"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015""RUSH BALL 2015"など数々の大型夏フェスへの出演、渋谷CLUB QUATTROでのワンマン・ライヴがソールド・アウトと、勢いに乗る4人組ロック・バンドのシングル。森永製菓"DARS"のCM用に書き下ろした表題曲「輝きだす」はシンプルに、そしてストレートに共感を呼ぶ等身大のメッセージ・ソングだが、Track.2「ステレオタイパー」は自分たちがロック・バンドとして生きていくための決意を込めたハード・エッジな曲でシニカルさも発揮している。叩き上げのライヴ・バンドであることがわかるTrack.3「ライブハウス」も含め、それぞれ色の違うサウンドを聴かせながらどの曲からも彼らの自信が伝わってくる。
ブレイクが期待されている2009年結成の4人組、Rhythmic Toy Worldによる3部作の完結編となる3rdミニ・アルバム。ナイーヴさと真実を求める真っ直ぐな気持ちが爽やかな曲調に溶け込んだ7曲が印象づけるのは2000年以降の日本のギター・ロックの流れ。しかし、曲ごとに趣向が凝らされ、単純に誰それのフォロワーとは言えない魅力が感じられるところがいい。その点では、メンバーそれぞれのバックグラウンドやスキルが存分に活かされているようだ。最後を飾る「アンチスキルレシピ」では彼ら流のラップ・ロックに挑戦。ライヴのアンコールでたびたび披露してきた即興ラップを発展させた結果だそうだが、そんなところからもバンドのポテンシャルがうかがえる。さあ、あとは彼らならではと言える強烈な個性だ。
所属事務所移籍後初となる音源。そこに彼らは、ここから再び走り始める決意をしっかりと刻み込んだ。シンガロング/コーラスを擁した「理想像」で、込み上げてくる思いを力強く叫ぶPON(Vo/Gt)の歌声は、いつにも増してエモーショナルで、いつも以上に4人の姿が目に浮かんでくる躍動的なバンド・アンサンブルは、アップテンポなものだけでなく、壮大なスロー・ナンバー「朝が来る前に」でも、生々しく胸に迫ってくる。ユニークなリフレインが一瞬で耳から離れなくなる(けど、歌詞の内容は"超"がつくほどエモい)「けんけんぱ」や、「Don't you say」のような肩の力を抜いた曲もありつつ、決して"壊れることのない"自分たちの意志、そして音楽への情熱をまっすぐに燃やしている。
3月にメジャー1stフル・アルバム『Life is beautiful』をリリースしたばかりのラックライフが、早くもニュー・シングル『リフレイン』を完成させた。TVアニメ"最遊記RELOAD BLAST"のED主題歌となる表題曲「リフレイン」は、ダンサブルなロック・ナンバー。アニメに寄り添いながらも、その歌詞では全曲のソングライティングを手掛けるヴォーカル PONが、曲作りの中で感じる葛藤をありのままに綴っている。常に誰かの幸せを願うラックライフには珍しい、負の感情を纏ったマイナー調の楽曲がバンドの新たな魅力を引き出した。表題曲で歌われる"世界を変える"というまっすぐなメッセージが、カップリングの「存在証明」と「sweet my life」の2曲にも貫かれるというコンセプチュアルな性格の今作は、いまのバンドの攻めのモードを表している気がする。