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INTERVIEW

Japanese

グッドモーニングアメリカ

2014年01月号掲載

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Member:金廣 真悟 (Vo/Gt) たなしん (Ba/Cho)

Interviewer:荒金 良介

昨年5月に1stアルバム『未来へのスパイラル』でメジャー・デビューしたグッドモーニングアメリカ。"SUMMER SONIC 2013"など夏フェスにも多数出演し、これまで以上の多くのリスナーの存在を知らしめることができた彼ら。その追い風を全身で受け止め、さらなる大跳躍を演奏と歌詞にきっちり封じ込めた音源がメジャー1stシングル『イチ、ニッ、サンでジャンプ』だ。表題曲はバンドにとって初になる外部プロデューサー寺岡呼人を迎えた意欲的なナンバーで、全3曲粒揃いの楽曲が並ぶ。現在の心境を直撃した。

-今年5月にメジャー1stアルバム『未来へのスパイラル』を出しましたが、どんな1年でしたか?

金廣:いままでやってきたことが少しずつ形になって、歯車がほんとにうまく噛み合うようになりました。だから、これまでとスピード感が全然違いますね。日々の時間の経ち方も早く感じるし、なおかつ充実した1年でした。

たなしん:来年が楽しみです!

金廣:ははははは。

-早くも来年が楽しみなくらい濃かったと(笑)。

たなしん:さっき歯車という言葉があったけど、ずっと流れに乗りたい乗りたいと言い続けてて、やっと乗り始めた感覚ですね。今年初めはそれをあまり感じなかったけど、年末の今になって実感できるようになったから。そういう意味で来年が楽しみですね。

-そういう意味ではメジャー1stアルバムを出した後の変化が大きい?

金廣:そうですね。夏フェスにもたくさん出させてもらって、すごくバンド自体の勢いも増したと思う。ずっと自分たちが望んでいた、音楽だけでメシを食う世界にやっと来れたなと。僕らのことを初めて観るお客さんも増えましたからね。

-もちろんまだ途中経過だとは思いますが、バンドが飛躍した1年であったことは間違いないですよね。それこそ先日のTOTALFATの『SEVEN LIVES』レコ発ツアーSHIBUYA-AX公演(11月27日、BIGMAMA、グッドモーニングアメリカがゲスト)も凄まじい盛り上がりでしたね。高校、大学と同じ仲間だった3バンドと一緒にやって、感慨もひとしおだったんじゃないですか?

金廣:いやあ、ほんとに楽しかったです。またいつかやりたいですね。

たなしん:今年は周りの環境を含めて激動だったし、地に足を着けたいと思って、日々生活を送ってたんですよ。でもそう心がけても感覚的にフワフワしたところもあって。このスピードに付いていけるのか、自問自答することもあったんですよ。だけど、TOTALFAT、BIGMAMAは高校の頃の仲間なので、音楽に出会った頃の初心の気持ちに戻れた気がして、純粋に楽しかったんですよ。それを体感として味わえたことで、フワフワした気持ちもなくなってきましたからね。あのタイミングで、高校の八王子の仲間と対バンできたのは意味があったなと。

-グッドモーニングアメリカは結成時から、後ろを振り返る暇もなく、前に突き進まなきゃという時期が長かったと思うんですよ。

金廣:そういう意味でも嬉しかったですね。ただ、今の状態のままで終わりたくないし、逆にいままでよりもちゃんとやらなくちゃいけないなと。

たなしん:俺がバンドを一度やめようと思ったときに、TOTALFATのBuntaが"いつか対バンしようぜ!"と言って止めてくれたんですよ。だから、勝手にジーンと来ちゃって。私情ですけど、同じステージに立てて、ほんとに良かったです。

金廣:言っちゃえば、TOTALFATの冠は付いてましたけど、あれは私情の企画だからね(笑)。もちろん毎回のライヴも大事だけど、たまにはそういう気持ちで臨めるライヴがあってもいいかなと。こないだの3マンは俺らにとっても、彼らにとっても特別なライヴでした。それをみんなも観に来たんでしょって(笑)。