cinema staff 「萌えもemo」【第63回】

COLUMN

今年も夏が終わりました。
夏っぽいことは今年も特にしてないけど沢山日光に当たって美味しいビールを飲みまくったいつもの夏でした。
バンドではお呼ばれライブが沢山ありつつも、僕らのコロナの影響でキャンセルもいくつか、その際はご迷惑おかけしました......
その中で先日もシネマ、さらに最近サポートしてるpollyと連チャンで宇都宮でライブする機会がありました。
宇都宮といえば、ツアー初心者時期はやはり餃子の店を探索、その後焼きそばも有名なんだと知り焼きそば屋を探索、最近はディープな酒場スポットを探索、宇都宮の商店街は本当に興味深いです。
先日は宇都宮のディープゾーンにある有名焼きとん屋"ふくべ"に初めて訪問しました。
平日17時オープン直後ながら既に常連さん達で賑わってました。
とりあえずチューハイ（キンミヤ）に名物もつ煮込み（小）、やきとんはカシラとシロをタレで注文。お通しのたくあん、煮込みは里芋も入っていたりネギプラスにらも嬉しい、やきとんのちょい甘めタレも最高。
チューハイをおかわりしもっと食べたいのを我慢しつつ今回はサクッと。
家族経営？にしかできないオペレーションもやはりグッド、人気店なのも納得、良いライブできましたありがとうございます"ふくべ"。

さて、今回の音源紹介ですが......私のレーベルLIKE A FOOL RECORDSから先日9/21にリリースした京都の重鎮FLUIDの10年ぶりとなる4thアルバムを。
8月にこちらもうちから初音源10インチをリリースしたCONGRATULATIONSのメンバーも在籍のFLUID、サウンド的には反復する硬質で鋭いフレーズ、冷たくダンサンブルなビートで徐々にトリップ、Black Dice等のインダストリアルなポストパンク～Four Hundred Years、Lungfish等ポストハードコアサウンドを行き来、コントラストの効いたツインヴォーカルの妙、独特で危険な言葉遊びが刺さります。
近年のサウスロンドンシーンともリンクしちゃうんじゃないですかね。
FLUID過去作品はUK.PROJECT、GYUUNE CASSETTE、Less than TVという並び、光栄すぎます。
自分のこれまでのレーベルのラインナップを見返すと本当幸せな気持ちになります、みんなオリジナルで独特のサウンド、リリースできて嬉しいです。ありがたや。
バンドもレーベルもレコ屋も飲み屋も全部楽しい、人生好きに生きていきます。
あ、これが投稿されるさらに涼しくなった時期、10/8に私のバンドcinema staffは日比谷の野音で5年ぶり2回目のライブ、今年はここに向けて動いてきた感がありますので集大成なライブをしたいと思っております。来られる皆様、楽しんでくださいまし。

cinema staff

2003年、辻友貴（Gt）、飯田瑞規（Vo/Gt）、三島想平（Ba）で前身バンドを結成。2006年に久野洋平（Dr）が加入し、現在の編成となる。2008年、残響recordより1stミニ・アルバムをリリースし、2012年にメジャー・デビュー。オルタナティヴ、エモ、ポスト・ロックに影響を受けたセンス溢れるポップなメロディと、対照的な直情的で衝動性の強い攻撃性を持ち合わせたギター・ロック・バンドとして人気を高めている。2014年にZepp DiverCity(TOKYO)、2017年に日比谷野外大音楽堂にて単独公演を開催。2019年には初のベスト・アルバムを発表。2021年11月には4年ぶりのフル・アルバム『海底より愛をこめて』をリリースした。2022年10月8日に5年ぶりとなる日比谷野音ワンマン"two strike to(2) night～因縁の日比谷編～"を行う。

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