DISC REVIEW
Japanese
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ぜんぶ君のせいだ。
僕喰賜君ノ全ヲ
情緒不安的気味に揺れ動く、ジェットコースター的な感情そのままに、くるくると展開するカラフルなロックを、引っ込み思案で、誇大妄想な、厄介な心の内をポップに響かせてしまうタイトル曲「僕喰賜君ノ全ヲ」。内省的な自分とそんな自分自身を客観視するシニカルさも持ったTrack.2「痛カルマバ○ス」。そして、アグレッシヴなビートと分厚いギター・サウンドで思春期から大人へと変わりゆく成長痛を歌うTrack.3「拝啓、おとなグラム」と、共に気持ちと想像ばかりが肥大していってしまうような、人生の青い時期が歌われる。この感情過多で、うーんと頭を抱える感じは、あるあるな状況なのではないだろうか。根っこに渦巻くものはヘヴィだけれども、それをとてもファンシーにラッピングして手渡してくれるのが、ぜんぶ君のせいだ。だ。
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