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COLUMN

黒猫チェルシーの「開拓!ネコロンブス」【第12回】

2017年11月号掲載

黒猫チェルシーの「開拓!ネコロンブス」【第12回】

黒猫チェルシーの開拓!ネコロンブス 第12回 <岡本 啓佑(Dr)>

この連載でこれまで、Tシャツの素材やクリームソーダについて開拓してきましたが、今回は料理研究が趣味の僕が開拓した餃子のレシピをご紹介します。

日本の家庭で食べられる餃子はキャベツや白菜を用いたものが一般的ですが、今回ご紹介する餃子は"きゅうりと青唐辛子の水餃子"です。

キャベツや白菜にはないきゅうりの食感と青唐辛子の爽やかな辛みが食欲をそそる餃子です。

なんでも皮で包んでしまえば餃子。平野レミさんはもはや包まず"食べれば餃子"、というレシピを考案されていましたが。自由に楽しみたいですね。



材料(3~4人前)

餃子の皮25枚ほど
豚ひき肉200g
きゅうり3本
青唐辛子5~10本(好みで)
塩小さじ1
コショウ少々
オイスターソース大さじ1
酒大さじ1
鶏の茹で汁(スープの素を溶いたものでも)大さじ4

まずきゅうりをみじん切りにし、塩(分量外)をなじませ5分ほどおき、絞って水気を切ります。食感を楽しみたければ粗みじんや薄切りや千切りに、一体感で楽しみたければ細かく切るとよいでしょう。

ボウルに豚ひき肉、塩、コショウ、オイスターソース、酒を入れよく混ぜます。粘りが出るまでよく混ぜたら、水気を切ったきゅうり、刻んだ青唐辛子、鶏の茹で汁を加えさっと混ぜます。全体が馴染めば餡の完成です。

次に餡を皮で包みます。どんな包み方でもよいですが、おすすめは"帽子型"。皮の中心に餡をのせ、半分に折り畳み、両端をよせて水でくっつければOK。簡単で見た目もよいです。

そして沸騰したたっぷりのお湯に餃子を入れます。くっつかないようにさっと混ぜ、4分ほど茹でれば、"きゅうりと青唐辛子の水餃子"の完成です。

茹で汁ごと椀にざっと盛り、お好きなタレでどうぞ。

鎮江香酢と呼ばれる中国の黒酢で食べるのがおすすめ。クセはありますが酸味はまろやかでコクがあって美味しいです。神戸では餃子を味噌ダレで食べる文化があるのですが、味噌ダレとの相性もよいです。

皮は市販の皮でもよいですが、せっかくなので皮も作ってみては。いろんなレシピがありますが、小麦粉とぬるま湯を2:1で捏ねるだけ。とっても簡単。慣れれば皮を作り始めてから完成まで、1時間もあればできるようになりますよ。やっぱり水餃子は皮が厚めでもっちりしていて欲しいですよね。作りましょう。

餡にはお好みでニンニクを入れてもよいですね。柑橘の皮を刻んで加えても美味しいかもしれません。今度試してみます。

そしてレシピに出てくる鶏の茹で汁ですが、鶏むね肉を茹でておいて、鶏をほぐして適当な野菜と合わせれば副菜に、残った茹で汁は軽く調味し汁物に、無駄なく献立に悩むこともありません。ほぐした鶏はざく切りにした三つ葉とザーサイとで和えものにしたら美味しかったですよ。

いつもの餃子を作る手順と大差なく、いつもと一味違う餃子が楽しめます。是非どうぞ。