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INTERVIEW

Japanese

the irony

2017年09月号掲載

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Member:船津 陽史(Vo/Gt) 脇屋 周平(Gt) 川崎 嘉久(Ba) 工藤 伊織(Dr)

Interviewer:秦 理絵

最近はアッパーな曲が多いバンドとの対バンほど、バラードをぶち込みたくなるんです


-それにしても、the ironyは不器用なバンドですよね。歌で勝負するって、正攻法であるぶん、伝えるのに一番時間がかかる方法でもあるから。

船津:そうですね。でも、もう僕たちはオーディエンスを掴みにいくとか、煽りにいくみたいなところはやるだけやってきたバンドだと思うんですよね。そうじゃなくて、本当に真剣に音楽で勝負したいとか、生き残っていきたいと思ったときに、みんなと同じことをやっても僕たちはダメだったんですよ。だったら自分らが一番強いものを出していこうよっていうことを掘り下げていったのが今回のアルバムだと思います。

川崎:もちろんロック・バンドですから、これからもアッパーな曲は作っていくんですけど。それも"歌がメインになる"っていう軸があるうえで考えていくことだと思うし。最近はアッパーな曲が多いバンドとの対バンほど、バラードをぶち込みたくなるんですよ。

船津:圧勝したくなるよね(笑)。

-秋のリリース・ツアーではファイナルに渋谷CLUB QUATTROも決まっていますからね。

工藤:今年は11月22日です。

-そこに向けた意気込みを語るのは、まだ時期が早いですか?

工藤:去年、渋谷WWWの前に言っていたことを、そのまま使ってくれたら......。

一同:あはははは!

-いやいや(笑)。クアトロのステージに立つのは全員初めてですか?

工藤:僕は前のバンドで出たことはありますけど......。

船津:他のメンバーは初めてですね。クアトロに集まる人たち全員がthe ironyを観に来てくれてるような景色は初めてだから、怖いなっていうのはやっぱりありますけど。もちろん大切なのは人の数ではないから、またそこで自分が音楽を続けてきて正解だったんだなっていうことを確認したいです。だからこそ成功させなきゃいけないと思ってます。