Japanese
"DAIENKAI 2023" BLUE ENCOUNT×ミキ 座談会
これまで何度かコラボレーションを果たしているBLUE ENCOUNTとミキ。BLUE ENCOUNTが4thアルバム『Q.E.D』(2020年11月)をリリースした際に、田邊駿一とミキの亜生が"似ている"と言われていたことを受け、コラボレーション動画"俺たち入れ替わってる?"を発表。さらに、ブルエン(BLUE ENCOUNT)初の横浜アリーナ単独公演("BLUE ENCOUNT ~Q.E.D : INITIALIZE~")のアンコールで、サプライズ・ゲストとして亜生が登場するなど、多くの話題を集め、それ以降も親交を深めている。そんな両者が、7月8日、9日に東京ガーデンシアターで開催されるイベント"DAIENKAI 2023"に出演(両組とも9日に出演)。噂によると、今回のイベントでもコラボを披露するとかしないとか......! 息が合いすぎて止まる気配が一切なかった2組のトークをお楽しみください。
BLUE ENCOUNT:田邊 駿一(Vo/Gt)
ミキ:昴生 亜生
Interviewer:山口 哲生 Photographer:濱谷 幸江
-動画やライヴなどで過去に何度かコラボレーションをされている2組ですけども。
田邊:我々が歌番組やテレビのゲストで出させてもらうときに、お二方の話をこすりにこすらせてもらっていまして。
昴生:こするとこあるかなぁ。ありがたいけど。
田邊:いやいや。いよいよお金を払わないといけないんじゃないか? っていうぐらいですよ。うちはもう親族ぐるみでミキのおふたりのファンですね。
亜生:おぉー。嬉しい。
-ミキのおふたりは、最初にブルエン側からコラボのお話があったときはどう思われたんです?
亜生:そもそも僕のところに"ブルエンの田邊さんに似てます"っていうのがファンの方からちょくちょく来てたんですよ。画像とかも送ってこられて。
昴生:だから"そっちにも届いてたんや?"って思いましたね。亜生のところに"(田邊と)似てる"っていうのは来てましたけど、そちら側にも"亜生と似てる"っていうのが行ってたことにびっくりしました。そっち側にはやめてよ? って思ってたのに。
亜生:そしたらまさかブルエンさん側から"どうですか?"があるとは。
田邊:僕からしたらすごく光栄で。その時々のタームで芸人の方とコラボレーションさせていただいているんですけど、2016年に初めて日本武道館でワンマンをさせてもらったとき("LIVER'S 武道館")に、対談企画をやらせてもらったんですよ。その当時めちゃくちゃ似ているって言われていたのは、オリラジ(オリエンタルラジオ)の藤森(慎吾)さんで。
昴生&亜生:あぁー!
昴生:系統がね。
田邊:そうです。インディーズの頃、ライヴのMCの掴みで、"オリラジの藤森さんじゃないですよー"みたいなのでちょっと笑いが来て。それもこすりにこすってたんですけど。
昴生:はははは(笑)。こするね~。
田邊:僕、本当にお笑いが大好きなので、お二方とやれているというのは、お笑いファンとしても冥利につきます。
昴生:嬉しいです。でも、僕的にはコラボせんほうが良かったかなと思っていて、ずっと。
田邊:えっ、なんでですか?
昴生:コラボした瞬間に思ったんですよ......似てない。
田邊:そうなんですよね、意外と(苦笑)。
昴生:初めてふたりを目の前にしたときに、この企画大丈夫か? って(笑)。
亜生:デビュー当時は似てたんですよ。そのときの写真がいっぱい回って、"似てる"ってなったんですけど、"コラボしましょう"ってなったときに、僕が激太りしてまして。
田邊:そうそう! あの頃太ってたよね!? 今はまたシュッとしてるけど。
亜生:今までで一番太ってた。このためにシュッとしたようなもんですわ、ほんまに。
昴生:いや、シュっとしても似てないよ。横浜アリーナにも出させてもらいましたけど、ほんまやったら声を出したときに、"あれ? 亜生ちゃうか?"がいいじゃないですか。もう出てきた瞬間に"亜生ちゃうか?"やから。
亜生:田邊さんがはけて、太った中年男性がギター持って"いやー、すいません、すいません"って出てきて。
昴生:企画潰しよ、ほんまに。
亜生:これは申し訳ない。でも、ひとつにしましたよね、横アリ(横浜アリーナ)を。マジで。
田邊:ははははは(笑)。でもあれはマジだよね。
昴生:なんて言ってたっけ? 歌が始まる前に。
亜生:"行くぜ、横アリ!"。
昴生:アンコールなのに。もう行っとんねん、横アリは。
亜生:ブルエンさんがもう20曲ぐらいやってるのに、僕が"行くぜ、横アリ"。
昴生:あれは腹立ったなぁ。"行くぜ、横アリ!"と"飛べ、横アリ!"。お前が飛ばすな! でも、あれは気持ち良さそうでしたね。
亜生:あれはお笑いでは味わえない。音楽独特のあの感じ。お客さんも温かかったから。
田邊:まだコロナ禍真っ只中で、お客さんもエンターテイメントに飢えていた感じだったので。あとはお二方の乗せ方というか。歌ってくれた亜生ちゃんもそうですけど、お兄さんのそのあとのフォローもすごかったですし。
昴生:いや、でもほんまにいいお客さんで。2、3人ぐらいやったんじゃないですか? 石、投げてきた方は。
田邊:いやいやいや(笑)! そんなことありました!?
亜生:投げたいなと思ってる人はいたと思うけど。
昴生:そらそうや! お客さんからしたら"田邊見せろ!"やから。
亜生:客席指差したときに、マジで何人か笑うてなかったから。
田邊:ははははは(笑)。そこまで見れてたってことはやっぱ冷静だよね。
亜生:やっぱ見ちゃう、お客さんは。
田邊:そういう別土俵に行ったときの怖さというか。動画でコラボしたときに、僕がお兄さんと漫才をやらせていただいて、僕のインスタに完全版みたいなのを載させてもらったんですけど、すごい好評で。
亜生:あれ完璧でした。
田邊:いや、すごく嬉しくて。ただ、1個だけメッセージで"テンポが悪い"って書かれてて(苦笑)。それは許してよ......。
昴生:はははは(笑)。それはかわいそうやね。
亜生:当日合わせでやってるから。
昴生:しかも、それ(テンポが悪かったの)俺かもしれんし。
田邊:いやいやいや。
昴生:僕、"ざっくりとネタ合わせの感じでやります"って最初に聞いてて。"M-1(グランプリ)"でやったネタだったんですけど、もう何年もやってへんから、当日うろ覚えで行ったんですよ。そしたら(田邊が)完璧にやりだすから、ヤバいと思ってYouTube観始めて。
田邊:そうそう! 本物が本物の映像観てて(笑)。
昴生:だからテンポ悪かったん、たぶん俺のせいや。
田邊:僕は全部叩き込んでいったんですよ。3日間、ずっと頭の中でやってて。
昴生:いや、申し訳なかった。ざっくりって聞いてたから。すみませんね。
田邊:いえいえ、僕も漫才好きですし、僕の好きなお笑いの世界の方々とクロスオーバーするというのはすごく嬉しくて。横アリのときも嬉しかったのが、亜生ちゃんが歌ってくれていたときに、僕は袖でお兄さんと観てたんですよ。それが、まさに僕のど真ん中だった"めちゃイケ(めちゃ×2イケてるッ!)"の"岡村(隆史/ナインティナイン)さんオファーシリーズ(岡村オファーが来ましたシリーズ)"の矢部(浩之/ナインティナイン)さんみたいな感じで。
昴生:ほんまにそんな感じでしたね。もうちょっとしたら"岡村さん何してはるんですか"って言いそうな感じ。
亜生:それは"オファーシリーズ"すぎるやろ。
昴生:いやいやいや、それぐらいの感じよ、ほんまに。
田邊:そういうところでも夢を叶えてもらっているというか(笑)。普通、アーティスト同士だったらだいたいわかるんですよ。ここでこうなって、この人が歌って、とか。だけど、お笑い芸人の方と何かをするって、一種の新たなエンターテイメントの形というか。そういうものが垣間見えた瞬間だったので、横アリのときは僕も緊張してましたし、お二方も普段やっていない土俵だから掴みづらいところもあったと思うんですけど、それを経ての今回の"DAIENKAI"なので、もうリハーサルはできているかもしれないですね。
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