Japanese
Skream!×MUSE音楽院特別公開講座
2016年01月号掲載
メンバー:藤森 真一(Ba) 渡辺 拓郎(Dr) hozzy(Vo) 田中 ユウイチ(Gt)
インタビュアー:渡邉 徹也
ロックに特化した音楽媒体"Skream!"が、各方面で活躍する音楽業界のプロを育成する"MUSE音楽院"とタッグを組み定期開催する、 Skream!×MUSE音楽院公開講座。12月9日にニュー・シングル『魔法以上が宿ってゆく』をリリースする藍坊主を迎えて公開インタビューとして行われた今回は、表題曲の最速試聴会も交え、2人の作曲者と2人のアレンジャーという独自の手法を取る彼らの楽曲制作や今作について存分に語っていただいた。
-藍坊主は、インタビューを掲載させていただいたり、Skream!がプロデュースするライヴハウス下北沢LIVEHOLICでライヴをやっていただいたりと、様々な形でSkream!と接点はあるのですが、MUSE音楽院公開講座には初登場となります。今回ご出演の話を聞いたとき、どうでしたか?
-そうなんですよね! 在籍されてたとか。卒業したんですか?
藤森:卒業はしてなくて、僕、まだ在籍中なんです(笑)。(MUSE音楽院は)2年制なんですけど、1年だけ通って"休学させてくれ"と伝えたら、"じゃあいいよ"ってことで、その許可をもらったのがもう15年前ですね(笑)。
-なるほど(笑)。そして今日は公開インタビューなのですが講義という形なので、講師として戻って来られたと(笑)。
藤森:そう、だから今日はインタビュアーが約40人いるってイメージなんですよ。最後に質問コーナーがあるとのことなので、いろんな人がいろんなことを訊いてくれると思うんで、いつもと違う感じで楽しみだなと思います。
-ありがとうございます! 12月9日リリースのニュー・シングル『魔法以上が宿ってゆく』を中心に様々な質問をさせていただきます。まずは、このような形式で大人数に質問されることって今までありましたか?
田中:ないですね!なんかこの状況でいろいろ訊かれるって、イジメられてんのかなって感じですね(笑)。
藤森:なんだろうね(笑)。筆記用具とか持ってる人もいるもんね。
田中:本当だ! 何メモるんだよ、そこで!?
一同:(笑)
田中:でもいいんじゃないですか、普段のライヴみたいに、ワーって熱くなってMCするんじゃなくて、この冷静な状態で前を向いて喋ることってあんまり体験できないんで。
藤森:裸を見られてるぐらいの感覚だよね(笑)。
hozzy:あれだよね、拓郎が1番すごくソワソワしてるよね(笑)。
渡辺:やっぱりここにドラム置いてないと恐いですよね(笑)。
-バンドマンは楽器を持たずにお客さんの前に立つと緊張するってよく言いますよね。
hozzy:俺の気持ちがわかるだろ(笑)?
一同:(笑)
藤森:いつもそうだからね。
田中:てかhozzy緊張してたんだ(笑)。
-藍坊主は今年がバンド結成15周年という節目の年で、7枚目のオリジナル・アルバム『ココーノ』のリリース・ツアー"aobozu TOUR 2015 ~時計仕掛けのミシン~"から始まり、自主レーベル"Luno Records"の設立やライヴDVD『aobozu TOUR 2015 ~時計仕掛けのミシン~ at 渋谷公会堂』、シングル『降車ボタンを押さなかった』のリリース、東名阪での自主企画イベント開催など、非常にトピックが多い1年だったと思います。振り返ってみていかがでしたか?
hozzy:どうでしたか? 俺あっという間だったなぁ。
藤森:今年すごく長かったと思う。
田中:やることがたくさんあったからね。
藤森:『ココーノ』のリリース・ツアーがちょうど1年前だってのがね、よくわからない。2~3年前な感じがする。
hozzy:俺も1年半前ぐらいな気がするわ。
藤森:そうでしょ?
hozzy:1年では収まりきらないような。いろいろありましたね。
田中:1番でかいのは"Luno Records"を立ち上げたことだと思います。それまではメジャーの"TOY'S FACTORY"ってレーベルで、新曲を作るにしてもライヴを制作するにしてもイチから話し合うんですけど、そこで話し合うときに俺らが見ていたものと、"Luno Records"として俺たちが見るものが違うなって感じてて。みんなで抽象的なものを追い求めてるっていうメジャーにいたころのスタンスから、俺たち4人が手の届く範囲でできること、伝えられる人っていうのを具体的に、明確にしながらバンド全体のことを僕らが捉えるようになってきて。曲作りにしても顔が見えるっていう感覚で、それが身体に染みついたことがこの1年で1番大きいことかな。
渡辺:アルバムのツアーもそうだし、"Luno Records"を作るってのもそうだし、とにかく目の前にあることにずっと集中してました。あんまり余計なことを考えてる時間がなかったかな。あと、まだユウイチみたいに俯瞰で捉えるような状況ではないかな、俺は。
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