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INTERVIEW

Japanese

鶴 × シンガロンパレード

2016年08月号掲載

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鶴:秋野 温(うたギター) 神田 雄一朗(ウキウキベース) 笠井 快樹(テンパリドラム)
シンガロンパレード:みっちー(Vo/Gt) 晨(あした)(Ba/Cho) ジョン=エブリバディ(Dr/Cho)
インタビュアー:岡本 貴之 Photo by 川村 隼也

-鶴は8月21日の西川口Heartsから"TOUR 2016 「ニューカマー ~選ばれし者達~」"がスタートしますが、ライヴについてシンガロンパレードのみなさんから言いたいことや聞きたいことはないですか。

みっちー:流れの作り方が上手いなと思うんですよね。ワンマンを観させてもらうことが多いんですけど、僕らはまだワンマンは2回しかなくて、基本30分のライヴが多いので、2時間のライヴってこういうふうに作るんやっていうのは毎回観てて参考にしていますね。喋ることひとつとっても、俺にはない言葉がMCの中に入っているなって思います。それに、MCで言うことが嫌じゃないっていうか。

秋野:逆に嫌なMCってどんなこと(笑)? これ言われてもな! みたいなのは。

みっちー:僕は"いかにこのステージを本気でやってるか"というのを口で言われると、"う~ん"ってなっちゃうことがあるんですよ。そこはギリギリのラインで触れないでほしくて。どんだけ頑張ってやってるかみたいなことをアピールされちゃうと、"それは演奏で見せればよくない?"って思っちゃうんですよね。同じことでも言い方ひとつで伝わり方が違うと思うので、そういうところも学ぶことは多いですね。僕はMCで暴走してしまうことがあるので。

秋野:でも(シンガロンパレードの)ライヴを観ていて全然できてるじゃんって思うけどね。

みっちー:そりゃあもう、鶴を参考にしましたもん!

秋野:あぁ、そうか(笑)。でも俺も昔よく、"それ言う必要ないよね?"っていうことを言っちゃって、あとから考えるとそれで流れが止まっちゃったり、お客さんが引いちゃったりというのはあったよ。それをちょっとずつ減らしていったら今みたいになったから。

みっちー:減らす作業は必要ですよね。僕もよく言われます(笑)。

ジョン:足して足して、になっちゃうもんね。自分のボケに自分で突っ込んだりとか(笑)。

秋野:あるある、そういう時期もあったよ。喋り続けてないと不安だったりとかするわけ。それを最近はもう、喋らなくてもいいやって。それでもうちは喋る方かもしれないけど。

ジョン:ツアーをまわりながらレコーディングをして、次の作品を出してまたツアーに出て、という中で、体力作りとかされているんですか? ライヴに行くとき運転が何日か続くと、もう死んでくるんですよ(笑)。僕らもツアーをいっぱいまわってすぐ次のCDを出して、という活動をしたいので、何かされていることがあれば教えてください。

神田:体力作りってそこまでやってないよね?

秋野:気が向いたときにそれぞれが何かやってるくらいで。たまに誰かが走っているらしいとか。

神田:気がつくとその噂も消えてるからね。

秋野:最近、歩こうと思ってウォーキング・シューズ買っちゃったけどね。形から入る方だから(笑)。

みっちー:一度単純に、ライヴでもなくレコ―ディングでもなくて、遊びに行きたいですね、鶴のみなさんと。

秋野:遊びってボウリングとか? 6人でディズニーランド行こうぜとか?

神田:バーベキューとかすれば?

笠井:いいね!

みっちー:2組とも後ろの予定を気にしなくていい日に、遊んでみたいです。

-では、秋野さんから『ニューカマー』について改めてひと言お願いします。

秋野:最近いい作品が出せてると思っているんですけど、今回もいいアルバムができたなと。このアルバムのリード曲は「THAT'S ME」(Track.9)で、全国を回って"雑味"すら受け入れられるようになってきたという意味の曲なんです。だから、このアルバムの全曲に自分たちなりの雑味が入っているんです。1周2周して気持ち的な面でライヴがまた楽しくなってきたので、その状態でツアーに臨みたいです。雑だけど(笑)。そこも含めて鶴らしさを楽しんでもらえればと思います。よろしくお願いします!