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COLUMN

0.8 秒と衝撃。 塔山忠臣 の「アホボケカスは俺か?」【第20回】

2013年12月号掲載

0.8 秒と衝撃。 塔山忠臣 の「アホボケカスは俺か?」【第20回】

塔山忠臣が自ら解説!アルバム「NEW GERMAN WAVE4」を紐解く刺激を受けたアルバム群!

【Mad Drumming1】
今回のアルバムで1番最初に書いた曲。日本的な歌メロ重視のキャッチーではなく、リズムに対しての歌や声の乗せ方、掛け合いのカマせ方によって独特のポップネスを追求してみた曲。

■刺激を受けたアルバム
PUBLIC ENEMY
『FEAR OF A BLACK PLANET』


【Mad Drumming3】
新しくビンテージのシーケンサーを手に入れた時に『どんな機能があるんかな〜★』と色々イジくって遊んでたら、ギターもリズムみたいに打ち込めるモードがあったから自分の好きなカンジでギター音色を太鼓みたいに叩いてみたら、たまたま出来てしまったリフ!!!それが曲全編に渡って暴れ倒している。サイケなサビシンセや、うねりながらピコピコする曲中のシンセベースも聴きドコロ♪

■刺激を受けたアルバム
underworld
『Everything, Everything: Underworld Live』


【Mad Drumming6】
J.M.女史の声をメインボーカルにしよう。サビは英詞にしてみよう。をまずテーマに据えて作った曲。初めのアレンジは良い意味でもう少し下品でトランシーな感じだったのですが、やはり僕の大好きなクラシック、バロック音楽の『泣き。』のカンジに近づけようと思考錯誤しました。各サビ後半部のベースフレーズがそれを1番、感じさせます。

■刺激を受けたアルバム
NEW ORDER
『SUBSTANCE』



    
【Mad Drumming5】
何故か僕は土曜の朝バイト中に曲のアイディアが思い浮かぶコトが多いんやけど、この曲も例外なくそのパターンで生まれた曲。シンプル極まりないが誰もが興奮出来る要素を含んでる。ロックンロールのようでキチンとDANCEの要素を含ませて★ ボウイとイーノのアルバム的な蜜月時代で言うなら、、、ヒーローズかな。

■刺激を受けたアルバム
OASIS
『The Masterplan』


【FLoWeR】
僕が自分のボロいテープレコーダーで、完全に自宅だけで仕上げたデモテープ。最後に昔のヴィンテージのアナログ機器のあるスタジオへ行き、その機材に音源を通し低音をふくよかにしたり、あたたかいアナログの太さ ローファイな感じを作り上げた贅沢な アコースティックデモテープです★

■刺激を受けたアルバム
The Smiths
『Hatful Of Hollow』


【Mad Drumming7】
マッドシリーズの中では1番最後に作った曲。イントロにはシーケンサーで制作したシンセノイズ類をたらふく鳴らしてある。電子パンクにサビはオールディーな日本のメロディーで、懐かしさと宇宙を同居させて踊らせた曲。J.M.のお気に入り。

■刺激を受けたアルバム
Emerson, Lake & Palmer
『恐怖の頭脳改革』


【Mad Drumming4】
変調した声(以下コロ助)と、僕と、J.M.の三人ボーカル体制。コロ助はその都度、Jさんがやったり僕の声を使ったりで作業は楽しかったなぁ♪LIVE用にメンバーみんなと音合わせした時に個人的に1番鳥肌が立った曲。暴れるしかナイでしょ??★これ?みたいな。繰り返される反復ビートに感覚がだんだん解き放たれてゆく。暴力版!帰ってきたヨッパライ。

■刺激を受けたアルバム
ザ・フォーク・クルセダーズ
『紀元貳阡年』


【Mad Drumming2】
とにかくラウドでしかも急にそれと対比するようにスピード感が飛び込んでくるような曲にしたかった。いわば、プロディジーとアークティックモンキーズが結婚してヘヴィな子が生まれたような。そこにピクシーズみたいに男女のボーカルが可愛くチカラ強く、ガッツポーズ出来れば幸せさ...★

■刺激を受けたアルバム
The Prodigy
『Music for the Jilted Generation』


【UKuLeLe HiBisQs】
初J.M.さんアレンジの珠玉のサイケデリックバラード。ミックス作業2回、マスタリング作業3回もやり直したJ.M.さんのこだわりがつまりまくったある意味、大作ですわ♪彼女のやり切ろうとするパワーは素敵でしたな★ 今では僕も大好きな作品です、 ありがとう。自分の心の中を、旅するような曲★★★

■刺激を受けたアルバム
Syd Barrett
『The Madcap Laughs』


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