Japanese
ぜんぶ君のせいだ。× Skream! × バイトル
2019年03月号掲載
Member:如月愛海 ましろ 一十三四 咎憐无
Interviewer:吉羽 さおり Photo by 石崎祥子
ぜんぶ君のせいだ。 × Skream! × バイトル
キャンペーン情報
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-それでは、ましろさんはどうですか?
ましろ:ぼくもめーちゃんと一緒で早く自立をしたかったというか、音楽がやりたくて実家を出ていたのでバイトをいっぱいしてました。でも、その当時から髪の色が明るかったんです。だから、コンビニとかチェーン店とかは結構ダメじゃないですか。なのでテレアポの仕事を何年もやってました。
如月愛海:信じられなくないですか? ましろのTwitter見たことあります? 絶対テレアポをしていたなんてわからないと思う(笑)。
ましろ:そういう仕事しかなかったからね。あとは表には出ない軽作業もやったことがあります。割引シールを貼るとかペットボトルに景品をつけるとか。でもテレアポはすごく時給がいいんですよ。そのうえ、こういう髪色でも大丈夫だから、いろんなところでテレアポをやってましたね。意外だと思われますけど(笑)。
-テレアポでは、お客さん対応や、いろんな状況に対応できるスキルは学べそうですが、そのぶんとにかく大変そうですよね。
ましろ:最初入ったときはバイトの先輩から"心ないことを言われることもあるけど、あまり気にしないでね"って言われていたので、覚悟はしていたんです。実際に知らない人に怒鳴られるだけとかもあるし、疲れたサラリーマンがずっと自分の近況を話してくるとかもあるんですよ。そういうやりとりをしていたから受け答えがうまくなっちゃって。大きな会社だとマニュアルがあって、それどおりに進めていくんですけど、小さなところだとマニュアルどおりにはいかなくて、変わったお客さんも多かったんですよね。あとはそういう仕事をしたからこそ、自分でお店に電話をかけるときにすごく丁寧に話をできるようになりました。受け手の気持ちを考えて喋るようになって。
如月愛海:ぜん君。でご飯に行くためのお店を予約するとき、だいたい私か社長かましろがお店を探して電話するんですけど、ましろはすごく丁寧。
ましろ:電話でキャラ変わる人みたいなね(笑)。そうなっちゃうんですよ。
-バイトでの経験が役立ってますね。
ましろ:役立ってますね。電話なので実際に目の前にお客さんがいるわけではないですけど、接客業に変わりないので。人とのコミュニケーションが上手になれるなって思います。世間話でも怒られても冷静にうまく返すっていう、人とのコミュニケーションを培ってましたね。それがぜん君。をしていて役立っているかと聞かれるとわからないですけど。
如月愛海:役立ってるんじゃない?
-派遣や登録のバイトなどはどうですか?
如月愛海:そういうのもやってました。とにかく仕事がしたかったから、いろんなところに登録してましたね(笑)。そういうのでウエディングのバイトにも行ったことがあります。
ましろ:ウエディングはないけど、2次会のパーティーの仕事はあったな。ちゃんとパンプスを履いて行くような仕事で。派遣って自分の空いた時間にできて楽かなって思ったんですけど、ぼくが登録したところがゆるかったのか、直近で"この日いけますか?"っていう連絡が来たりすることも多くて、そうなるとなかなか予定も合わないから、あまり続かなかったですね。
如月愛海:そういえば一度ゆるい感じのバイトをしたことがありました。おじいちゃんが趣味でやっているカフェみたいなところで、オーナーのおじいちゃんが飲みにくるくらいで、お客さんがひとりも来ないことも多くて(笑)、暇すぎて耐えられなくて2ヶ月くらいで辞めちゃいました。"何やっていてもいいよ。勉強したかったら勉強しててもいいし、雑誌読んでいてもいいし"って言われたんですけど、そういうのがすごく苦手なんです。
一十三四:えぇー、パラダイスじゃん!
咎憐无:ねぇ?
如月愛海:拘束された時間でそういうことができないんですよね。そのとき、自分は暇なのはダメなんだなって思った。時間が潰せない。
ましろ:時間を潰すのに罪悪感を覚えそうだね。
如月愛海:そうなの。だってそれでお金貰ってるんだよ? っていう。
ましろ:ふたり(一十三四、咎憐无)はそうでもないって顔してるけど(笑)。
一十三四:私はさっきの話じゃないけど、忙しいとかクレームの対応するとかが本当に無理で。一度お客さんに出したお肉の中が赤いって言われたことがあったんですけど、でもそういうものだから"そういうものです"って言っちゃって、余計にお客さんがイラついちゃったことがありました(笑)。
ましろ:"そういうものです"って(笑)。
一十三四:だから本当に、このふたり(如月愛海、ましろ)と一緒のバイト先では働けないだろうなっていうのはあるかな。
如月愛海:今はこうやって、うまいこと4人でバランスが取れてるけどね(笑)。
-一十三四さんはそのレストランのバイトだけですよね。こういうバイトをやってみたかったなっていうのはありますか?
一十三四:子供がすごく好きなので保育園の先生とかはやってみたいなって思いますね。おじいちゃん、おばあちゃんも好きなので介護の仕事もいいかもしれないな。
-そういうふうに誰かの面倒を見たり、お世話をしたりするのは好きなんですね。
一十三四:そういうのだったら好きだからイラつかないと思うんです。
-咎憐无さんは何かやってみたかった仕事はありますか?
咎憐无:焼肉屋さんが一番やりたかったからなぁ。
一十三四:でもお洋服とか好きじゃない?
咎憐无:アパレルはやってみたかったですね。焼肉屋さんで接客業をやるうちに接客に向いてるんだなって気づいて。服が好きだったから好きなブランドで働いてみたかったなと思います。アパレルの店員さんって人気が出てお客さんと一緒に写真撮ったり、ちやほやされたりすることもあるじゃないですか。そうやってちやほやされてみたかったなって。好きなブランドの服をいつも着れるのもいいなと思うし。でもやりませんでした。
ましろ:その前にぜん君。に出会っちゃったからね(笑)。
-では、いろんなバイト経験をしてきたみなさんから、夢を追い掛けながらアルバイトをしている人へのメッセージをお願いします。
ましろ:働いていると大変なことやイヤになることもたくさんあると思うんですけど、自分の生活のためにバイトをするわけじゃないですか。自分の人生が良くなるようなバイトができたらいいなと思うんです。自分の人生が豊かになって幸せになるようなものを見つけて、働いて自分のためになるようなバイトに出会えたらいいなって。
咎憐无:もしご飯屋さんでバイトをするなら、まかないがおいしいところがオススメ!
一十三四:あとはバイトで疲れたらぜん君。の曲を聴くといいよ、ですね。
ましろ:がめついねぇ。
一十三四:アルバイトって働くという中でも気軽にできることだと思うんです。もちろん働くうえでは責任もあるけど、気軽にできるから、きっと"楽しさとかモチベーションがどこにあるんだろう?"って感じる人もいるんじゃないかな。そのモチベーションをぜん君。に求めてくれたら、ね?
ましろ:頑張れる理由になるよっていうことだね。
一十三四:そしたらもちろん私たちもその思いはガッチリと受け止めるので。
如月愛海:これまでたくさんバイトをして、すべてが身になったかというとそういうわけじゃないけど、ぜん君。に入ってからいろんなことをできるようになったし、バイトを経験してるぶん怖くなくなったことは多かったんです。人と喋ることも怖くなくなったし。だからひとつの経験として、バイトを選ぶときに、今の自分にないものを選んでみるのもいいんじゃないかなって思います。
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