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INTERVIEW

Japanese

ヤングスキニー × 空気階段 座談会

 

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ダメな自分も包み隠さず曝け出すリアルなロックで、Z世代から熱い支持を受けるヤングスキニー。クズな自分も笑いに昇華するお笑い魂で、お笑いファンのみならず広い層の人気を集める空気階段。そんな2組による、夢の"ゴミ人間×クズ芸人"座談会が実現した! 7月13日、14日に東京ガーデンシアターにて開催される"DAIENKAI 2024"でのコラボ・ステージも決定している2組。ゴミとクズを自称しながら、話してみると違ったタイプのゴミ(クズ)人間であることがわかり、互いに興味や尊敬が生まれたこの日の座談会。お笑い×ロックの異色コラボへの期待も高まるばかりだ!

ヤングスキニー:かやゆー(Vo/Gt) ゴンザレス(Gt) りょうと(Ba) しおん(Dr)
空気階段:水川 かたまり 鈴木 もぐら
Writer:フジジュン Photographer:濱谷 幸江

-"DAIENKAI 2024"での共演が決まっているヤングスキニーと空気階段に、出演が決まっての感想からお聞きしたいんですが、空気階段は去年も出演されてるということで、去年出演しての感想はいかがでしたか?

もぐら:僕らは去年、クリープハイプさんとコントをやらせていただいて。又吉(直樹/ピース)さんが台本を書いてくださったんで、それはもうウケるんですよ! そこで7,000人のウケを味わってしまったんで、今年も誰かすごい方に書いていただいて。あのウケを味わいたいという気持ちがありますね。

かたまり:今年は見取り図さんに任せます! 絶対ウケるヤツを考えてもらいます(笑)。去年は7,000人のお客さんがいたんですけど、やっぱりバンドを観に来てるお客さんが多いんだろうなと思って。ネタをやるときとかも、"普段とお客さんの感じも違うだろうな、どうなんだろうな?"と思ったんですけど、始まってみたらめちゃくちゃいいお客さんで、7,000人の笑い声を体感してしまったから。この1年、何か物足りなさを感じていたのは"DAIENKAI"があったからなんだなと思いました(笑)。

-ヤングスキニーは"DAIENKAI"に出演決定しての感想はいかがですか?

かやゆー:未知の領域で、ただ音楽をやるだけじゃなくていろいろやらせてもらうので、不安はあります。お笑いが好きなので楽しみはもちろんありますけど、観て笑ってるだけじゃなくて、自分たちがやらなきゃいけないことに不安がありますね。

しおん:僕はこのラインナップを見て、そこに僕らが呼ばれるとは思っていなかったので、すごくびっくりしました。出演するアーティストさんの中でも若い方だと思うので、音楽もぺーぺーの人間が出てもいいのかな? ってところでもハードルが上がってて緊張してますけど、楽しみながら、一緒にやれたらいいなと思ってます。

りょうと:どんなイベントになるのか全然わからないし、個人の話なんですけど、面白い話ができなくて。ファンクラブのコンテンツで"スベる話(りょうとのスベる話)"を投稿するくらい面白い話ができないので、面白い喋りを盗めたらいいなと思ってて、いい機会になると思います。

ゴンザレス:僕もお笑い好きなんですが、好きなだけに"どう立ち振る舞ったらいいのか?"とか、怖い部分はありますね。この話を聞いたときはみなさんすごいメンバーだし、"自分たちがこういうところに呼ばれるようになったんだ"って、すごく嬉しくて。怖い部分はありますけど、プレッシャーも含めて、楽しめたらいいなって思っています。

-ヤングスキニーはお笑い好きのメンバーも多いということで、空気階段に遠慮することなく、好きなお笑い芸人さんを上げるとすれば?

かやゆー:僕は東京03さんが好きです。漫才よりコントが好きなので、空気階段さんも観させてもらったんですけど、すごく面白くて楽しみになりました。

しおん:僕はお笑いに疎くて。座談会するにあたって、空気階段さんのYouTubeとか観させてもらったんですけど、"なんでこんな面白いコンテンツを今まで観なかったんだろう!"と。知らなかったことがもったいなかったと感じたし、これを機にいろいろ観られたらいいなと思いました。YouTubeを観ながら普通に声出して笑っちゃって、この感覚が初めてすぎて、恥ずかしいなと思うくらいだったんですが、お笑いにあまり触れてこなかったので、すごく面白いし楽しいなと感じましたね。

りょうと:僕もYouTubeで観させてもらって、めちゃくちゃ面白くて、もっと深堀りしていきたいなと思いました。

ゴンザレス:僕はコントが好きなので、"キングオブコント"とかで空気階段さんもずっと追ってきて好きなんですけど、一番好きなのは、ロバートさんです(笑)。

-それは仕方ないですね(笑)。空気階段はヤングスキニーの存在はご存知でしたか?

もぐら:もちろん知ってます。若い世代から支持されてて、人気がすごいですから!

かたまり:僕も街中で曲がかかっていて、楽曲はよく耳にしてます。

-曲を聴いての感想や実際に会ってみての印象はいかがですか?

もぐら:繊細というか、純粋できれいな音楽をされてる印象があるので、すごいなと思ってました。

-純粋がゆえに、「ゴミ人間、俺」(2023年リリースのアルバム『歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていた』収録曲)と自分がゴミ人間であることも素直に歌ってたりして。今回、この座談会には"ゴミ人間×クズ人間"というテーマもあって、座談会で話したことがネタになって、コラボ・ステージに生かせたらいいなと思っているんですが。

もぐら:なるほど。人前で何かやらなきゃいけない、笑わせなきゃいけないってところで、緊張すると思うんですけど、僕はもう、そういうのがないものをやりたいっすね。例えば"金玉ハリセンイントロ・クイズ"とか、"熱湯おでん 箱の中身はなんだろな?"とか。

一同:わははははは(笑)!

かたまり:"金玉ハリセンイントロ・クイズ"ってどういうゲームなんだよ(笑)!?

-ウケを狙って何かやるんじゃなくて、普段は見せない素のリアクションが見えるものってことですよね?

もぐら:そうです。そういうほうがみなさんにも合うし、お客さんも楽しいんじゃないかな? と思うんです。金玉はやりすぎかも知れないですけど、ぐるぐるバットとか、ちょっと身体を張った企画で、みんなでワイワイ楽しんだほうがいいんじゃないか? と思います。

かやゆー:"金玉ハリセンイントロ・クイズ"はちょっと気になりますけどね(笑)。

かたまり:金玉ハリセンを受けたら答えられるってこと?

もぐら:"ピンポン!"って鳴らすと金玉がハリセンで打たれて、痛みに耐えながら答えるみたいな。ファンの方も普段は見ない、そういう一面を喜んでくれるんじゃないかな?

かたまり:そこまでやらなくても"あっちむいてホイ"とか、子供の頃しかやったことないと思うんですけど、お笑いライヴであっちむいてホイを真剣にやると、めちゃめちゃ盛り上がるんですよ! だから、そういうのをやってもいいかも知れないですね。

かやゆー:大喜利とかもできないんで、そっちのほうが助かります(笑)。

もぐら:あっちむいてホイだけど、罰ゲームはキツめにしてね。だって、メンバーの痛がるリアクションとか見たことないでしょう? そこからインスピレーションを受けて、ライヴのパフォーマンスが変わってくるかも知れないですよ?

かやゆー:僕らはお笑いのことは何もわからないし、"ゴミとクズ"くらいしか接点を感じられなくて。お笑いと音楽ってジャンルが別ですから、接点を探すのは難しいと思うんですけど、だからこそ、それが交わることで面白さが見つけられたらいいなと。

もぐら:たしかに。かやゆーさんはギャンブルとかはされるんですか?

かやゆー:僕は女遊びをしてましたね。

かたまり:あははは、すごいな、淀みなく言いますね(笑)。

もぐら:僕は昔、風俗はめちゃくちゃ行きましたけど、全然モテないんで。一緒に絡むことでそういうのを学ばせていただきたいなと思いますけど、例えば、打ち上げに来た子とチョメチョメしたりするんですか?

かやゆー:打ち上げはないですけど、居酒屋でナンパしたり。

かたまり:しっかり情報開示されてていいですね!

かやゆー:ファンに晒されすぎて、NGがないんですよ(笑)。僕、自分の部屋で弾き語りをしてる動画を上げたりしてるんですけど、部屋に来た女の子が勝手に写真を撮って、"#かやゆーの部屋"でTikTokに上げ始めて。ついには部屋の写真が出回りすぎて、顔写真を撮ると僕の部屋にいるような背景にできるエフェクトまで出てきて、その背景と一緒に俺の作った曲が流れるっていうのが、TikTokで流行りました。

もぐら:すごい時代だなぁ(笑)。僕はそういう話が全然なくて、モテないからパチンコや競馬にハマったというのもあるかもしれなくて。

ゴンザレス:僕もパチンコと競馬は大学時代からやってます。親から教科書代を貰って、そのままパチ屋行ったり。今日も時間あったんで、パチ屋からそのまま来ました(笑)。

もぐら:ヤングスキニーには、ギャンブル要素もあるんですね。親しみが湧くなぁ(笑)。