cinema staff 「萌えもemo」【第65回】

2023年02月号掲載

cinema staff 「萌えもemo」

あけましておめでとうございます。
Skream!コラム、なんと12年目に入りました。
なんとアルカラのコラムも次回で終わるというではありませんか。
引き際が大事ですか？どうですか？そろそろなんか本気で本になったりとかしませんか？需要ないか。

さて、2023年一発目ということで恒例の2022年最高だった酒場&音源5つあげるやつやります。

[酒場の部]

■ふくべ（宇都宮）

■香味（東京新橋）

■寿久（福岡）

■豚の味珍（横浜）

■かま田（徳島）

新橋には古き良き大衆酒場がたくさんありますが、この日はなんとなく台湾料理が食べたく寄った"香味"。
外観店内もガチャガチャしててらしくて好き、思い出したら台湾行きたい......
宇都宮の"ふくべ"はこのコラムでも紹介させていただきました。やはりやきとん、一番好きな食べ物です。この日はライブ前だったので少ししか食べられず、だったのでリベンジしたい、シロタレ、カシラタレ、ナンコツ塩、レバタレ......
福岡の"寿久"は博多駅近く、だいぶ老舗雰囲気最高、ここもセルフで冷蔵庫から取ってくるのと、注文するメニューがあるタイプのお店、"とじ玉子入り豆腐の煮付け"、ネーミングセンスも味もたまんなかったな。
横浜の"豚の味珍"、ここもやっと今年行けた名店、大将から丁寧に説明受け大量のからしと酢を溶かして酒が進みまくる最高の豚の珍味たちを味わう、一人だったので種類食べられずまた行っていろんなの食いたい。
徳島の"かま田"はこのコラムで紹介する感じのお店ではなかったのですが、年末徳島のライブで行ったときにずっとお世話になっているイベンターのお母さんと久々再会し（泊まらせてもらい）、連れていってもらった店で思い出も深すぎ、2022年を締めくくる最高の店でしたので入れました。
今年も良い酒場にたくさん出会いたい！

[音源（海外）の部]

Caroline
st

Superchunk
Wild Loneliness

Big Thief
Dragon New Warm Mountain I Believe in You

Pohgoh
du und ich

Horsegirl
Versions of Modern Performance

Bartees Strange
Farm to Table

OFF!
Free LSD

Red Hot Chili Peppers
Return of the Dream Canteen

5枚に収まり切りませんでした......
2022年もWindmill出身バンドの勢いは止まりませんでしたね。Sorry、Dry Cleaning、Black Country, New Road......その中でも僕は一番楽しみにしていたCarolineのアルバム、一番地味なように聴こえますが曲の細部の細部までアレンジ効いた楽曲、やはり素晴らしかったです。ちなみにDry Cleaningの新作アルバムはミックスが不思議すぎて理解が追いついてなかったのですが、来日観にいったら最高すぎて聴き直して納得している最中です。今年はCaroline来日してほしい。
2022年最初にリリースされていたので忘れがちですがベテランSuperchunkの新作ももちろん最高でした。
Big Thief、アルバムも来日公演も度肝抜かれました。
Horsegirlのデビューアルバムも衝撃でした、ノイジーさとポップさの絶妙なライン。
Pohgohは、復活して2019年には来日、それだけでは終わらず新譜リリースしてくれるっていう最高パターンですし、その音源がまた本当に良いんですから、また来てほしいですね。
Bartees Strangeの2ndは色々な音楽性がクロスオーバーしてる感じ、このバランスで仕上げられるのなかなかないでしょう。
ハードコア部門はBlack Flag、Circle JerksのKeith Morris率いるOFF!の新作、新しさ的なものはそこまで感じませんが、このやはり圧倒的説得力、さらに洗練されたモダンなハードコアサウンドへの変化は流石です。
レッチリは今月末、観に行きます。
今年も良い音源にたくさん出会いたい！

2022年は、cinema staffとしても野音でのワンマンをやれたりいろんな対バンでライブやれた一年、レーベルも2021年に引き続き、スプサマ、Forbear、Eupholks、CONGRATULATIONS、来来来チーム、FLUIDとたくさんの音源をリリースしました、今年もcinema staff、レーベルLIKE A FOOL RECORDSともに色々決まってます！皆さんの目に留まれば嬉しい！頑張っていきます今年も音楽さらに楽しみましょう！

cinema staff

2003年、辻友貴（Gt）、飯田瑞規（Vo/Gt）、三島想平（Ba）で前身バンドを結成。2006年に久野洋平（Dr）が加入し、現在の編成となる。2008年、残響recordより1stミニ・アルバムをリリースし、2012年にメジャー・デビュー。オルタナティヴ、エモ、ポスト・ロックに影響を受けたセンス溢れるポップなメロディと、対照的な直情的で衝動性の強い攻撃性を持ち合わせたギター・ロック・バンドとして人気を高めている。2014年にZepp DiverCity(TOKYO)にて単独公演を開催。2019年には初のベスト・アルバムを発売。2021年には4年ぶりのフル・アルバム『海底より愛をこめて』をリリース。2022年10月、5年ぶりの日比谷公園大音楽堂ワンマンを実施した。同月新曲「flugel」を配信。2023年1月にヒトリエとのスプリット・ツアーを開催した。春には単独公演や主催フェス"OOPARTS 2023"を行う。

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