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INTERVIEW

Japanese

大橋ちっぽけ

 

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-ファイナリストではなく、セミ・ファイナリストだったからですか?

いや。"必ず1位を!"みたいに思っていたわけではなかったので、そこが悔しかったということではなかったんですけどね。ネットで活動していたなかで知り合った人たちや、地元の学校の人たちも、そこで初めて僕が音楽をやっていることを知ってくれて、みんなが応援してくれていたので、"もっと頑張れたら良かったのにな"という意味での悔しさが残ってしまったんですよ。あと、実はその翌年にも同じように応募したんですけど、そのときは全然ダメでした。

-とはいえ、高校在学中にはShout it Outのフロント・アクトを務めたこともあるそうではないですか。

そのときのことは、緊張しすぎてあまりよく覚えてないんですよ(笑)。Shout it Outさんは、"未確認フェスティバル"第1回目(2015年開催)のファイナリストなんですね。それで、僕が出た大阪での3次審査ライヴ(2016年7月17日に大阪 Music Club JANUSにて開催)に来ていらっしゃって、僕のことを(Shout it Outの)マネージャーさんがすごく気に入ってくれたらしいんです。というのもあって、そのあとのツアー(2017年3月21日に開催された"Shout it Out 1stフルアルバム『青年の主張』リリースツアー"松山Double-u Studio公演)にフロント・アクトとして誘っていただけました。

-大橋さんは着々と貴重な経験をされてきていることになりますが、先だってのCDリリースに至る直接的なチャンスは、いつどこで巡ってきたことになるのでしょうか?

高校生活の最後の方は、大学受験とかもあったのでそこまでガツガツと音楽活動をすることはなかったんですけど、結果的には進学とともに上京したことが今に繋がっているんじゃないかと思います。

-それが、2017年の春のことですよね。

親からも"大学には行ってくれ"と言われてましたし、僕も大学進学を踏まえたうえで高校生活をしていたんですけど、大学に行くなら東京に出て、ここまで頑張ってきた音楽ももっと活発にやりたいなと思って上京したんです。

-つまり、今は学生とアーティストの二足のわらじ状態であると。

一応、そういうことになります(笑)。

-かくして、今年6月には1stミニ・アルバム『僕と青』が発表されたわけですが、アーティストとしての新たな第一歩を踏み出された今、大橋さんはどのような心境でいらっしゃいますか?

今回のアルバムは、ここに至るまでの曲の中から選んで作っていったので現時点での自分的なベストみたいな作品になっているんですよ。この中だと一番古いのがリード・チューンになっている「君と春」で、「19」は一番新しい曲になります。

-なるほど。「19」は先ほどお話に出てきた、初のオリジナル曲「sixteen」の続編になるわけですね

まぁ、そうなりますね(笑)。"19"というタイトルはあとからつけたんですけど"今の自分のことを素直に歌ったらこうなりました"という曲になってます。

-それから、"大橋ちっぽけ"というアーティスト名についてもうかがわせてください。自ら"ちっぽけ"と名乗るというのは、なんだか自虐的ではありませんか?

あぁ、そうかもしれないですねぇ(笑)。これは、中3のころからネットに投稿するときにも使っていた名前で、人と被らないような目立つ名前で、なおかつ変にカッコつけた名前も違うかなというのがあったので、ちょっと謙遜したようなイメージの名前はないかなと考えていたときに、ふと浮かんだ名前なんです。

-そうであればなおさら、"大橋ちっぽけ"がここから大きくなっていくのが楽しみです。

今回のアルバムはわりとシンガー・ソングライターらしい曲が中心になっているんですけど、僕は普段結構いろんな音楽が好きで聴いているんですよ。だから、今後はもっといろんな曲を書いて歌っていきたいと思ってます。やりたいなと思ったことを素直に表現していけるアーティストになっていきたいですし、なっていけると思っているので、ここからさらに頑張っていきたいです!