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INTERVIEW

Japanese

KEYTALK

2014年05月号掲載

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Member:小野 武正 (Gt/MC/Cho) 首藤 義勝 (Vo/Ba) 寺中 友将 (Vo/Gt) 八木 優樹 (Dr/Cho)

Interviewer:石角 友香

-トータルで何曲あったんですか?

小野:33とか。1回、プリプロ録って、歌も入れて、そこから選ぶ感じだったんですけど。

首藤:アルバムも録ってもらってる、いつもお世話になってるプロデューサーの田上さんとエンジニアの及川さんにプリプロも録ってもらったんで、ある程度、完成の音が想定しやすいっていうのもあったし。1回形にして客観的にどれがいいのか聴いてみたかったんです。

-そこまでやるのがKEYTALKらしいですね。

小野:しかも2日間だったんで(笑)。

-2日で33曲(笑)? ライヴも制作の態度もめちゃめちゃドM。まぁライヴではお客さんにはドSかもしれませんが。

一同:ハハハ!

首藤:言われてみたらそうかも(笑)。でも、プリプロやって踏ん切りもつきましたね。たぶん33曲中、半分ぐらいが僕の曲だったんですけど、その分もれた曲も相当あって。ただ、ここまでやったんだったらしょうがないというか、選ばれた曲はどんどん育てていこう、みたいなすごいポジティヴな気持ちに切り替えられて、アルバムにも集中できたし、結果、自信持って届けられるものができたと思うんで、そのドM期間があってよかったって思います。

-『コースター』のインタビューのとき、首藤さんがバックボーンにサザンオールスターズがあるって言ってましたけど、サザンの「勝手にシンドバッド」って相当変な曲じゃないですか?

首藤:相当、変ですね。

-でも、その話を思い出したぐらい、相当、今回変ですよ。

首藤:"変"はうれしいっす(笑)。

-それまで変とされてたものをツボに変える曲の破壊力が増してるなぁと思って。

首藤:ありがとうございます。

-では、曲ごとに聞いていきたいんですけど1曲目の「バミューダアンドロメダ」でいきなり音圧が厚くなった印象で。

首藤:そうですね。全体もそうですし、特に「バミューダアンドロメダ」はいちばん圧が強くて、幕開けにふさわしい曲だなと。

-でもBメロがさっそく気持ち悪い(笑)。

首藤:この曲は気持ち悪いですよね。

-でもキャッチーなんだ!っていう執念を感じます。

首藤:今までもっと"KEYTALKの曲なんだから"って制限をかけて作ってたんですけど、それが徐々に自分の思い通りの気持ちいいものを作れるようになってきたかもしれないですね。