DISC REVIEW
Japanese
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the irony
10億ミリのディスタンス
九州出身の4人組バンド the irony(ザ・アイロニー)による2枚目の全国流通ミニ・アルバム。どこか懐かしくて美しいメロディを、船津陽史(Vo/Gt)の切実な歌声で紡ぐ極めて王道のギター・ロック・アルバムだが、そのサウンドメイキングは、UK/USロックをルーツに持つ脇屋周平(Gt)が中心的な役割を担うことで、大胆に織り込まれる洋楽的なエッセンスがスリリングだ。離れた"君"へエールを送るリード曲「幻影少女」の他、人間の隠れた二面性を暴くエッジの効いたロック・ナンバー「ERROR」、切ない別れを叙情的に綴るバラード「白い花」など、全5曲を収録。不器用でもまっすぐに人との絆や愛について歌う歌詞からは、人として大切な何かを気づかせてくれる。バンドが普遍への第一歩を刻む大切な1枚となった。
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- 2025.01.18
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