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INTERVIEW

Japanese

ねごと × Skream! × バイトル

2018年04月号掲載

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Member:蒼山 幸子(Vo/Key) 沙田 瑞紀(Gt) 藤咲 佑(Ba) 澤村 小夜子(Dr)

Interviewer:吉羽 さおり Photo by 上溝恭香

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-それぞれバイト経験で、身についたことはありますか。

蒼山:しっかりしなきゃっていう気持ちはついたと思いますね。バイトだけれど、お仕事だし、これを食べる人がいるということで作るので、責任感が芽生えるというか。それは、持ってないといけないなという気持ちにはなりましたね。

藤咲:たしかに、忍耐力はついたなって思います。簡単に諦めないことは学びました。

沙田:人間だから、絶対ミスはしちゃうじゃないですか。ミスをしたり、お客さんに怒られてしまったりしたときに、どうやって対応するかっていうのは、学びますよね。迷惑をかけてしまうのがわかっているなかで、どうやってそれを挽回するかとか。言い訳をせず、いかに次に繋げるかを考えられるようになったのは、学校よりもバイト先で学んだことが多いかなと感じますね。

澤村:私も、怒られることが多かったので。そういうときの対処法とか、あとはトイレ掃除がすごく好きになりました。トイレを掃除したあとって、気持ちいいんですよ。家でも、未だにトイレ掃除はしっかりやってます。

沙田:風水的にもいいって言うしね(笑)。

-特に記憶に残っているバイトのエピソードはありますか。

藤咲:ピザ屋さんは、クリスマス・シーズンが大変なんです。でも、お客さんもすごいなと思うんですけど、"今日は2時間半お待ちいただくんですが、よろしいですか"って聞いても、"全然大丈夫です"っていうんですよ。今から2時間半で、お腹空かないのかなっていう(笑)。で、伝票がズラーッと、床につくくらいになっていって。これ、いつ終わるんだろうっていう感じでした。

蒼山:大変。

藤咲:なので、絶対面接のときに聞かれるんですよ、"12月23、24、25日は絶対みんな勤務なんですけど、来れますか"って。

-ちなみに忙しい時期は、特別な手当は出るんですか。

藤咲:数十円くらいアップだったかな?

沙田:みんなでクリスマス・ケーキとか食べなかった?

藤咲:あ、後ろでパーティーは行われてましたね。例えば、ミスしたピザだったり、あとは店長が、"今だったらちょっと時間があるからピザ焼いていいよ"って、後ろにピザを置いておいてくれて、休憩に入ったらみんなで食べたりすることはありました。みんな、忙しくてハイテンションになってて、面白くなっちゃうんですよね、逆に。

蒼山:私が大変だったのは、一度、酢豚だったか回鍋肉を作ったときに、中華鍋が重すぎて(笑)。炒め物が一番楽なのかなって思っていたんですけど、あれはしんどかったですね。

-家でも中華鍋はあまり使わないですもんね。居酒屋では、いろんな料理は覚えたんですか。

蒼山:だし巻き卵の作り方とかは、そこで教えてもらった感じでしたね。最初は"卵の殻が入ってるよ"って言われて、"すみません!"って言いながらやってました(笑)。チェーン店の居酒屋さんだったので、和洋中といろんなメニューがあったんです。種類が多いので、ここに片栗粉があってとか、ここにお刺身用のツマがあってとか、ものの場所を覚えるのも大変でした。

-料理は、普段の生活でも役立ちそうですね。

蒼山:食べるのは好きなので、作るのも好きといえば好きですね。おいしいかどうかはわからないですけど、おいしくしたいっていう欲は強いから(笑)。

澤村:結構、居酒屋系のメニューとか作ってくれるよね。

藤咲:おつまみ系だね(笑)。

蒼山:おつまみを作るのは好きです。


アルバイトは、一歩社会に出ることで、新しい発見ができたり、自分が成長できたりする場所。経験はしておいて損はないと思う(藤咲)


-では、みなさんの経験を踏まえて、働くうえでのアドバイスやメッセージをお願いします。

藤咲:高校生や大学生でバイトを始める人もいると思うんですけど、一歩社会に出ることで、新しい発見ができたり、自分が成長できたりする場所だなって思うので。経験はしておいて損はないと思いますね。でもやっぱり、自分が何をやりたいか、飲食店だったり販売だったり、どんな仕事をやってみたいのか考えて、やりたいことをやるのも続けられる理由だと思うので。自分が興味のあるものをやってみるのが一番だなって思いますね。

澤村:私の場合は、電子ドラムを買うためにバイトをするという目標があったんです。飲食店で働きたいとかはなかったけど、家が近くてたくさん通えて、すぐにお金が貯まりそうだなっていうのを探したので。欲しいものや、やりたいことがあれば、自然と意欲が湧くんじゃないかなって思いますね。