Japanese
嘘とカメレオン × Shiggy Jr. × ニガミ17才 × Lenny code fiction
嘘とカメレオン:チャム(.△)(Vo)
Shiggy Jr.:池田 智子(Vo)
ニガミ17才:平沢 あくび(Syn)
Lenny code fiction:片桐 航(Vo/Gt)
インタビュアー:石角 友香 Photo by RIO NAKAMURA
-Lenny code fictionは音楽的に一番遠いところにいそうですけど、バンド的な共通項を探っていきましょうか。
片桐:そうですね。今のところ全然わかんないです(笑)。さっき"(お客さんとの)距離が近い"って言ってましたけど、僕らは逆で最終的には手の届かない存在になりたいというか。そこも全然違うなと思って。こんにゃくも買わないし、ラインストーンもつけられないんで(笑)。
-でもバンド初期はメンバーでやらないといけないこともあったんじゃないですか?
片桐:あぁ、ありましたね。アー写とかも自分らで撮影するとか、いろいろありました。そのころは自分らで道具を揃えたりもしてましたけど。ステージでは手が届かない存在感を持ちたいんですけど、楽屋とかではただの変な奴ら。全然構えてないので仲良くしてください(笑)。
-じゃあ"うちのバンドではこれは絶対できない"ということは?
平沢:私から見るとShiggy Jr.はポップ! 私たちも結構、ポップを目指してビデオも作ってるはずなんですが、ポップじゃないと結構言われてしまいがちで。正直(Shiggy Jr.は)白いんですよね、色が。自分たちのビデオを見返してみると"地下が明るい"みたいな。その地上感といいますか、そこの感じってどうやったら出るんだろうな? と思いながら昨日は過ごしてました。自分達にまだ出せてないところだなと思ったんで。
片桐:そうですよね。Shiggy Jr.さんが俺の中で一番ポップ感――光ってるというか、キラキラしてて。僕らも最初、ポップ感ないなって困っていたんです。でも開かれた感はあると思って、最新のミュージック・ビデオ(2018年8月リリースの4thシングル表題曲「Make my story」)は外で撮ったんですよ。
平沢:めっちゃ広いなと思いました。
片桐:"ポップ感欲しい=外、よしOK!"みたいな感じで決めたんで(笑)。大きいところを目指したいからスタジアムを借りて。
池田:すごい似合ってますよね。今の時点でだし、みなさんの存在もだし、あの空間が余ってる感じがしなくて。それはすごいなと思いました。
片桐:ありがとうございます。びっくりするぐらい広かったです(笑)。
平沢:借りたんですか? スタジアム。
片桐:貸切で、真ん中に立たされて。これはさすがに緊張するなと思ったんですけど、監督のおかげでなんとかなりました。
平沢:照明代が気になりました(笑)。結構ですよね?
片桐:でしょうね。すごい量の照明を使ったんで。ところで、男女で喧嘩とかないんですか(笑)?
池田:する! (ニガミ17才は)どっちからふっかけるんですか(笑)?
平沢:私と岩さんがドラムの小銭に切れるパターンがほとんど。音楽の表現、演奏面もありますし、その他はすごく天然で、ドラムの小銭さんがいろいろやらかすので、それを毎回怒るなり、もう数え出したらキリがない(笑)。なんですかね、必要悪と言いますか。
片桐:だから空気が和むみたいな?
平沢:そうです。だいたいそういう感じです。
チャム(.△):私たちは揉めたことなくって。みんな気性は穏やかなんですよ。なんかおばあちゃんっ子みたいな感じだから、ほんとにみんなでいるとおばあちゃん家の縁側にいるみたいな空気感が(笑)。MVを見て知ってくださってる方とかは、ちょっと個性が強いし、(メンバー同士)ぶつかりそうと思われるんですけど、全然喧嘩することなくて。だからツアー先でも24時間ずっと一緒みたいな。
片桐:すごいっすね(笑)。僕、女性とバンド組んだことがなくて。男性側がめっちゃ気遣うんかな、そんなこともない?
チャム(.△):私が男の子と同じように扱ってほしいタイプなんですよ。だから機材とかも"(運ばなくて)いいよ"とか言われると"いや、運ぶし"みたいになっちゃう。
平沢:そんなこと言ってくれるんですか!? うちは私と岩さんで機材詰め込みすることもあります。小銭どこ行ったんだろうと思ったら、"すまん! スーパーで肉買ってた!"とか(笑)。
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