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INTERVIEW

Japanese

SpecialThanks × Dizzy Sunfist × LONGMAN

 

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SpecialThanks:Misaki(Vo/Gt)
Dizzy Sunfist:あやぺた(Vo/Gt)
LONGMAN:さわ(Vo/Ba)
インタビュアー:吉羽 さおり

-こういうふうに精力的にツアーに出る、ライヴをハイペースでやっていくというのは、バンドを始めたころからあったんですか。

あやぺた:そうですね、ライヴはガンガンやりたいというスタンスだったので。始めはほんまに、お金なかったので、ノルマを払ってライヴをしてという感じでした。バイト代が全部ノルマに消えていくような感じでツラかったですね。大学も即行で辞めて(笑)。

Misaki:メンバーみんな?

あやぺた:みんな大学辞めました。

-早い段階で腹をくくってバンドをやろうと。

あやぺた:大学が面白くなかったので、バンドをやりたいなと思って。自然とそういう流れになって、バンド中心の生活に変わっていきましたね。

-そこからは3人でひたすら車で回ってツアーをするという生活に?

あやぺた:そんな感じです。お金がないときは、ライヴハウスのめっちゃ冷たい水で髪を洗ったり、車で寝ると車内が暑くて起きたりとか、そういう生活ですね。

-LONGMANもライヴは積極的にやっているんですか?

さわ:ぼちぼちです。1ヶ月も家を空けてツアーに出るということはないです。ドラムの子がまだ大学生なので、夏休み期間中にまとめてツアーに行ったりすることはあります。あとはそれぞれ仕事をしているので、仕事の都合とも合わせながら活動してます。

-そうやって行く先々でだんだんとバンド仲間を作っていくような?

さわ:そうですね。でも、LONGMANはメンバー全員が人見知りなんですよ(笑)。

あやぺた:たしかに。初めて対バンしたとき喋らんかったもんな(笑)。京都で対バンしたんですけど、全然喋ってない。

さわ:"CDを持っていったら挨拶はできる"という確信はあったので、あやぺたさんのところに行ってCDを渡して、ちょっと喋って。そしたらDizzyのステッカーをもらいました(笑)。

あやぺた:あのとき、さわちゃん以外のメンバーと喋ってないもん(笑)。

-頑張って喋りにいこうっていうときは、CDを手にしていくわけですね(笑)。

さわ:そうですね(笑)。

-Misakiさんは高校生でバンドを始めているから、年上の方との対バンばかりですよね。

あやぺた:ずっと一番下なんじゃない?

Misaki:17歳で今のレーベルに入って、最初は高校生だったので、年上の人しかいなかったです。同世代でバンドをやってる人はいなかったですね。何年か経ったらDizzyとかが出てきて、"同い年がやっといた!"って思ってたんですけど、今でも同い年のバンドってそんなにいないんですよね。だからDizzyが出てきたときはすごく嬉しかった。活動自体はSpecialThanksもLONGMANと一緒で、ぼちぼちのペースでライヴをやってるんです(笑)。普段は働いて、土日でツアーをゆっくり回るという感じだったので。その間にDizzyとかはがっつりツアーを回ってて、私たちの3年分くらいのライヴを1年でやってるからすごいなと思って(笑)。

あやぺた:でも仕事と両立させるというのもすごいと思う。ウチらにはできへんし、早起きは無理やし(笑)。

-Dizzyはなぜそんなにライヴをするようになったんですか? ライヴしなきゃだめだという感覚なんですか?

あやぺた:なんでだろうな。先輩も"とにかくライヴしろ"という感じやったし、ライヴをやったらやったぶんだけ出会いもあるし、もちろんバンドも成長するし。大阪はいっぱいバンドがいるので、仲間は増えましたね。恵まれてます。

-LONGMANは愛媛が地元ですね。先輩のバンドでも、地元を盛り上げようという意識はあるんですか。

さわ:そうですね。ジャパハリネットがいたのは結構大きかったなと思うんですけど、バンドの数自体は少ないと思います。最近になって、ようやくライヴハウスも増えてきて。高校生バンドがちょっと増えたらしいので、これからが楽しみですね。

Misaki:LONGMANの影響で?

さわ:どうなんですかね?

あやぺた:絶対おるって。

さわ:おってくれたら嬉しいですよね。

-では、今回がこの3バンドで初対バンということで、意気込みや、注目してほしいところはありますか?

Misaki:まずは出演の順番が気になるところですけど、"みなさんお楽しみに!"ですかね?

さわ:ライヴが楽しみですね。LONGMANは男女ツイン・ヴォーカルなので、それも楽しんでもらえたらなと思ってます。

あやぺた:なんかセッションとかできればいいよね。

Misaki:どうしよう......超苦手です(笑)。

-みなさんそれぞれ、ここからバンドとしてどうしていきたいか、ヴィジョンはありますか?

さわ:LONGMANとしては、現在曲作り中ですね。できれば、年内にリリースしたいなと思ってます。

あやぺた:Dizzy Sunfistは、まずは今やっているツアーを無事に終わらせることで精一杯ですね。不器用なので、いろんなことを考えるのが苦手やから、今はツアーに集中して。無事に最高のファイナルを迎えられるようにと思ってます。

Misaki:SpecialThanksはニュー・ミニ・アルバム『heavenly』をリリースして、ツアーが控えてるんですけど。今回初めて、ツアーらしいツアーを回るんです。初の経験なので、そこは楽しみながら、ライヴでしっかりと成長できたらなと思ってます。