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INTERVIEW

Japanese

マカロニえんぴつ × mol-74 × 緑黄色社会

2018年02月号掲載

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マカロニえんぴつ:はっとり(Vo/Gt)
mol-74:武市 和希(Vo/Gt/Key)
緑黄色社会:長屋 晴子(Vo/Gt)
インタビュアー:秦 理絵

-いや、これは深い浅いの話じゃないと思う。

はっとり:単純に僕の性癖ですね。

一同:あはははは!

長屋:男女間の話で言うと、うちは男女のメンバーがいるんですけど、面白かったのが、女性目線で歌詞を書いたときに、男のメンバーが"理解できない"って言うんですよ。でも、peppeは"めっちゃわかる"って言ってくれて。「またね」(2017年1月リリースの1stミニ・アルバム『Nice To Meet You??』収録曲)っていう、男性とお別れをしたときの曲なんですけど。

-そういうときはどうするんですか?

長屋:一生懸命伝えるんです。"女の子はこういう気持ちなんだよ"って。そしたら、"わかるけど......女ってそんなこと考えてるんだ、怖いね"って言われました(笑)。

武市:あはははは!

はっとり:うん、女は怖い。

長屋:やっぱり男女ってわかり合えないんだなっていうのは実感しますよね。

はっとり:だから、わかったフリをして生きていくんです。

-そうですね(笑)。では、最後にそれぞれライヴのスタンスを訊ければと思います。ずっとこういうことを大切にしてきたけど、最近はこうなったとか変化はありますか?

長屋:昔はライヴが苦手でしたね。すごく緊張してしまうんです。それはいまもなんですけど、昔はお客さんの顔も見られなかったのが、いまではお客さんの楽しそうな顔を見られるようになって、ライヴが楽しくなってきました。

-最近のライヴではお客さんと一緒に楽しい空間を作れるようになってますよね。

長屋:そうですね。ライヴって、その場所、その瞬間でしかないから、それを大切にしたライヴを続けたいなと思ってます。場所によって手の振り方とか全然違うんですよ。この間、東名阪でライヴをしたんですけど、会場によってアンコールのコールも違ったんです。そういう、その場所にしかない違いを楽しみたいなと思ってますね。

はっとり:僕も昔はライヴが苦手だったし、怖かったですね。できることなら、曲を作るだけで、ライヴをしたくなかったぐらい。

武市:すごいわかります、それ。

はっとり:曲を作るのは好きだし、それを吐き出すのは、自分を助けるためにやってるところがあるんですけど。ライヴをやってても、" CDのほうが上手いのに"と思ってたんですよ(笑)。でも、最近ようやくCDとライヴがまったく違うものだって気づいたっていうか。それこそ去年murffin discsに移って、先輩たちはライヴっていう場所を生き甲斐にしてるから、ステージの上で輝いてるし、お客さんも近くに行きたいっていう熱量で見てるんです。そういうのを見て、ライヴがお客さんたちと音楽を共有する場に変わってきたんです。それからライヴの楽しさが増えてきましたね。

武市:僕も、もともと曲を作るのはすごく好きで、最初はなんでライヴをしなきゃいけないんだろうって思ってました。アルバムで表現したいことって、1曲目から8曲目までとかのストーリーの中で表現してるのに、ライヴでは違うアルバムの曲も入り込んだりするし、自分はいったい何を伝えたいんだろう? って考えてしまってたんです。

-モルカルのアルバムには毎回コンセプトがありますもんね。

武市:そうなんです。でも、それもライヴごとにバラバラでいいんじゃないかと思うようになったんです。この間、冬の曲縛りのライヴっていうのをやったんですけど、そのライヴごとに見せたいものが違ってもいいんだろうなと思ったんですよね。例えば6曲なら6曲をやったあとで、どんな気持ちで終わらせたいかっていうことが大事なんです。


2018年の幕明けに景気づけになる3マンにできれば(はっとり)


-わかりました。今回こうやってフロントマンだけで鼎談をやってみたわけですけども。これを受けて、2月16日はどんなライヴにしたいと思いますか?

長屋:私たちはみんなシャイなので、ライヴで仲良くなれないんですよ。でも、今回はこうやって顔を合わせて話せたので、心強いですよね。ライヴのときはいつもより素が出せると思います。

はっとり:たしかに、あのライヴハウスのピリピリ感はすごいですよね。

長屋:で、終演してから仲良くなるっていう。

はっとり:俺はそれを"打ち上げマジック"と呼んでます。

長屋:今回は開演前から喋れると思うので、この楽しい感じも出せると思います。

武市:僕、リョクシャカはすごくクールなイメージもあったんですよ。

長屋:全然っ! よく言われるんですけど、みんな話せないだけなんです。

武市:あの、サポートの方が......。

長屋:トガミコウジ(Dr)さん?

武市:が、一番絡みやすくて(笑)。

長屋:あはは(笑)、そうかも。

武市:でも、今日ちゃんと喋れて良かったです。あと、マカロニとは久しぶりに対バンできるので、すごく楽しみになりました。

はっとり:イベントの前は対談するべきですね。

長屋:毎回こういうのがあるといいな。

はっとり:この2018年、何が起こるかわからないですけど、その幕明けの景気づけになる3マンとして、音楽の楽しさを感じてもらえる日にできればと思います。