0.8 秒と衝撃。 塔山忠臣 の「アホボケカスは俺か？」【第22回】

0.8 秒と衝撃。塔山忠臣の「アホボケカスは俺か？」【第22回】

2014年04月号掲載

0.8秒と衝撃。

散文。
最近は毎日、早朝からアルバイトに行って昼過ぎには帰宅、だいたい１４時か１５時ぐらいから、自宅のベッド上に安物の機材を広げ、ガチャガチャとセッティングを始める。作曲というのは、初めなかなか作業のリズムがノッてこなかったりする。なので、僕は極力、前日の作業で『これは簡単に出来るな、楽しんで終わらせられるな♪』という部分を必ず残し、次の日の立ち上がりに比較的楽しく出来るその作業をサクサクッとやって、その日の勢いをつけるコトに使っている。作曲中、食事は朝からバイトなのと肉体系の仕事やし、一日の始めからしっかりと食べるようにしている。朝は白米が食べたい派なのだけど、独身の弱みで比較的簡単にコンビニで、サンドウィッチや珈琲を買って済ましてしまう。昼は食べない。というか、食べれない。僕は体質的にハラが膨れてしまうとすぐに強烈な眠気に襲われる。作曲どころではなくなってしまう。なので少しばかりハラは減り辛いが、音楽が作れなくなるのはもっと辛いので、昼間は集中して作業を続け、しっかり終わらせてから、夜ご飯を自分で作り食べるのです。といってもこの季節は鍋ばかり。毎日、鍋。鍋。鍋。
キムチ鍋に餃子を入れてみたり、トマト鍋や豆乳鍋をしてみたり。具材はもっぱら豚バラ、豆腐、もやし、キャベツ、キノコなどをたくさん放り込んだら、バカでかい土鍋でグツグツと煮込む。それと同時進行で、五合炊きのおかまで白米を炊きまくり、その両方がだいたい同じぐらいの間隔で出来上がるので、まずはその日の晩飯ぶんを食べ食べし、大量に残ったストックを冷凍用の容器に白米、お鍋とそれぞれに分け、冷凍保存するというワケです。はい。アルバイト先でヒトには会うがそんなに社交的な職場ではナイのでそれを考えると、作曲中はヒトとあまり会わない。進んで自分から会いにいくタイプでもナイので、なおさら作曲期間中は、独自の精神世界に入る。ただ、その間もメンバーやスタッフのこと、何よりLIVEで見るハチゲキッズたちの顔を思い浮かべる。作曲していても、『ああ、みんなこれ、ビックリするやろうな～☆』そんな感じで日夜、みんなをワクワクさせるような新しい刺激的な音を探し、実験してるねん。
僕の最近の作曲は毎日コツコツ！というよりは少しニュアンスが違って
『毎日、少しずつ♪』てヤツ。
必ず作業機材前には毎日座るようにしていて、どれだけバイトで遅くなろうとも、疲れて眠くてドーンと眠ってしまいたくなったとしても、機材の電源を入れる、毎日一歩ずつでも、あきらめずに歩を進めるようにしているんです。はい。
以前みたいに、週末なんかにガツっと一日中やりまくるとかのパターンではなく、常に音楽を自分の生活の中心に置くというか、それが今は直接的な生活のための収入の糧にはなっていない、まあわかりやすく単純に、
音楽でメシは食えていないとすれど、僕にはそれが自分の生活の生きる、
ド真ん中になっているんです。
今はそんなカンジ。
もともと僕にとって何か口にはしにくいような、ブチまけたくなるような、強くあたたかい感覚、
なぜ。。。？？？
というような、世の中に溢れた
たくさん物事に対する、疑問や感情などを、自分で持っているだけでは潰されそうになり、それこそつまらない、何も起こさないけど、何も起こりもしないような人生になってしまう強烈な不安感などを、唯一、僕は作曲したり、メンバーや大好きなハチゲキッズのみんなとLIVEしてる時が、
何故か1番の、
1番の弱い自分と戦う、
戦えるものなんです。というか、
このBANDに出会い、皆と出会い
そうなったんです。
だからこれから続く作曲ロード、
しいては、
0.8秒と衝撃。の歴史を彩るにふさわしい楽曲を、
誰よりも
この自分が1番楽しみながら
『毎日、少しずつ。』を続ける、
バイトも作曲も、
めっちゃメチャに
がんばる所存でございます☆☆☆
ありがとう。

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