Japanese
DJやついいちろう主催フェス"YATSUI FESTIVAL!2016"、第2弾出演者にGLIM SPANKY、古館佑太郎(The SALOVERS)、PELICAN FANCLUB、SHE'Sら19組決定
2016.03.01 18:00
お笑いコンビ"エレキコミック"のやついいちろうが主催する、音楽とお笑いのエンタテインメント・フェス"YATSUI FESTIVAL!2016"。6月18日(土)、19日(日)の2日間にわたって開催される同フェスの第2弾ラインナップが決定した。
今回発表されたのは、以下の19組。
カルメラ
GLIM SPANKY
SHE'S
JAGUAR
水中、それは苦しい
SODA!
千秋
chelmico
なでksジャパン
南波志帆
ばってん少女隊
ひめキュンフルーツ缶
FantaRhyme
古館佑太郎
PELICAN FANCLUB
Boiler陸亀
MAGiC BOYZ
南野陽子
RAM RIDER
なお、本日3月1日(火)よりチケットの一般発売がスタート。2012年の初開催から毎年ソールド・アウトしているだけに、気になる方は早めにチェックして欲しい。
▼イベント情報
"YATSUI FESTIVAL! 2016"
6月18日(土)、19日(日)
開場/開演(両日):12:30(11:00リストバンド交換開始)
会場:TSUTAYA O-EAST / TSUTAYA O-WEST / TSUTAYA O-nest / TSUTAYA O-Crest / duo MUSIC EXCHANGE / 7th FLOOR / club asia / VUENOS / GLAD / SOUND MUSEUM VISION
【第1弾出演アーティスト】
DJやついいちろう(エレキコミック) / 梅棒 / エレ片 / ONIGAWARA / CAR10 / 餓鬼レンジャー / Charisma.com / 川本真琴 / Capeson / SANABAGUN. / 渋さ知らズオーケストラ / 水曜日のカンパネラ / SEVENTEEN AGAiN / 東京女子流 / Negicco / never young beach / NOT WONK / 爆乳ヤンキー / ヒステリックパニック / Bentham / LUCKY TAPES / lyrical school / ワンダフルボーイズ
【第2弾出演アーティスト】 [New]
カルメラ / GLIM SPANKY / SHE'S / JAGUAR / 水中、それは苦しい / SODA! / 千秋 / chelmico / なでksジャパン / 南波志帆 / ばってん少女隊 / ひめキュンフルーツ缶 / FantaRhyme / 古館佑太郎 / PELICAN FANCLUB / Boiler陸亀 / MAGiC BOYZ / 南野陽子 / RAM RIDER
【チケット】
■一般発売中
・2日通し券 ¥12,500 (各日ドリンク別)
・1日券(6/18分) ¥6,800 (ドリンク別)
・1日券(6/19分) ¥6,800 (ドリンク別)
・イープラス https://eplus.jp/yatsuifes/
・O-EAST店頭 03-5458-4681(初日は電話予約のみ)
■当日券:未定
【YATSUI FESTIVAL! 2016】
オフィシャル・サイト:https://www.yatsui-fes.com/
Twitter:https://twitter.com/YATSUIFES
Facebook:https://www.facebook.com/YATSUIFES
問:TSUTAYA O-EAST(03-5458-4681)
主催:やついいちろう
協賛:株式会社イープラス
制作:シブヤテレビジョン / トゥインクルコーポレーション / SALMONSKY
協力:ビクターエンタテインメント / duo MUSIC EXCHANGE / Culture of Asia
7th FLOOR / 株式会社 グローバル・ハーツ
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GLIM SPANKY
All the Greatest Dudes
メジャー・デビュー10周年を記念してリリースされるキャリア初のベスト・アルバム。ガレージ/ブルース・ロックに始まり確信的に、意欲的に、そして心の赴くままに枝葉を広げていったサウンドの変遷を感じさせながらも、大事なもの、揺らがないものはそこに存在し続けていることを証明している2枚組。濃密なサイケ・サウンドから幕を開けるシリアス且つ壮大な「赤い轍」や、ラテン風味の心地よいビートに身体が自然と揺れてしまう「Hallucination」、そしてスペシャル感たっぷりな「愛が満ちるまで feat. LOVE PSYCHEDELICO」といった新曲群が大充実なのも嬉しいし、改めてこのタイミングで聴く定番曲「大人になったら」が本気で沁みる。
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GLIM SPANKY
The Goldmine
前作から1年3ヶ月というスパンで到着した7thアルバムで、GLIM SPANKYはさらなる扉を開いた。"金脈が見つかる鉱山"という意味を持つタイトルを冠した本作は、タイトル曲をはじめとしたライヴ会場を熱く沸かせるロック・チューンはもちろん、松尾レミ(Vo/Gt)の吠えるような歌声と重厚なグルーヴが絡み合う「Glitter Illusion」や、亀本寛貴(Gt)が奏でる軽やかなカッティングが心地よい海風を運んでくるAOR系統の「ラストシ-ン」、柔らかな光に包み込まれるようなサイケ感のある「真昼の幽霊(Interlude)」~「Summer Letter」など、全11曲、どれもがすべて主役級のクオリティを誇る楽曲ばかり。圧倒的な開放感が全身を突き抜けていく感覚を、音源とライヴでぜひとも感じてもらいたい。
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GLIM SPANKY
Into The Time Hole
現代的なサウンド・プロダクションを導入しながら、GLIM SPANKYが今鳴らしたい音楽を提示した前アルバム『Walking On Fire』から約2年。その路線を引き継ぐ6thアルバムは、重量感のある「シグナルはいらない」や壮大な「風は呼んでいる」といった、ロック・ミュージックが持つダイナミズムを際立たせたものから、「レイトショーへと」や「ドレスを切り裂いて」といった、ソウル・ミュージック的なアプローチで見せる新しい顔もあれば、サイケな「It's A Sunny Day」やブルージーな「Sugar/Plum/Fairy」といった、ふたりがこれまで培ってきたものもありと、サウンドのバラエティをより広げつつも、軸は一切ブレていない珠玉の11曲が揃った。
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GLIM SPANKY
ストーリーの先に
現代の若者が主人公の映画やドラマの主題歌が続くGLIM SPANKYだが、今回はドラマ"Re:フォロワー"への書き下ろし。オンラインに絡めとられていても、人間としての野生や感受性は決してなくならないことを、明け方の夜に共有するような確かな歌詞とサウンドで示唆している。選び抜かれたピアノ・リフとギター・フレーズの豊かさ、祈りのような淡々としたAメロの磨かれたコード進行が、不安な気持ちを鎮めてくれる。Track.2のタフなブルースは、さらにその先をどう生きていくのかを問うような叫びだ。さらに、未知の明日に手ぶらで旅立つ心持ちを"どこかへ渡る小さな鳥"に喩えるTrack.3と、身ひとつで生きる自由へと誘う。個別に作られたはずの3曲があなた自身のストーリーになる。
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GLIM SPANKY
LOOKING FOR THE MAGIC
再生するや否や、Track.1の不穏な雰囲気に際立つ松尾レミ(Vo/Gt)のオアシスへ導くような歌声と、亀本寛貴(Gt)のエモさ満点のギターで、GLIM SPANKYの世界へと一気に引き込まれる。メッセージ性の強い「TV Show」から輝く恋心を歌う「Hello Sunshine」まで、様々な表情を見せる歌詞も大きな魅力だ。自身初の日本武道館公演を大成功させ、映画主題歌など多くのタイアップも決定、さらには"フジロック"のメイン・ステージ出演など、様々なシーンに爪痕を残してきたふたりが鳴らす、進化した"至高のロック"が凝縮された1枚。「To The Music」でも歌われているとおり"共通言語はミュージック"、グリムのロックが世界中で愛される日はそう遠くない。
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GLIM SPANKY
愚か者たち
その揺るぎないロックな世界観で大傑作となった3rdアルバム『BIZARRE CARNIVAL』から約半年、2018年初リリースは3曲入りシングル。松尾レミ(Vo/Gt)の舌鋒がますます鋭く冴えわたる表題曲は映画"不能犯"の主題歌だ。亀本寛貴のルーズな間合いの歪んだギターと、時折巻き舌で聴かせるレミの強烈な歌声は絶好調で、アルバム収録曲とも地続きの力強いメッセージ・ソング。対照的に、軽快なカッティング、スライド・ギターとドリーミーな歌声に惹き込まれる「In the air」、そしてCMで使われていたCarole Kingのカバー「I Feel The Earth Move」と、どれも聴き応えありで、早くも次のアルバムが待ち遠しくなる。5月には初の日本武道館公演を控える彼らの音楽の神髄に触れることができる作品だ。
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GLIM SPANKY
BIZARRE CARNIVAL
6月に行った日比谷野外大音楽堂でのワンマン・ライヴがソールド・アウトするなど、国内外で活躍の場を広げるGLIM SPANKYの約1年ぶりとなる3枚目のフル・アルバム。60、70年代ロック、ブルースを現代の日本語ロックにアップデートした楽曲を聴かせる彼らだが、前半の「THEWALL」、「BIZARRE CARNIVAL」、「The Trip」から感じられるのはサイケ・ムーヴメント期のUKロックのテイストだ。松尾レミ(Vo/Gt)の強烈且つ哀愁漂う歌声に心が震える「美しい棘」、「Velvet Theater」に代表される亀本寛貴(Gt)の感情表現豊かなブルージーなギター、彼らは間違いなく本物中のホンモノ。"カッコいい日本のロック"を探しているならこのアルバムを聴けばよい。初回限定盤DVDには日比谷野外大音楽堂でのライヴ映像約60分を収録予定。こちらも必見だ。
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GLIM SPANKY
ワイルド・サイドを行け
"自分が信じた道を歩け"―― そんなメッセージをどこかの誰かさんが言っていたなと、ふと思い出させるGLIMSPANKYの最新作『ワイルド・サイドを行け』。サウンド・プロデュースに亀田誠治、作詞共作にいしわたり淳治を迎え、GLIM SPANKYの新たな一面を覗かせるTrack.1。QUEENの「We Will Rock You」を彷彿とさせる力強いTrack.2は、"ブラインドサッカー日本代表公式ソング"に起用されているだけあり、自分を奮い立たせる音作りや歌詞が素晴らしい。さらに、初めてシャッフル・ビートに挑戦したというTrack.3や、OASISのようなミディアム・ロック・バラードに仕上げているTrack.5のストリングス・アレンジも新しい。これまで以上に音の幅を広げている意欲作だ。
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GLIM SPANKY
褒めろよ
昨年6月、ミニ・アルバム『焦燥』でメジャー・デビューを飾った男女ロック・ユニットによる1stシングル。バラードや弾き語りも含め、多彩な魅力を印象づけた『焦燥』から一転、ここではスピーディーなタイトル・ナンバーを始め、ロッキンな魅力をアピールしている。テレビCMで話題になった「MOVE OVER」(Janis Joplin)のGLIM SPANKYバージョンを始め、彼らなりの70年代のロックへのオマージュとも言えるが、同時に平成生まれのふたりならではのアプローチにも耳を傾けたい。その他、THE ROLLING STONESを思わせるリフとポップ・メロディの相性が抜群にいい「サンライズジャーニー」、ねちっとずしっとした演奏で圧倒するブルース・ロックの「踊りに行こうぜ」も含む4曲を収録。聴き応え満点のシングルが完成。
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GLIM SPANKY
焦燥
Janis Joplinの再来と謳われる松尾レミ(Vo/Gt)と亀本寛貴(Gt)の2人組、GLIM SPANKYがメジャー・デビュー。OKAMOTO'Sのハマ・オカモト(Ba)、くるりのサポートで知られるBOBO(Dr)とスタジオでレコーディングした表題曲他2曲にライヴとカヴァーを2曲ずつ加えた計6曲を収録。60~70年代を思わせるブルース・ロックを基調としながら、彼らが単なるリバイバリストでないことは、跳ねるリズムと疾走するビートを使いわける「焦燥」を聴けば明らかだろう。敢えて弾き語りで挑んだAdeleと荒井由実のカヴァーで圧倒的な歌声をアピールする松尾と、饒舌かつ艶やかなギター・プレイを閃かせる亀本――本格派と言える実力を持った2人がその才能を、これからどんなふうに表現していくのかかが楽しみだ。
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PELICAN FANCLUB
Who are you? / 星座して二人
エンドウアンリ(Gt/Vo)のひとつの夢だったというアニメ"BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS"のテーマ曲となった、サビの開放感が印象的な「Who are you?」と、yonigeの牛丸ありさ(Vo/Gt)を迎えた、ダークな雰囲気を醸す「星座して二人」のダブルAサイド・シングル。期間限定盤に収録されたKANA-BOONの楽曲「シルエット」のカバーは、リスペクトを込め原曲を再現しつつ、彼ららしい浮遊感のあるサウンドに仕上がっている。前身アニメ"NARUTO-ナルト- 疾風伝"のテーマ曲ということもあり、夢の実現に花を添える1曲となった。また通常盤には、Kabanaguによる「星座して二人」のリミックスを収録。彼ら独自の繋がりが窺える1枚だ。
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PELICAN FANCLUB
ディザイア
表題曲がTVアニメ"炎炎ノ消防隊 弐ノ章"ED主題歌、さらに谷口 鮪(KANA-BOON/Vo/Gt)によるプロデュースという話題性抜群のシングルだが、それを差し引いても十二分な求心力を放つ1枚。むしろそれらの贅沢なほどの付加価値を、どこまでも自分たちのものにすることができるというバンドの底力を見せつけられたような気さえしてくる。疾走感がありながらも様式美すら感じられるギター・ライン、流麗なメロディ、そして包容力を湛えたエンドウアンリの歌声。それらが見せてくれるのは轟々と燃え上がる真っ赤な火ではなく、静かに、しなやかに、堂々と燃え上がる青い炎だ。カップリング含め、突き抜けるような爽快感と優しさを兼ね備えた、これぞ新境地にして王道。
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PELICAN FANCLUB
三原色
メジャー1stシングルの表題曲は彼らにとって初のタイアップで、TVアニメ"Dr.STONE"OPテーマへの書き下ろしだ。彼らの強みは、エンドウアンリ(Vo/Gt)の独特のワーディングや脳内世界を共有し、人間の肉体を構成する細胞や筋肉のようにアンサンブルを編み上げる、意思疎通のスムーズさにあるとこの曲のアレンジを聴くと痛感する。三原色の理論を詩的な比喩に置き換えた歌と相まって、細胞がドライヴする。パーソナルな歌詞でありつつ、息の合ったアンサンブルで時代を超える、インディー・ポップ「Dayload_Run_Letter」、インディーズ時代からの代表曲「記憶について」の2019年バージョンも収録。コンパクトだが、彼らの特徴を改めて知るには絶好のシングルと言えるだろう。
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PELICAN FANCLUB
Whitenoise e.p.
1曲目の「ベートーヴェンのホワイトノイズ」を聴いた。これぞキラーチューン。19年を激震させる音とメロディが鳴っていた。前作『Boys just want to be culture』についてエンドウアンリ(Gt/Vo)は、自らのルーツを80年代や90年代のインディー・ミュージックにあるとしたうえで、そういった背景はもはや意識せずとも出ることだと言い、描きたい世界を感覚的に音にしていったと話してくれた。それに対して今作は"ホワイトノイズ"という、明確な音楽ジャンルである"シューゲイザー"と繋がる言葉をタイトルに。その意図は単なる"原点回帰"ではない。むしろまるで人間そのもののようなホワイトノイズの持つ幻想的な揺らぎとメロディが、熱の高いビートに乗って未来へと向かう作品である。
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PELICAN FANCLUB
Boys just want to be culture
PELICAN FANCLUBが劇的な進化を遂げた。これまでの作品は80年代のニュー・ウェーヴやポスト・パンク、インディー・ポップやオルタナティヴ・ロックといった海外の音楽や、BUMP OF CHICKENのような日本語詞のバンドといった、自らが影響を受けた音楽やカルチャーへの敬意を軸にオリジナリティを追求していた。しかし本作は、音楽的なリファレンスという意味ではこれまで積み重ねてきたことの延長線上にあるのだが、とにかく誰にも真似できないサウンドの展開が、ここにしかないエモーションが大爆発。ルーツを真摯に習得してきたからこそルーツと向き合うことを止めて、感情の向くまま作って溢れる圧倒的な強さ。彼らの今が最高。そしてこの先が楽しみで仕方ない、可能性の塊のような1枚だ。
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PELICAN FANCLUB
Home Electronics
天体系を比喩的に使うなど、エンドウ アンリ(Gt/Vo)流のロマンたっぷりの詞世界。それをバーチャルに体験できる感覚すら覚えてしまうくらい、曲ごとに異なるシチュエーションを最大限に演出するアレンジが素晴らしい。演奏のダイナミクスやさりげない環境音によって奥行きを増し、飛躍的進化を遂げたサウンドに終始、胸が高鳴りっぱなしだった。キャッチーながらもシューゲイズ・サウンドが彼ららしい「Night Diver」、エンドウのヴォーカリストとしての表現力に感服する狂気に満ちた「Black Beauty」、Avec Avecがシンセ・アドバイザーとして関わった壮大なスケール感と情熱的な合唱が感動を呼ぶ「Trash Trace」など......初のフル・アルバムにしてこの完成度! と思わず感嘆の声を上げたくなる仕上がりだ。今、バンドの制作活動が最高に充実していることを感じずにはいられない。
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PELICAN FANCLUB
OK BALLADE
UK.PROJECT主催のイベント"UKFC on the Road"や、"タワレコメン"に選出されたセルフ・タイトルの前作でこのバンドに出会った方も多いだろう。今作は、きっとそのときの印象を凌駕するクオリティだと宣告しておく。"謎"がテーマだった前作とは切り口を変え、"今この瞬間を大事にしてほしい"という思いを込めた今作。"帰る場所があるから帰りたくなる"と当たり前の中にある大切さを歌った「記憶について」に始まり、エンドウアンリ(Gt/Vo)が"今"歌で伝えたいことを全部詰め込んだかのようなバラード「今歌うこの声が」で終わるメッセージ性の高い1枚だ。そんなアルバムに散りばめられたアートのようなサウンドスケープと、バンド史上かつてない破壊力と叫びが襲う「for elite」、「説明」での豹変っぷりとのコントラストも痛快すぎて最高。
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PELICAN FANCLUB
PELICAN FANCLUB
PELICAN FANCLUBの正式には初めての全国流通音源がUK.PROJECT内のDAIZAWA RECORDSからリリース。数多くの偉大なアーティストを輩出する名門レーベルからのリリースということで周囲の期待も並々ならないものがあったであろうが、結論から言うと彼らはそのハードルをあっさり越えてきた。今作では、いわゆる4AD的な血を引きつつ、80年代より脈々と受け継がれる耽美なサウンドを現行のインディー・マナーでアウトプットする。さらに"自分達らしさ"、"謎"をテーマに掲げ鳴らされる4人の音は、圧倒的に説得力を増し、立体的で奥行きのある音像からは格段に洗練されたという印象を受ける。仄かに残る青いきらめきと内なる獣が牙を光らせる彼らの現在を克明に刻みつけた1枚。
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PELICAN FANCLUB
ANALOG
昨年10月にリリースしたTOWER RECORDS限定シングル『Capsule Hotel』が早耳リスナーの間で話題となり、注目を集めている新世代ドリームウェイヴ・バンド、PELICAN FANCLUB。彼らの1stミニ・アルバムに収録されているのは、死後の世界を表現したというTrack.1「凪の頃」や、絵画を見た感動を歌ったTrack.4「クラヴィコードを弾く婦人」など、誰にでも起こりうる"日常"を描いた6曲。どこかシニカルなエンドウ アンリ(Gt/Vo)による言葉選びのセンスは抜群で、聴けば聴くほどに心を揺さぶられる。甘酸っぱく多幸感溢れるメロディを聴いていると、ドキドキと胸が高鳴り、それはまるで透き通ったガラス玉を覗くよう。静かな部屋で、目を瞑って、じっくりと味わいたい1枚。
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SHE'S
Memories
SHE'Sの新作は、朝日が差すようなイントロ「Dull Blue (intro)」ののち、積乱雲を意味するタイトルの通り清廉で美しいピアノ・ポップ「Cloud 9」で幕開けする。同曲が先行発表されたことから、彼等らしいストレートな魅力のある作品になったのかと思いきや、'80s洋楽ロック・テイストな音像の「I'm into You」、ロマンチックに踊れるミドル・ポップ「No Gravity」、ライヴで壮大さを増し強力なパワー・チューンになりそうな「Kick Out」と、幅広く楽しませてくれる。クワイアとブラスが温かく包み込む「Alright」、ラスト・ナンバー「Memories」まで聴き終えたとき、あなたのどんな"記憶"も人生の彩りとして受け止められているはず。ジャケットに書かれたSHE'Sっぽいメッセージにもほっこり。
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SHE'S
Shepherd
SHE'Sが1年7ヶ月ぶり、6枚目のフル・アルバム『Shepherd』をリリース。本アルバムには、バンドにとって初のアニメーション映画への書き下ろしとなった楽曲「Blue Thermal」をはじめ、TBS系"王様のブランチ"テーマ・ソング(2022年4~9月)「Grow Old With Me」、軽快なカントリー調に仕上げたリード曲「Boat on a Lake」、打ち込みと生音が絡み合うアグレッシヴなピアノ・ロック「Raided」など、全11曲が収録される。また本作に収められた新曲は、全楽曲のソングライティングを担う井上竜馬(Vo/Key)がパウロ・コエーリョによる小説"アルケミスト 夢を旅した少年"から着想を得て制作されたようで、コンセプト・アルバムの趣もある意欲作になっている。
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SHE'S
SHE'S in BUDOKAN
'22年2月の日本武道館公演の模様を収めた、SHE'S初のライヴ映像作品。SHE'S 10年の軌跡と言うべき音楽的に豊かな楽曲群を表現する心のこもったバンドの演奏、そしてメンバーに"声を出してないはずやのに一緒に歌っているような感覚です。聞こえてくる。そんな感じがする"と言わしめた観客がともに作り上げたあの日の温かな空気が、純度高くパッケージングされている。メンバーが終始いい表情をしているのがたまらない。弦楽カルテット+ホーン隊含む11名編成で届けた22曲をMC含めノーカットで収録。結成10周年の集大成と呼ぶに相応しいライヴの模様をしっかりと記録したファン必携のアイテムだ。完全数量限定盤にはドキュメンタリー映像や全31曲のMVも収録。
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SHE'S
Blue Thermal
"ブルーサーマル"とは上昇気流の意味。航空部をテーマにしたアニメ映画"ブルーサーマル"の主題歌&挿入歌を収録した、2022年第1弾シングルだ。主題歌「Blue Thermal」は、まさに青く澄み切る大空が似合うブラス・バンドに乗せて、痛みを抱えながらも夢に向かう熱い想いが綴られる。"パーフェクトブルー"、"雲"、"気流"などアニメの世界観に寄り添ったワードを散りばめながら、そこにはバンド自身の在り方もくっきりと重なる。一方、挿入歌「Beautiful Bird」はホーリーなハーモニーで紡ぐ静謐なバラード。"君"の存在が"僕"を未来へと導くという歌詞は、これまでSHE'Sが多くの楽曲で歌ってきたテーマにも通じる。初の武道館ワンマンを経たSHE'Sの11周年の幕開けとなる1枚。
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SHE'S
Amulet
4thアルバム『Tragicomedy』に引き続き、傑作アルバムの到着だ。バンドの10年が詰まった「追い風」を発端に彩り豊かに展開する構成は、未来への広がりを感じさせるもの。ジャンルレスでいたいという考えを持つバンドだけに幅広いアプローチには納得だが、加えて、どんな人も完璧じゃない、しかしそれこそが個性だと謳う「Imperfect」でゴスペルを取り入れるなど、音と言葉がさらに密接な関係を結ぶようになった。ひとりでいる人に語り掛けるようなピアノの独奏から始まり、誰しもが抱える欠落を肯定する今作のタイトルは、"Amulet"=お守り。海外インディー・ポップ・シーンと共鳴する軽やかな音像、真摯な目線から綴られた言葉は、日々の灯となってくれる。
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SHE'S
追い風
"生きていく者だけに吹く 追い風"。そんな力強いフレーズが、痛みを背負いながらも懸命に生きる私たちの背中を押すSHE'Sのニュー・シングル。寂寥感を孕んだエレクトロな音の粒が、やがて華やかに開放されていく美しいサウンド・アプローチは、今年結成10周年を迎えるバンドがこれまで積み重ねてきたものが凝縮された1曲になった。ドラマ"青のSP(スクールポリス)-学校内警察・嶋田隆平-"の主題歌の書き下ろしだが、"いかに生きるか"を主軸にしたテーマはバンドとの親和性も高い。カップリングの新機軸となった味わい深いバラード「Mirai」、ステイホーム期間にファンと共に完成させたカントリー・ソング「In Your Room」も含めて、先の見えない未来に優しく光を照らすような3曲。
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SHE'S
Tragicomedy
ソングライターの井上竜馬(Key/Gt/Vo)が"心"そのものと向き合うなかで生まれた楽曲を収録し、"悲喜劇"の意味を持つタイトルを冠した4thアルバム。井上が直感的に制作したという楽曲たちは、これまでバンドが続けてきたジャンルレスなサウンド・アプローチにおける挑戦がさらに磨き上げた精鋭揃いだ。バンドの生演奏にプログラミングとストリングスを巧みに取り入れた楽曲や、ブラック・ミュージックの匂いをブレンドさせた楽曲などの2020年代的ミクスチャー・サウンド、トラックメーカー的アプローチなど自由でユーモアに富んだ音楽たちは、4人の感情や人間性と深く密接な関係にある。キャリアを重ねたことで得た成熟と純粋さを兼ね揃えた作品。来年の10周年を目前に、バンドの未来を切り開く気概に溢れている。
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SHE'S
Tricolor EP
3ヶ月連続リリースのデジタル・シングル3曲を含む全4曲収録のシングル。ヴァイオリン、ギター、リズムで作り出すラテン感のあるサウンドが特徴的な挑戦性の高い「Masquerade」、SHE'Sの真骨頂とも言うべきピアノ・ロックの中でもぬくもりと優しさに満ちた「Letter」、力強さと気品を持ち合わせたスケール感のあるエモーショナル・ナンバー「Your Song」と、SHE'Sがこれまで追求してきた大きな3つの特色を明確に示した楽曲が揃っている。3曲共通して生き方や人との向き合い方にフォーカスしたメッセージ性の強い言葉が並んだことで、より歌の力も増した。バンドの核心を感じられる組曲的作品に仕上がっている。
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SHE'S
Now & Then
2枚のシングルを経て完成させた"Now(=今)"と"Then(=あの時)"がテーマの3rdフル・アルバム。本作では、これまで彼らがチャレンジしてきたバラエティ豊かなピアノ・ロックに加え、「歓びの陽」とは異なる解釈でプログラミングやエレクトロ・テイストを取り入れた楽曲、アコギのリフを効果的に生かしたソウル・ナンバー、アルバム・アレンジが施された「月は美しく」など、様々なジャンルが持つポップネスを十二分に生かしている。インディーズ時代からスケールの大きな音作りを続け、メジャー・デビュー以降は様々な音楽性を積極的に取り入れながら、自分たちの音楽の可能性を広げ続けてきたSHE'Sの、ひとつの金字塔的作品と言っていい。より高みを目指す4人の健やかな音色を体感できる。
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SHE'S
The Everglow
約3ヶ月ぶりにリリースされるシングルは、挑戦的な楽曲が多かった前作と打って変わり、バンドの原点をパワーアップさせた3曲が揃った。表題曲はバンドの特色のひとつであるピアノとストリングスが描く華やかさと、バンドの力強さを掛け合わせた、ピアノ・ロックの進化版。サビのメッセージや湧き上がる想いを丁寧にサウンドにも落とし込んでいる。c/wの「Come Back」はソングライター、井上竜馬(Key/Gt/Vo)の憧れの存在であるELLEGARDENへのリスペクトを込めた楽曲で、「月は美しく」はジャズ・テイストのアプローチが新しい。3曲に共通しているのは堂々としつつもどこか肩の力が抜けたような軽やかさがあること。聴いたあとに残る幸福感もまた、「The Everglow」が歌う"永遠の輝き"なのかもしれない。
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SHE'S
歓びの陽
昨年、フル・アルバム2枚とミニ・アルバム1枚という脅威のペースでリリースを続けてきたSHE'Sが、約2年ぶりとなるシングルを完成。agehaspringsの百田留衣がプロデュースしたTrack.1は、打ち込みのトラックを大胆に取り入れ、"哀しみも傷跡もそのままでいい、無駄じゃない"と過去を肯定したうえで寄り添ってくれる、大きな温もりが感じられる1曲だ。Track.2はTVアニメ"アンゴルモア元寇合戦記"のEDテーマ。闘志を奮い立たせるような力強いビートとドラマチックなストリングスから幕を開け、サビでパッと開けるような明るいコード感が気持ちいい。Track.3は井上竜馬の歌唱とピアノ、そしてコーラスのみというシンプルな構成。優しくしなやかでのびのびとした歌声が、心地いい余韻を残してくれる。
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SHE'S
Wandering
今年2作目となるメジャー2ndフル・アルバムは、初の外部プロデューサーとして片寄明人(GREAT3/Vo/Gt)を、ゲスト・ミュージシャンとしてストリングス隊とホーン隊を招くだけでなく、マスタリングはBob DylanやBon Iverなどを手掛け、グラミー賞ノミネート経験もあるエンジニア Greg Calbiが担当という、ロック且つスタイリッシュな音像を作るには完璧と言っていいほどの布陣で制作された。もともと大きなスケールを持つ楽曲を作ることに長けているバンドだが、今回は勢いで突き抜けると言うよりはどっしりと構えたうえでパワーを発揮するサウンドスケープが際立つ。歌詞世界も過去2作と比較しても格段に視野が広がった。特に最後を飾る「Home」は、追い風が吹く彼らに最適な華やかさだ。
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SHE'S
Awakening
1stフル・アルバム『プルーストと花束』から5ヶ月という驚異のスピードでリリースされる7曲入りミニ・アルバム。初夏を意識して作ったという楽曲はどれも軽快なニュアンスが強く、太陽の光が似合うものが多い。エモーショナルな音像に横ノリのリズムを入れた楽曲や、軽やかなミディアム・ナンバーなどからもバンドも新しい季節を迎えていることがわかる。歌詞もTrack.2を筆頭に強い決意に加え大いなる自信が刻まれ、もっと前に進んでいくという意志がこれまで以上に強く表れたものになった。今回は珍しくコンセプトありきでの制作ではなかったらしいが、だからこそワンマン・ツアーで確かな手応えを感じ、上京し環境が変化したというリアルタイムのSHE'Sが太い軸になったアルバムを作ることができたのだろう。
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SHE'S
プルーストと花束
バンド史上初のフル・アルバム。タイトルにある"プルースト"とは"プルースト効果"のことで、とあるきっかけで無意識下の記憶が蘇ることを言う。コンセプチュアルな制作を得意とするソングライター/フロントマンの井上竜馬(Key/Gt/Vo)だが、今作はメロディの断片や歌詞の中の一言に導かれながら、記憶の中に眠っていた光景を蘇らせてひとつの曲にする、という試みの制作だったそうだ。シンセ、ホーンなどを入れた楽曲も見られ、ポップ・パンク×ピアノ・ロックという音楽性はさらに拡張。もちろん元来の音楽性を追求した楽曲もあり、Track.8はポジティヴなメッセージを堂々とまっすぐ届け、Track.10は美しく雄大な音像が眩しい。すべての曲にもっと大きく羽ばたこうとする意志を感じさせる。
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SHE'S
Tonight / Stars
6月にメジャー・デビューした大阪の4人組ピアノ・ロック・バンドが早くも2ndシングルをリリース。Track.1は"どれだけつらい過去も悲しい現実も、生きていないとそれを癒す歓びは待っていない。小さくなってしまったロウソクの灯りをどうか今夜も灯したままでいてほしい"という願いが宿る、静かでありながら確かな強さやポジティヴィティを感じさせるミディアム・ナンバー。煌びやかなピアノも夜空を彷彿とさせる。Track.2は初の書き下ろしドラマ主題歌。メジャー・デビューをしてさらなる高みを果敢に目指すバンドの姿が重なる、まさしくピアノ・ロック・バンドを体現する楽曲だ。ハードな側面を見せるTrack.3もピアノだけでなくオルガンを用いるなど、音色豊かで力強い。
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SHE'S
Morning Glow
メンバー全員1992年生まれの次世代ピアノ・ロック・バンド、SHE'Sのメジャー・デビュー・シングル。コンセプトは"過去、現在、未来"で、実体験をもとに綴られている。彼らのピアノ・ロックはポップ・パンクの音像とキャッチーなメロディと、クラシック・ピアノの融合。Track.1はそこに優雅なストリングスが入り、雄大な日の出のイメージを豊かに描いている。詞世界に重きを置いた音作りゆえに、すべての曲に情景が浮かび、ドラマ性も高い。海外のボーイズ・グループを彷彿とさせるTrack.2は都会的なポップスで、未来へ向かって飛び込んでいくという気持ちを歌ったTrack.3はライヴ映えすること間違いなしのパンク・ナンバー。これまでのリスナーも新しいリスナーも虜にする新章のプロローグだ。
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SHE'S
She'll be fine
井上竜馬(Key/Vo)をセンターに据えた大阪出身のピアノ・ロック・バンド、SHE'Sの3rdミニ・アルバム。エッジの効いたロック・サウンドとピアノの繊細且つ煌びやかな音色、そしてそれぞれの高い演奏力と表現力が相まって、壮大なファンタジーの幕開けのようなワクワク感を与えてくれる今作。Track.1の重厚なストリングスとメロディのキャッチ―さや、Track.3の増幅していくバンドのグルーヴ感、Track.6の突き抜けるサビの痛快さなど、サウンド面だけでも伝えたいことは山ほどあるが、何といってもTrack.7に込められた強い想いを感じで欲しい。彼らがここまで辿り着いた理由、そして彼らがこれからも奏でる理由。ひと言ひと言を大切に歌う井上の真っ直ぐな思いは、届かないわけがない。間違いなく次世代のシーンを担う彼らの渾身の1枚は、一聴の価値あり。
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