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INTERVIEW

Japanese

Brian the Sun

2014年03月号掲載

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Member:森 良太 (Vo/Gt) 白山 治輝 (Ba/Cho) 小川 真司 (Gt/Cho) 田中 駿汰 (Dr/Cho)

Interviewer:沖 さやこ

2008年、第1回目の閃光ライオットのファイナリストである大阪出身の4ピース・ロック・バンド、Brian the Sun。その後メンバー・チェンジを経て、2011年に現在のメンバーに。2012年に初の全国流通盤であるシングル『Sister』を、その翌年に初のフル・アルバム『NON SUGAR』をリリースと、着実に活動を積み重ねてきた。今作『彼女はゼロフィリア』は、フロントマン森 良太が得意とするコンセプチュアルな作風に、現在の4人の心情が如実に表れた、自然体の意欲作だ。

-Skream! 初登場なのでまずはバンドのバイオグラフィからお伺いしたいと思います。中学生の頃から弾き語りで活動なさっていた森さんと、白山さんを中心に前身バンドを組まれたとのことですが。

白山:それがそもそもの間違いやった(笑)。

全員:(笑)

森:(白山と)高校が一緒で、軽音楽部に入ったんですよね。まずはコピーからと思ってBUMP OF CHICKENの「アルエ」をやったんですけど、当時の僕らは下手すぎて最初のドラムの入りができなくて......そんで"あ、コピー難しいからオリジナルやろう"ってオリジナルを始めて。

-まさかそんなきっかけでオリジナルを始めるとは(笑)。

白山:他の曲やってたらそのままコピー・バンドで終わってたかもしれん(笑)。

森:(自分だけで)弾き語りしてた頃はスカしたところがあったんで"他の奴らとは仲良くなられへんわ"と思ってて。でも、バンドで音合わせてみたらすごく良くて、すごく楽しかったんです。でも最初5人おったメンバーが辞めていって......結局残ったのが僕と治輝で。

白山:最初なんでみんな辞めたんかわかんなくて。最後に残ったドラマーが"(森と白山が)学校一喋りにくい、絡みづらい""どっちも自分の話しかしない、人の話を聞いてない"という理由で辞めていったと聞いて......"そうか! 音楽性じゃないんや!"と気付いた(笑)。

-人間関係だったんだ(笑)。

森:そこでバンドの人間関係の大切さを知るわけです。それが閃光ライオットに出る2年くらい前?

-そして2007年5月に当時のギタリストとドラマーが加わって4人になり、サウンドもロック寄りになったことでBrian the Sunというバンド名に改めた。

森:そのメンバーで第1回目の閃光ライオット(2008年)に出たんですよね。治輝が、身の程知らずもいいとこなんですけど"高校卒業する前に1回フェスに出たい"とずっと言ってて。そんなときに丁度そういうコンセプトである閃光ライオットがあって、(自分たちの)CD送って。

白山:受験生だったので、出した後に活動も止めて、出したこともすっかり忘れてて。それでスタジオとかも入らなくなったときに(合格通知の)封筒が来るという......。

森:それで有り難いことに閃光ライオットに出さしてもらって。そこで勘違いするわけですね。"イケる""僕らは音楽でやっていける"と思うんです。で、大学受験のタイミングで当時のギターとドラムが抜けて、そこから紆余曲折を経て......。

-2010年1月に、現在のギターの小川さんと、女性ドラマーさんが加入なさって、再び4人編成になる。

森:僕らがよく出てたライヴハウスに真司が通ってたんです。ギターが弾ける弾けないとかは関係なく、なんか見た目も雰囲気もいいからちょっと誘ってみて。

白山:僕は(森から)"新しいギターとドラムが見つかった、加入が決定しました"と聞いてウキウキしながらスタジオに行ったんです。けど実は小川くんは(森から)"取り敢えず1回スタジオ入ろうや"としか言われてなかったから、遊びに来たような感覚だったんですよ。僕はもう決まってるメンバーやと思うから、決まってるスケジュールを伝えるじゃないですか。"CD作ろう、この日ここにライヴ行こう"って。

森:取り敢えず一旦スタジオ入っただけやのに――。

白山:3ヶ月先のスケジュールを押さえられる、という(笑)。