Japanese
2019.07.20
"MURO FESTIVAL 2019"
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"MURO FESTIVAL 2019"
7月20日(土)幕張海浜公園Gブロック特設会場
OPEN 10:00 / START 11:30
出演:AJISAI / 秋山黄色 / BAN'S ENCOUNTER / Bentham / Brian the Sun / CHERRY NADE 169 / CIVILIAN / climbgrow / グッドモーニングアメリカ / GOOD ON THE REEL / Halo at 四畳半 / ハンブレッダーズ / Ivy to Fraudulent Game / kobore / KOTORI / LACCO TOWER / LAMP IN TERREN / ラックライフ / MAGIC OF LiFE / 魔法少女になり隊 / mol-74 / 大平伸正 / PELICAN FANCLUB / ReVision of Sence / Rhythmic Toy World / SHE'S / SpecialThanks / The Cheserasera / The Floor / the quiet room / 2 / Unblock / 忘れらんねえよ柴田とLEGO BIG MORLヒロキの ミラクルアコースティックユニット『タカヒロキ』 / WEAVER / WOMCADOLE / POETASTER / フクザワ
■タイムテーブル
[チケット]
1日券:前売 ¥6,500 / 当日 ¥7,500
2日通し券:¥10,000
※ドリンク代 各日¥500別途要
VENUE INFORMATION
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Halo at 四畳半
ANATOMIES
メジャー・デビュー作『swanflight』から1年3ヶ月ぶりとなるフル・アルバム。タイトルに"解剖"や"分析"という意味を掲げた今作は、これまで"人間を人間たらしめるものはなんなのか?"という根源的なテーマに向き合い続けてきたハロが、そのテーマをより深く掘り下げる意欲作になった。人間を"身体"と"心"とに分解したときに見えてくる二面性、あるいはもっと複雑に絡み合う様相を、詩人 渡井翔汰(Vo/Gt)が丹念に言葉で語り尽くす。サウンド面では「イノセント・プレイ」と「蘇生」の2曲で、前ミニ・アルバム『from NOVEL LAND』に続き、出羽良彰をプロデューサーに起用。これまで以上にダイナミックで深遠なサウンド・アプローチに、このバンドの飽くなき探求心を感じた。
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Halo at 四畳半
from NOVEL LAND
昨年10月のメジャー・デビューから8ヶ月。バンド最大キャパとなるマイナビBLITZ赤坂でのワンマン・ライヴも成功させたHalo at 四畳半の4thミニ・アルバム。出羽良彰がプロデュースを手掛けたリード曲「リビングデッド・スイマー」や、壮大且つ深遠な「メイライト」をはじめ、これまで以上に大胆にシンセや打ち込みのサウンドを導入した今作は、バンドの可能性を押し広げる意欲作になった。ハロらしく宇宙を連想するワードがあちこちに散りばめられた歌詞には、やがて燃え尽きる命の期限を想いながら、自らの運命を掴み取ろうという闘争心が滲む。ここ数作で獲得した緻密なサウンド・プロダクションが充実の季節を迎えつつ、同時に爆発した抑えようのない衝動がロック・バンドらしくていい。
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Halo at 四畳半
swanflight
テーマは"悲しみ"。それを悲嘆するだけではなく、人生の糧として引き連れてゆく、そんなメッセージを託したHalo at 四畳半のメジャー・デビュー・フル・アルバムだ。ピッピッピッ......と心電計が無機質に一定のリズムを刻むような「ヒューズ」に始まり、自分だけのヒーロー像を模索する寺岡呼人のプロデュース曲「ヒーロー」、ダンサブルなビートに乗せて自分自身を騙す嘘を吐き捨てるような「擬態」、"終わり"という名の未来に向けて命を燃やす「アルストロメリア」、そして優しく物語の幕引きを告げる「魔法にかけられて」まで、どの曲が欠けても成立しない全12曲。一切妥協なく磨きあげた楽曲には、ライヴハウスで生まれ育った、紛うことなきロック・バンドであるという彼らの誇りと矜持が詰まっている。
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Halo at 四畳半
Animaplot
タイトルは、Animaとplotを組み合わせた造語で、"生命の構想図"という意味。この作品でHalo at 四畳半が問い掛けるのは、"「人を人たらしめるもの」は何か"という内省的なテーマだ。ロボットと人間の違い、身体の左に心臓があるか、夢や希望を抱けるか、いつか命が尽きるかどうか。時に寓話的な切り口を使いながら、あるいは独白のようなかたちをとりながら、それぞれに独立した全7曲は、まるで共鳴し合うように私たちに深い疑問を投げ掛けてくる。かつてないほどに様々な楽器とサウンド・アプローチを取り入れながら、辿り着くラスト・ナンバー「点描者たち」で導かれるハロなりの答え。そこまでに紡いできた6つの物語が、最後の1曲を美しく響かせるために存在していたかのように思わせる結末は、あまりにも感動的だ。
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Ivy to Fraudulent Game
Singin' in the NOW
アイビーの"今"を歌うアルバム『Singin' in the NOW』。「オートクチュール」、「オーバーラン」など疾走感溢れるロック・チューンに加え、コーラスの効いたギターときらめく電子音が軽やかな「yaya」、きめの細かい演奏に叙情的な歌声が映える「Heart room」、浮遊感あるデジタル・サウンドが異彩を放つ「UNDER LAND」、壮大なラストを飾るドラマチックな「愛の歌」と振り幅の大きさが印象的だが、伝えたいメッセージは一貫している。"貴方の暮らしを笑顔にできますように"との想いが込められたという今作は、余白を残した歌詞が聴き手それぞれの置かれた環境、抱える悩みに適応できる包容力を持つ。ここに収録された10曲は、そんな"貴方"へ向けた彼らにしか歌えない"愛の歌"だ。
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Ivy to Fraudulent Game
胸を焦がして
4thアルバムからの先行シングルとなる本作。キラキラしたグロッケンの音色が弾むイントロからスタートする表題曲「胸を焦がして」は、春の訪れを告げるような今の季節にぴったりの明るいメロディが印象的だ。しかし、心弾むサウンドに乗せて歌われる歌詞には、弱さや憂いが綴られている。"夢は叶う"、"きっとうまくいく"と歌うのではなく、うまくいかない人生も受け入れありのままを映す言葉たち。そんな共感性の高い歌詞は、不安を抱えながらも思い描いた未来に胸を焦がし生きている、すべての人の人生を肯定する包容力と温かさを持っている。また2曲目のタイトルは事前に明かされておらず、CD購入者だけが楽しめるエンタメ性も魅力。ニュー・アルバムへの期待も高まる。
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Ivy to Fraudulent Game
再生する
いいタイトルだ。コロナ禍に崩壊した文化を"音楽の力で再生する"という決意で制作されたIvy to Fraudulent Gameの最新アルバム。それは同時に、一時は活動休止の危機にあったというバンドそのものを再生していく、そんな作品でもあると思う。特筆すべきは、初めてメンバー全員が作曲を手掛けたこと。大島知起(Gt)による解放的なナンバー「檻の中から」、轟音が美しい幻想を描くカワイリョウタロウ(Ba)の「共鳴」をはじめ、寺口宣明(Gt/Vo)が手掛けた「Twilight」は神聖なアプローチで新境地を開いた。そんな今作で静かな憂いを湛えるのがメイン・ソングライター 福島由也(Dr)作曲の「番」や「御伽」だ。"心を表す言葉が見つからない"と綴る歌詞に、彼らが音楽に求める意味を見た。
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Ivy to Fraudulent Game
完全が無い
夢破れて失意のどん底に落ちようとも、孤独に喘ぎ泣こうとも、人は最後に必ず死ぬ。その日を迎えるまでの出会いや苦悩が唯一無二の人格になる。メジャー・デビュー後、「Memento Mori」や「模様」といった曲で、Ivy to Fraudulent Gameが歌い続けてきた揺るぎない思想が、ひとつの作品として結実した2ndアルバム。青い前進の意志を刻む「blue blue blue」、ヘヴィな音像の中で不屈の闘志を燃やす「無常と日」や「真理の火」など、美しくも激情を孕んだオルタナティヴなバンド・サウンドに乗る、寺口宣明のヴォーカルの訴求力はいっそう強度を増した。全11曲の最後に辿り着く、生命力が漲る壮大なバラード「賀歌」は圧巻。不完全な日々を愛してこそ人は強くなる。
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Ivy to Fraudulent Game
模様
バンドとしてネクスト・ステージへと進んでゆくことを宣言するような前作シングル『Memento Mori』に続き、アイビーがリリースする2019年第2弾シングル『模様』は、初めてヴォーカル、寺口宣明(Gt/Vo)の作詞作曲ナンバーをリード曲に掲げた王道のロック・バラード。アコースティック・ギターとストリングスを伴奏に歌い出し、次第にバンド・サウンドが美しく広がってゆく展開には、前作収録曲「低迷」に引き続きアレンジャーに迎えたトオミヨウの辣腕が光る。"鱗の傷は 光を受けて 模様みたいに綺麗だった"と、生きていくなかで誰もが少なからず負う痛みや傷こそが人間の生きた証であると肯定するような歌詞には、自分の弱さを包み隠さずに歌う寺口の素直な心情が綴られている。
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Ivy to Fraudulent Game
Memento Mori
"死を想え"と訳されるラテン語"Memento Mori"を表題に掲げたニュー・シングル。快作。先行で音源なしのリリック・ビデオを公開する初の試みからも感じられるとおり、今作はバンド史上最もメッセージ性の強い曲と言ってもいいかもしれない。"いつかは死んでしまうなら"と、死の側から生きる日々を浮き彫りにする思想は福島由也(Dr/Cho)らしいが、それを開放的なサウンドに乗せて、揺るぎない真実として歌い上げる寺口宣明(Gt/Vo)の、ロック・ヴォーカリスト然とした歌唱が清々しい余韻を残す。カップリングにはインディーズ時代からライヴで演奏している「trot」、寺口による作詞作曲「低迷」も収録されるが、全編に同じようなメッセージを貫いた構成も美しい。
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Ivy to Fraudulent Game
Parallel
マイナビBLITZ赤坂やZepp DiverCity TOKYOでのワンマン・ライヴを成功させるなど、着実に進化を遂げているIvy to Fraudulent Gameの初シングル。表題曲「Parallel」は抑制された美しいメロディと冷徹なビートのなかで、この世界とは何かがズレた"並行世界"を淡々とした筆致で綴る。言葉と音とで圧倒的な虚無感を描き出したアイビーの真骨頂と言える楽曲だ。カップリングには、寺口宣明(Gt/Vo)が初めて書き下ろした「sunday afternoon」を収録。メジャー・デビュー・アルバム『回転する』で「革命」を聴いたとき、バンドの持つ陽性のエネルギーに驚かされたが、あの寺口がこんなにも洒脱でスウィートなポップ・ソングを作るなんて。まだまだアイビーはバンドのすべてを掴ませてくれない。
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Ivy to Fraudulent Game
回転する
福島由也(Dr/Cho)が生み出す繊細にして荒々しい楽曲を、不遜なほど強い存在感を放つ寺口宣明(Gt/Vo)が歌う。ふたりの圧倒的な奇才を擁してインディーズ時代から注目を集めていた4人組ロック・バンド Ivy to Fraudulent Gameの、待望のメジャー・デビュー・アルバム。インディーズ時代にリリースした「青写真」や「アイドル」を再録したほか、今作のために書き下ろした新曲、インスト曲を含む全9曲は、それぞれが美しく調和し合いながら希望に満ちたひとつの景色を描いていく。脈打つ心音を合図に"貴方の思う様な人では在れないから"と不安に苛まれた自分を卑下する「最低」から幕を開け、"飼い慣らせ不安をこの歌で"と終える「革命」まで、そこには圧倒的な構築美が貫かれていた。
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Ivy to Fraudulent Game
継ぐ
美しくも退廃的なバンド・サウンドに乗せて、寺口宣明(Gt/Vo)が耽美で衝動的なメロディを歌う群馬発の4人組、Ivy to Fraudulent Game。前作『行間にて』から約1年ぶりとなる2ndミニ・アルバムは、ソングライティングを手掛ける福島由也(Dr/Cho)のルーツでもある、SIGUR RÓSやMY BLOODY VALENTINEなどの影響をより色濃く反映させて、バンドの新境地を切り拓いた1枚になった。そこで描く歌詞は抽象的で、思想的で、すんなりと読み解けるものではないかもしれないが、例えば、誇り高く生きる人の生き様を歌う「Utopia」や、運命とは何か、生きる価値とは何かを問う「Dear Fate,」や「!(読み:アマダレ)」、希望の意味に葛藤する「夢想家」など、その奥には誰もが共感できる"感傷"が詰まっている。おそらく「徒労」は、このバンドが音を鳴らす意味そのものだ。
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Ivy to Fraudulent Game
行間にて
"閃光ライオット2013"のファイナリストでもある、2010年に結成された群馬出身平均年齢21歳の4ピースが待望の全国デビュー。ポスト・ロック、オルタナ、シューゲイザーといった音楽性を取り入れたサウンドスケープは繊細で感傷性が高く、J-POPとしても通用するメロディはキャッチー且つポジティヴに響く。異なる趣きを持つそのふたつの要素の整合性は現段階では粗削りだが、そのぶん今後どう化けるのかという期待値は上がるというもの。若くして完成している器用なバンドが多い今日の日本において、磨けばさらに光るに違いないと思わせる彼らのような存在は貴重である。楽曲や歌詞のメッセージごとにさりげなく表情を変えるヴォーカル・アプローチや、心象風景を音像で描く演奏スキルも成長が楽しみだ。
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SHE'S
Shepherd
SHE'Sが1年7ヶ月ぶり、6枚目のフル・アルバム『Shepherd』をリリース。本アルバムには、バンドにとって初のアニメーション映画への書き下ろしとなった楽曲「Blue Thermal」をはじめ、TBS系"王様のブランチ"テーマ・ソング(2022年4~9月)「Grow Old With Me」、軽快なカントリー調に仕上げたリード曲「Boat on a Lake」、打ち込みと生音が絡み合うアグレッシヴなピアノ・ロック「Raided」など、全11曲が収録される。また本作に収められた新曲は、全楽曲のソングライティングを担う井上竜馬(Vo/Key)がパウロ・コエーリョによる小説"アルケミスト 夢を旅した少年"から着想を得て制作されたようで、コンセプト・アルバムの趣もある意欲作になっている。
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SHE'S
SHE'S in BUDOKAN
'22年2月の日本武道館公演の模様を収めた、SHE'S初のライヴ映像作品。SHE'S 10年の軌跡と言うべき音楽的に豊かな楽曲群を表現する心のこもったバンドの演奏、そしてメンバーに"声を出してないはずやのに一緒に歌っているような感覚です。聞こえてくる。そんな感じがする"と言わしめた観客がともに作り上げたあの日の温かな空気が、純度高くパッケージングされている。メンバーが終始いい表情をしているのがたまらない。弦楽カルテット+ホーン隊含む11名編成で届けた22曲をMC含めノーカットで収録。結成10周年の集大成と呼ぶに相応しいライヴの模様をしっかりと記録したファン必携のアイテムだ。完全数量限定盤にはドキュメンタリー映像や全31曲のMVも収録。
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SHE'S
Blue Thermal
"ブルーサーマル"とは上昇気流の意味。航空部をテーマにしたアニメ映画"ブルーサーマル"の主題歌&挿入歌を収録した、2022年第1弾シングルだ。主題歌「Blue Thermal」は、まさに青く澄み切る大空が似合うブラス・バンドに乗せて、痛みを抱えながらも夢に向かう熱い想いが綴られる。"パーフェクトブルー"、"雲"、"気流"などアニメの世界観に寄り添ったワードを散りばめながら、そこにはバンド自身の在り方もくっきりと重なる。一方、挿入歌「Beautiful Bird」はホーリーなハーモニーで紡ぐ静謐なバラード。"君"の存在が"僕"を未来へと導くという歌詞は、これまでSHE'Sが多くの楽曲で歌ってきたテーマにも通じる。初の武道館ワンマンを経たSHE'Sの11周年の幕開けとなる1枚。
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SHE'S
Amulet
4thアルバム『Tragicomedy』に引き続き、傑作アルバムの到着だ。バンドの10年が詰まった「追い風」を発端に彩り豊かに展開する構成は、未来への広がりを感じさせるもの。ジャンルレスでいたいという考えを持つバンドだけに幅広いアプローチには納得だが、加えて、どんな人も完璧じゃない、しかしそれこそが個性だと謳う「Imperfect」でゴスペルを取り入れるなど、音と言葉がさらに密接な関係を結ぶようになった。ひとりでいる人に語り掛けるようなピアノの独奏から始まり、誰しもが抱える欠落を肯定する今作のタイトルは、"Amulet"=お守り。海外インディー・ポップ・シーンと共鳴する軽やかな音像、真摯な目線から綴られた言葉は、日々の灯となってくれる。
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SHE'S
追い風
"生きていく者だけに吹く 追い風"。そんな力強いフレーズが、痛みを背負いながらも懸命に生きる私たちの背中を押すSHE'Sのニュー・シングル。寂寥感を孕んだエレクトロな音の粒が、やがて華やかに開放されていく美しいサウンド・アプローチは、今年結成10周年を迎えるバンドがこれまで積み重ねてきたものが凝縮された1曲になった。ドラマ"青のSP(スクールポリス)-学校内警察・嶋田隆平-"の主題歌の書き下ろしだが、"いかに生きるか"を主軸にしたテーマはバンドとの親和性も高い。カップリングの新機軸となった味わい深いバラード「Mirai」、ステイホーム期間にファンと共に完成させたカントリー・ソング「In Your Room」も含めて、先の見えない未来に優しく光を照らすような3曲。
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SHE'S
Tragicomedy
ソングライターの井上竜馬(Key/Gt/Vo)が"心"そのものと向き合うなかで生まれた楽曲を収録し、"悲喜劇"の意味を持つタイトルを冠した4thアルバム。井上が直感的に制作したという楽曲たちは、これまでバンドが続けてきたジャンルレスなサウンド・アプローチにおける挑戦がさらに磨き上げた精鋭揃いだ。バンドの生演奏にプログラミングとストリングスを巧みに取り入れた楽曲や、ブラック・ミュージックの匂いをブレンドさせた楽曲などの2020年代的ミクスチャー・サウンド、トラックメーカー的アプローチなど自由でユーモアに富んだ音楽たちは、4人の感情や人間性と深く密接な関係にある。キャリアを重ねたことで得た成熟と純粋さを兼ね揃えた作品。来年の10周年を目前に、バンドの未来を切り開く気概に溢れている。
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SHE'S
Tricolor EP
3ヶ月連続リリースのデジタル・シングル3曲を含む全4曲収録のシングル。ヴァイオリン、ギター、リズムで作り出すラテン感のあるサウンドが特徴的な挑戦性の高い「Masquerade」、SHE'Sの真骨頂とも言うべきピアノ・ロックの中でもぬくもりと優しさに満ちた「Letter」、力強さと気品を持ち合わせたスケール感のあるエモーショナル・ナンバー「Your Song」と、SHE'Sがこれまで追求してきた大きな3つの特色を明確に示した楽曲が揃っている。3曲共通して生き方や人との向き合い方にフォーカスしたメッセージ性の強い言葉が並んだことで、より歌の力も増した。バンドの核心を感じられる組曲的作品に仕上がっている。
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SHE'S
Now & Then
2枚のシングルを経て完成させた"Now(=今)"と"Then(=あの時)"がテーマの3rdフル・アルバム。本作では、これまで彼らがチャレンジしてきたバラエティ豊かなピアノ・ロックに加え、「歓びの陽」とは異なる解釈でプログラミングやエレクトロ・テイストを取り入れた楽曲、アコギのリフを効果的に生かしたソウル・ナンバー、アルバム・アレンジが施された「月は美しく」など、様々なジャンルが持つポップネスを十二分に生かしている。インディーズ時代からスケールの大きな音作りを続け、メジャー・デビュー以降は様々な音楽性を積極的に取り入れながら、自分たちの音楽の可能性を広げ続けてきたSHE'Sの、ひとつの金字塔的作品と言っていい。より高みを目指す4人の健やかな音色を体感できる。
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SHE'S
The Everglow
約3ヶ月ぶりにリリースされるシングルは、挑戦的な楽曲が多かった前作と打って変わり、バンドの原点をパワーアップさせた3曲が揃った。表題曲はバンドの特色のひとつであるピアノとストリングスが描く華やかさと、バンドの力強さを掛け合わせた、ピアノ・ロックの進化版。サビのメッセージや湧き上がる想いを丁寧にサウンドにも落とし込んでいる。c/wの「Come Back」はソングライター、井上竜馬(Key/Gt/Vo)の憧れの存在であるELLEGARDENへのリスペクトを込めた楽曲で、「月は美しく」はジャズ・テイストのアプローチが新しい。3曲に共通しているのは堂々としつつもどこか肩の力が抜けたような軽やかさがあること。聴いたあとに残る幸福感もまた、「The Everglow」が歌う"永遠の輝き"なのかもしれない。
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SHE'S
歓びの陽
昨年、フル・アルバム2枚とミニ・アルバム1枚という脅威のペースでリリースを続けてきたSHE'Sが、約2年ぶりとなるシングルを完成。agehaspringsの百田留衣がプロデュースしたTrack.1は、打ち込みのトラックを大胆に取り入れ、"哀しみも傷跡もそのままでいい、無駄じゃない"と過去を肯定したうえで寄り添ってくれる、大きな温もりが感じられる1曲だ。Track.2はTVアニメ"アンゴルモア元寇合戦記"のEDテーマ。闘志を奮い立たせるような力強いビートとドラマチックなストリングスから幕を開け、サビでパッと開けるような明るいコード感が気持ちいい。Track.3は井上竜馬の歌唱とピアノ、そしてコーラスのみというシンプルな構成。優しくしなやかでのびのびとした歌声が、心地いい余韻を残してくれる。
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SHE'S
Wandering
今年2作目となるメジャー2ndフル・アルバムは、初の外部プロデューサーとして片寄明人(GREAT3/Vo/Gt)を、ゲスト・ミュージシャンとしてストリングス隊とホーン隊を招くだけでなく、マスタリングはBob DylanやBon Iverなどを手掛け、グラミー賞ノミネート経験もあるエンジニア Greg Calbiが担当という、ロック且つスタイリッシュな音像を作るには完璧と言っていいほどの布陣で制作された。もともと大きなスケールを持つ楽曲を作ることに長けているバンドだが、今回は勢いで突き抜けると言うよりはどっしりと構えたうえでパワーを発揮するサウンドスケープが際立つ。歌詞世界も過去2作と比較しても格段に視野が広がった。特に最後を飾る「Home」は、追い風が吹く彼らに最適な華やかさだ。
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SHE'S
Awakening
1stフル・アルバム『プルーストと花束』から5ヶ月という驚異のスピードでリリースされる7曲入りミニ・アルバム。初夏を意識して作ったという楽曲はどれも軽快なニュアンスが強く、太陽の光が似合うものが多い。エモーショナルな音像に横ノリのリズムを入れた楽曲や、軽やかなミディアム・ナンバーなどからもバンドも新しい季節を迎えていることがわかる。歌詞もTrack.2を筆頭に強い決意に加え大いなる自信が刻まれ、もっと前に進んでいくという意志がこれまで以上に強く表れたものになった。今回は珍しくコンセプトありきでの制作ではなかったらしいが、だからこそワンマン・ツアーで確かな手応えを感じ、上京し環境が変化したというリアルタイムのSHE'Sが太い軸になったアルバムを作ることができたのだろう。
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SHE'S
プルーストと花束
バンド史上初のフル・アルバム。タイトルにある"プルースト"とは"プルースト効果"のことで、とあるきっかけで無意識下の記憶が蘇ることを言う。コンセプチュアルな制作を得意とするソングライター/フロントマンの井上竜馬(Key/Gt/Vo)だが、今作はメロディの断片や歌詞の中の一言に導かれながら、記憶の中に眠っていた光景を蘇らせてひとつの曲にする、という試みの制作だったそうだ。シンセ、ホーンなどを入れた楽曲も見られ、ポップ・パンク×ピアノ・ロックという音楽性はさらに拡張。もちろん元来の音楽性を追求した楽曲もあり、Track.8はポジティヴなメッセージを堂々とまっすぐ届け、Track.10は美しく雄大な音像が眩しい。すべての曲にもっと大きく羽ばたこうとする意志を感じさせる。
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SHE'S
Tonight / Stars
6月にメジャー・デビューした大阪の4人組ピアノ・ロック・バンドが早くも2ndシングルをリリース。Track.1は"どれだけつらい過去も悲しい現実も、生きていないとそれを癒す歓びは待っていない。小さくなってしまったロウソクの灯りをどうか今夜も灯したままでいてほしい"という願いが宿る、静かでありながら確かな強さやポジティヴィティを感じさせるミディアム・ナンバー。煌びやかなピアノも夜空を彷彿とさせる。Track.2は初の書き下ろしドラマ主題歌。メジャー・デビューをしてさらなる高みを果敢に目指すバンドの姿が重なる、まさしくピアノ・ロック・バンドを体現する楽曲だ。ハードな側面を見せるTrack.3もピアノだけでなくオルガンを用いるなど、音色豊かで力強い。
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SHE'S
Morning Glow
メンバー全員1992年生まれの次世代ピアノ・ロック・バンド、SHE'Sのメジャー・デビュー・シングル。コンセプトは"過去、現在、未来"で、実体験をもとに綴られている。彼らのピアノ・ロックはポップ・パンクの音像とキャッチーなメロディと、クラシック・ピアノの融合。Track.1はそこに優雅なストリングスが入り、雄大な日の出のイメージを豊かに描いている。詞世界に重きを置いた音作りゆえに、すべての曲に情景が浮かび、ドラマ性も高い。海外のボーイズ・グループを彷彿とさせるTrack.2は都会的なポップスで、未来へ向かって飛び込んでいくという気持ちを歌ったTrack.3はライヴ映えすること間違いなしのパンク・ナンバー。これまでのリスナーも新しいリスナーも虜にする新章のプロローグだ。
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SHE'S
She'll be fine
井上竜馬(Key/Vo)をセンターに据えた大阪出身のピアノ・ロック・バンド、SHE'Sの3rdミニ・アルバム。エッジの効いたロック・サウンドとピアノの繊細且つ煌びやかな音色、そしてそれぞれの高い演奏力と表現力が相まって、壮大なファンタジーの幕開けのようなワクワク感を与えてくれる今作。Track.1の重厚なストリングスとメロディのキャッチ―さや、Track.3の増幅していくバンドのグルーヴ感、Track.6の突き抜けるサビの痛快さなど、サウンド面だけでも伝えたいことは山ほどあるが、何といってもTrack.7に込められた強い想いを感じで欲しい。彼らがここまで辿り着いた理由、そして彼らがこれからも奏でる理由。ひと言ひと言を大切に歌う井上の真っ直ぐな思いは、届かないわけがない。間違いなく次世代のシーンを担う彼らの渾身の1枚は、一聴の価値あり。
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グッドモーニングアメリカ
the BEST HIT GMA
現メンバーになって10周年&メジャー・デビュー5周年というアニバーサリー・イヤーに感謝と決意を込めた、グドモのベスト盤。ファン投票によって収録曲が選ばれたというのも、彼ららしい"恩返し"のスタイルだが、そうして選ばれた収録曲も、これ以上ないほど彼らの魅力をわかっているファンならではの間違いない選曲になったと言えるだろう。そして、今回書き下ろされた、これからも前に進み続ける彼らの姿勢を表したような新曲「Darwin's Train」もグッとくる内容だ。様々な苦悩も乗り越え、自分たちのスタイルを確立していった彼らにしか描けない、力強さに満ちたナンバー。その新曲と、今まで多くのファンと共に歩んできた一歩一歩が形となった今作を聴いていると、なんだか自然と元気が湧いてくる。
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グッドモーニングアメリカ
502号室のシリウス
3ヶ月のライヴ休止なんて、なんのその! パワー全開のニュー・アルバムが完成! 今作は、エモーショナルな楽曲もパンクな楽曲もポップな楽曲も、グドモのライヴの楽しさが凝縮されたような作品となった。要所要所で効果的に使われる、厚みのあるコーラス・ワークも、それぞれのパートの個性を活かしたダイナミックな楽曲展開も、すべてがライヴへ繋がっている道筋のように見える。完全に覚醒して新章に突入した彼らの本気度がビシビシと伝わってくる、そんな1枚だ。主催フェス"八王子天狗祭 2017"の開催を前に、勢いをつけた彼らの快進撃はまだまだ続く。今作収録の新曲は、もちろん一聴して乗れてしまう楽曲ばかりなのだが、ライヴ参戦前にはぜひ、このワクワクがたくさん詰まった作品で予習しておいてほしい。
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グッドモーニングアメリカ
鉛空のスターゲイザー
セルフ・タイトルを冠した前作から1年2ヶ月ぶりになる4thアルバムは、初期のころの楽曲作りを思い出して制作に臨んだようだ。作品ごとに音楽性の幅を広げてきた彼らが、ここに来て原点を意識した点が興味深い。今のバンド感を前面に押し出した、生々しくパワフルな演奏は今作の肝と言えるだろう。スリリングなギター・フレーズ、歪みを強めたベース・ライン、きめ細かな攻めを見せるドラミングと各楽器が主張しながら、これまで培ってきた強固なメロディ・ラインとうまくマッチしている。スマートフォン用本格サスペンスRPG"Black Rose Suspects"に提供した「ノーファング」、「クラスター」を含む全12曲、カラフル且つキャラ立った楽曲が勢揃い。早くライヴで聴きたい楽曲ばかりだ。
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グッドモーニングアメリカ
グッドモーニングアメリカ
メジャー3rdアルバムは、メンバー4人で原案を持ち寄り、よりバンド感を突き詰めた作品になった。セルフ・タイトルを冠したのには、そういう理由があったのだ。山中湖で初の曲作り合宿を経たことが功を奏し、全体的に明るいサウンドになったうえにバラエティに富む曲調が揃った。ペギ(Dr)は"FOO FIGHTERSのようなアルバムを作りたい"と口にしていたようだが、「オールグリーン」はまさにそんな質感を備えている。従来のポップ性に加え、骨太のラウド感が加わり、新鮮なインパクトを与えてくれる。軽快なリズムを用いた「雨ニモ風ニモマケズ」、スペーシーな色合いがユニークな「ビッグバン」など、メンバーそれぞれの個性が際立つ楽曲が見事グドモ色に染め上げられている。新たな扉を開いた意欲作である。
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グッドモーニングアメリカ
ハローハローハロー
11月27日の日本武道館公演に向け、絶賛ツアー中のグドモからニュー・シングルが届いた。今作から日本コロムビア内レーベル"TRIAD"移籍第1弾になる表題曲は、TVアニメ"ドラゴンボール超(スーパー)"のエンディング曲に抜擢。イントロから"ウォーウォー!"の歌い出しで始まり、力強く疾走するビート感が心地いい。シンプルな曲調に透明度の高いメロディが乗り、切なくも明るいムードが実にグドモらしい。子供のころに描いた夢や希望を大人になっても失わずに輝いていけるか、と自分宛に送った手紙のような歌詞は胸に突き刺さる。カップリング曲「サイダーでも飲んで」はタキロン"競泳日本代表"篇CMソングで、表題曲同様、"未来"という歌詞があり、自問自答する気持ちを爽快な曲調に仕上げている。
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コピペ
グドモから届いたメジャー3rdシングルは、前作『inトーキョーシティ』を越え、ライヴ感満載の陽性モードへと突き抜けた作風と言えるだろう。ただし、歌詞は脳天気に突き抜けず、むしろ毒を吐いたり、マイノリティの気持ちを代弁した内容になっており、そこにシンパシーを覚えずにはいられない。やはりこのバンドは一筋縄ではいかない。そこが魅力的だし、信用できる点だ。表題曲は言葉遊び的なサビが面白く、シンガロング必至の曲調でグドモ節満載のキャッチーな仕上がり。「南風と太陽」は電子音を前に押し出した色彩豊かなダンス・ナンバーで、これからの季節に合う晴れやかな音色にテンションも上がりっぱなし! 「for better,for worse」はアコギを用いたウェディング・ソングで、メロがまた素晴らしい。
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inトーキョーシティ
このメジャー2ndアルバムで彼らはさらにでかい存在になるだろう。2ビートで駆け抜ける「STOP THE TIME」のような曲から、シンセを加えて壮大なスケールを描く「STAY WITH ME」まで振り幅の広い曲調を揃え、過去と現在を繋ぎ合わせ、未来へ大きく羽ばたくようなドリーミーな華やかさを感じさせる。「アブラカタブラ」、「イチ、ニッ、サンでジャンプ」、「拝啓、ツラツストラ」など今年出たシングル曲も収録され、違和感なく作風に溶け込んでいる。勢いのある前半もいいが、後半は叙情的なメロディにグッとくる作風も多く、ドラマ性を高めた曲調に心を奪われる。特にストリングスを配したラスト曲「スクランブル交差点」は感動的で、"生きてゆくだけ"と熱唱する金廣の歌の説得力に唸らされる。
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拝啓、ツラツストラ
SHIBUYA-AXで行われた前作のレコ発ファイナルで、たなしん(Ba/Cho)が孫悟空に扮して大暴れしてくれたが、それはこのメジャー2ndシングルの予告だった。表題曲はアニメ"ドラゴンボール改"のエンディング曲に決定し、グドモの破竹の勢いに拍車をかけることは間違いない。冒頭から爽快感抜群のシンガロングで始まり、その歌メロに身を委ねるだけで視界がパーッと開けるライヴ映え必至の曲調だ。身も心も弾むシンプルなリズムも心地いい。初回盤Aと通常盤に収録の「喝采」は哀愁漂うミディアム・ナンバーで、七転び八起き的な歌詞のリフレインが力強い。初回盤B収録の「メロディ」は甘酸っぱいラブソングで、ロマンチックな旋律が胸に沁み入る。この2曲には「イチ、ニッ、サンでジャンプ」でタッグを組んだ寺岡呼人を再びプロデューサーに招いている。
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イチ、ニッ、サンでジャンプ
2013年にメジャー・デビューをしたグッドモーニングアメリカが、2014年早々にライヴDVDと同時リリースするメジャー1stシングル。シングル表題曲「イチ、ニッ、サンでジャンプ」は寺岡呼人をプロデューサーに迎え制作されたポップ・ナンバー。やわらかいシンセと老若男女問わず響くであろう曇りのないバンド・サウンドはとにかく眩しく、歌詞にある"小ちゃな頃""参考書""猛勉強""夢"などのワードも影響して無邪気な時期に立ち戻るような感覚も与えてくれる。シンガロングしながらツー・ステップを踏むキッズが溢れるライヴハウスが頭に浮かぶ「アブラカダブラ」、切なさと力強さが同居するロック・バラード「春が迎えに来るまで」と、所信表明3本柱とも言える楽曲が揃った。
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未来へのスパイラル
3作のミニ・アルバムと限定発売のシングルを経てリリースした、グッドモーニングアメリカの1stフル・アルバム。「ファイティングポーズ」から爽やかに疾走を始め、4つ打ちのダンスビートにソリッドでキャッチーなギター・リフの「キャッチアンドリリース」と、ノリのいいナンバーが続いていく。その躍動感は、まるでライヴを見ているように生き生きとしていてハッピーで、一度聴いたら胸を鷲掴みだ。そして作品名でもある「未来へのスパイラル」は、しっかりとしたバンド・サウンドにキラキラしたデジタル・サウンドが交錯して、新たな一面ものぞかせている。最後に収録さされているミドル・テンポの哀愁のバラード「餞の詩」まで、ただただ気持ちいい。新緑のいまの季節に吹く、涼しくてやさしい風を受けたときに似た気持ち良さ! 快感!
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輝く方へ
"今夜 旅に出ようか"と出発を告げて幕を開ける、グッドモーニングアメリカの3rd Mini Album。2月に渋谷O-EASTでの主催フェスをSOLD OUTさせた勢いそのままに、表情多彩なギターリフと、日常の一笑一顰を愛おしむ歌が心臓目がけて飛んでくる。「輝く方へ」で、迷いながらも歩を進める希望を鳴らしたかと思えば、「だけど不安です」では少し不安な心を性急なビートに乗せて告白する...。日々の上下を飼い馴らし必死に生きる、僕らと何ら変わりない人間の歌がここに詰まっている。昨年の震災による発売中止から待望の音源化となる「ミサイルをぶちかましてぇな」を含む、現在進行形のロック英雄譚第3章だ。ロマンも自己嫌悪もひっくるめた複雑な色を持っているからこそ、僕らがこの旅の先で何色にでも輝けることを彼らは知っている気がする。
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