとずっとTwitter見てるか(笑)。
飯田:それは休日じゃなくても見てるよね(笑)。
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