Japanese
Mr.FanTastiC × Skream! × バイトル
2019年09月号掲載
Member:メガテラ・ゼロ(Vo) つっくん(Gt) ナナホシ管弦楽団(Gt) ふじゃん(Dr)
Interviewer:村岡 俊介(DJムラオカ) Photo by ポチりさ
Mr.FanTastiC × Skream! × バイトル
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-(笑)つっくんは、他のバイト経験はありましたか?
つっくん:僕はミスドのあとに大阪でテレアポをやってましたね。光回線を売ってました。テレアポはバンドマンあるあるですよね。最近対バンしているバンドもそこで出会って仲良くなったとかありました。でも、営業なのでノルマとかがつらくてやめましたね。
-テレアポだと相手も顔が見えないから、わぁーって言われて電話を切られるとかありますよね。
つっくん:そうですね。奥様といい感じに話をしていたら、ご主人が"貸せ"って出てきて怒鳴り散らされるとかありました。
-契約が取れると給料が上がっていくんですか?
つっくん:上がりますね。時給もあるんですけど、歩合で上がっていくみたいな。
メガテラ:もとが高そう。
つっくん:1,400円くらい。時給がいいのでバンドマンとかにはいいかもしれないですね。
メガテラ:ドムドム(ドムドムハンバーガー)は絶対680円とかやろ?
ふじゃん:まさにそう。
一同:(笑)
つっくん:当時の奈良の最低賃金やろ? テレアポの半分以下やん。
メガテラ:テレアポは最高どのくらい稼いだの?
つっくん:精神的につらかったので、3連勤しないっていう自分のルールがあって。だから全然稼ぎになってないんですけど、それでも18万くらいにはなってましたね。まぁでも心が病むので。
メガテラ:1日何時間?
つっくん:9時間くらい。休憩は、仲のいいバンドマンが出勤しているときはいいんですけど、将来はアパレル関係の仕事がしたいっていう人が多かったので、話が合わなくて。アメ村(アメリカ村)のあたりの職場だったので、バキバキのアメ村の民みたいな人がいっぱいいましたね。
-アメ村は音楽とファッションの2本の筋がありますもんね。
つっくん:そうですね。すごく丁寧に電話をしている部長がドレッドなんですよ(笑)。いかつい人が多くて怖かったですね。
メガテラ:(ふじゃんに向けて)いかつい人は?
ふじゃん:いかつい人は......僕?
一同:(笑)
ふじゃん:いかつい人で言うと、イベントの設営スタッフもやっていたんです。京セラドームでイベントの搬入をやっていて、そこでガテン系の兄ちゃんたちと一緒に働いて、始発で帰されるみたいな。
メガテラ:俺も設営スタッフをやってた。想像以上にすごい人らばっかりだよね。筋肉とかすごくて、片手に40キロの重りを2個持つとか。俺も昔はそれをやってました。1個30キロくらいのテントを2個とか担いで走るんですよ。一番わけがわからなかったのは、野外の会場の手前で車が止まって、そこから走ってその車を運ぶっていう。運転手席に一番のお偉いさんが乗って、"頑張れもうちょっといけるぞー!"って。
一同:(笑)
メガテラ:車を持っていったあと、最後に80キロのものを搬入して。それが一番嫌でしたね。
-それをやろうと思ったのはやはり給料がいいから?
メガテラ:全然給料が違いますもんね。
ふじゃん:でも、きつくてやめましたね。奈良の平城遷都1,300年で、交通整理とか駐車場の案内をやっていたんですよ。そうしたら向こうのほうで黒い雨雲が来ていて、"ヤバい、こっちに来るかもな"って思っていたら、案の定雨が降ってきて。運動会でやるようなテントに避難したんですけど、風もヤバいし、あのあたりは盆地なので、どこに雷が落ちるかもわからないんですよ。雷がめっちゃ怖くて......。ストロボとかもちょっと(笑)。怖くなって屋内のトイレに逃げたんですけど、バコーン! ってめっちゃ近くで雷が落ちる音がして"あ、みんな死んだ"みたいに思って。あとで聞いたら、その雷が落ちる音でみんな逃げたらしいです(笑)。それで、もうやめようと。
-台風は大変ですよね。ちょうど今日(※取材日は8月16日)は"SUMMER SONIC 2019"じゃないですか? 大阪会場は昨日の台風でステージが設営できなくて、今もキャンセルが続いているみたいで。
メガテラ:うわぁーきついっすね。言ってくれたら俺らが出たのに。その間ずっとライヴをやったのにね。 ナナホシ:別にステージとかなくてもね。
-イベンターがこれを見るかもしれないですもんね。
つっくん:"設営できなかったらあいつらを呼べばいいか"って。
メガテラ:設営もするしね。
一同:(笑)
-すでに話も出ていましたけど、アルバイトをしたなかで学んだこととか、意外と役に立っていることって他にありました?
メガテラ:そこで我慢していたものは全部出ている感じですよね。したくないことをしながら生きていかないといけない状況の中で、今はしたいことを好き放題できるってなったら、全部ワクワクしてますから。一瞬の我慢は大切かなって思います。
つっくん:テレアポのあとはスタジオで働いていて、今も社員として働いているんですけど、そこで楽器のメンテナンスとかは学べました。ギター以外のこと、例えばヴォーカル・マイクの上手い使い方とか、ドラムのチューニングとか、それとレコーディング・エンジニアもそこでやらせてもらっていて。僕らのCDは全部自前でレコーディングをやっているので、めちゃくちゃ生かされてますね。
-それ、すごく助かりますね。
つっくん:これもまかないですよ(笑)。
メガテラ:このバンドは、みんな個人で録れるんですよ。
つっくん:ドラムだけはスタジオで録らないといけないので、"ここはこう叩いてみよう"とかディスカッションしてね。
ふじゃん:メンバーなので変な気遣いをしなくていいから楽だよね。
つっくん:本当にメンバーだけで録っています。和気あいあいと。
-今のバンドって自分たちの演奏とか作詞作曲だけではなくて、プラスアルファの部分を求められていますよね。
メガテラ:そうですね。デザインはこの人(ナナホシ)ができるので、そういうのは助けられました。イベントを組める人もいるので、ライヴに関してとか音楽に関してとかは全部自分たちでできますね。
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