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INTERVIEW

Japanese

MASH BROWN

 

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Member:田中 健太(Vo/Gt) 小田 翔武(Gt/Cho) ちゃそ(Key)

Interviewer:稲垣 遥

-どの曲もサウンドがポップでキラキラしているから明るい印象があるんですけど、「Marching」の"やれることやらず悩んでるよ"とか、「2E」の"どうであれ 救えない"とか、そういう悶々としている部分も歌詞に出ていたりして。曲とのギャップが面白いなと。

小田:歌詞は全面的に叫んでいるような感じが出ているかなと。健太はどちらかと言うと明るくはないんで。ポジティヴかネガティヴかで言うと、ポジティヴではない。属性を光か闇かで言うなら、光ではない。そういう部分が歌詞になって、それに打ち勝つかのような感じを。

田中:あぁ、一番いい状態やな。

-素直に書いたら、悩んだり悶々としたりした部分が出てしまうんでしょうか?

田中:いや、素直に書いている自信はないです。自分はストレートに書くというのはわかっているんで、あんまりそこが強すぎないようにしようと思って書いているんですけど、それでも出てるんやね。

-だからいわゆるポップというかイケている感じの人だけではなくて、ちょっと悩んでいる人にも届くような曲になるのかなと思います。楽曲を歌詞に合わせていこうと思うことはありますか?

ちゃそ:歌詞は最後につくので、あまりないですね。前のバンドで何曲か翔武が書いている歌詞があったんですけど、MASH BROWNになってからは健太だけが書いていて、ふたりが書いている歌詞は全然ちゃうなという印象があります。やっぱ書く人によって全然変わってくるのは面白いなと思って見ていました(笑)。

小田:ライヴに関しては楽曲のイメージに寄せている感じで、ライヴというよりもショーとかエンターテイメントみたいなのができたらなと思います。

-話が変わるんですが、今回もともとインタビューさせていただくきっかけとして"GIANT LEAP"第3回優秀アーティストに選ばれたことがありますが、選出されたことに対してはどのような感想を持ちましたか?

田中:嬉しかったな。

小田:素直に嬉しい。"やったー!"という感じでしたね。聞いたときは。毎月(候補が)ピックアップされて、その中から選ばれたり、選ばれたらFM802にゲスト出演させてもらったり、曲を流してもらったりという話は聞いていて。FM802がすごい好きなので、この間出演させてもらったんですけど、すごく楽しかったです。また出たいですね。

-FM802は関西人にとっては馴染みがありますよね。

小田:そうですね。嬉しかったです。影響デカいですよね。

ちゃそ:初出演。

田中:また出たいなって。頑張ろうと思います。

-もともとMASH BROWNは曲をホームページからダウンロードできるようにされていて、それとは別に配信代行サービス"BIG UP!"にも登録されていると思うんですけど、自分たちで登録して使っているんですか?

小田:はい。よりいろんな人に届けたいので、使わせてもらっています。

-そういう配信代行サービスに対してどう思っているのか聞かせていただけますか?

小田:めちゃめちゃいいですね。いろんなサービスがあるなかで、"BIG UP!"は何パターンか選べますけど、登録料が必要なくて、分配がそのぶんちょっと少なくなるプランもあるとうかがったので。メジャーのめちゃくちゃ売れているレーベルとかならあれですけど、インディーズでやっていると、登録料がかからないのはいいなぁと。敷居が低くなって、誰でも気軽に簡単に配信しやすいのはいいなと思います。

-今後このインタビューなどを読んで、これから使ってみようという方がいると思うんですけど、そういった読者にメッセージやアドバイスはありますか?

小田:いろいろ聴いて何かいいのがあればYouTubeとかで聴いたり、ライヴで聴いたりしてみてほしいですね。新しい音楽を発掘してくれると嬉しい。

ちゃそ:しかも登録料がかからんとなったら、いろんな人がより配信すると思うんで、もしかしたら今後めちゃくちゃ売れるバンドを先に聴けるので。売れる前に知ってるという。

-そうですね。また別の話ですが、田中さんがTwitterでされている"サビだけ投稿"は、そもそもどういう経緯で始められたんですか?

田中:えっ、見てくれてるんですか! 毎日音楽関係のツイートを更新するというのと、何かやり遂げるというのと、あと自分のギター練習も込みで、やったらいいんちゃうか? とやり始めました。

-反響はありますか?

田中:反響は、ないですね。

一同:(笑)

小田:いや、あるよ(笑)。結構みんな聴いてるで。よくバンドマンとかに言われるし。まぁ徐々に広がればいいと思います。どんどんギターとか上手くなってるしな。

田中:上手なってんのかな? アルペジオが指で弾けないんですけど、それも練習がてら。

-人の曲をやることで、自分で思いつかないようなことにも気づけますもんね。

田中:そうですね。それはありますね。

-YouTubeにカバーの動画もアップされていて、あれも"こういうことができるんだよ"というのを見せる意味でやっているんですか?

田中:なんでもやろかな、みたいな(笑)。またやりたいな。

小田:定期的に投稿していこうと思っていたんですけど、やってないな。(笑)。

田中:ライヴもやし、定期的にはいろいろやらなあかんな。

ちゃそ:あれ、第2弾で宇多田ヒカルさんの「First Love」をやろうとなったんですけど、いつの間にか自然消滅した(笑)。ピアノを弾いて"よし。これにギターとベースをつけて"とふたりに送ったんですけど、そこから何も返って来ず。ピアノだけ作ったみたいになりました。

-第2弾もぜひ聴きたいです。

小田:そうですね。またちょっといい感じに録り直して。俺ん家で録ったらいいんかな?

ちゃそ:ほんまやな。最近引っ越して、広くてオシャレな感じの部屋になったし、全然録れるやん。2019年からまたやろう。

-楽しみにしています。では最後にSkream!読者へのメッセージを聞かせてください。

小田:いい曲やっているんで"売れる前から知ってたよ"を先駆けて僕らでやってください。

田中:聴いてほしいね、とりあえず。それだけです。

小田:じゃあ1年半前に聞いてもらって、そのときもたぶんちゃそが答えたので、1年半ぶりに。今後の一番近い目標はなんですか?

ちゃそ:......メジャー・デビュー達成じゃない?

-ですね(笑)! ありがとうございました。