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INTERVIEW

Japanese

2015年03月号掲載

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Member:秋野温 (うたギター) 神田雄一朗 (ウキウキベース) 笠井快樹 (テンパリドラム)

Interviewer:岡本 貴之

ライヴ会場とオンライン・ショップ限定で発売されるミニ・アルバム『Live&Soul』を携えて、3月14日渋谷CLUB QUATTROのワンマン・ライヴを皮切りに7月まで続く[鶴47都道府県TOUR"Live&Soul"~もう、寂しい想いはさせたくない~]をスタートさせる鶴。全国のSoul Mateたちのもとに自ら音楽を届けに行くフットワークの良さは、自主レーベルを立ち上げたバンドならでは。ライヴ・バンドとしてかねてからの悲願であったこのツアーに向けての意気込みと、これまでのツアーで経験したエピソードも語ってもらった。アツいソウルとユーモアの詰まったライヴがより一層楽しみになるはずだ。

-前回のインタビューで"鶴は攻撃的なロック・サウンドとソウルみたいなグルーヴィーなものの間にいるバンド"とおっしゃっていたんですが、今回のミニ・アルバム『Live&Soul』はどちらかというと攻撃的な方ですか?

秋野:攻撃的というか、自分がカッコイイと思えるようなロック・サウンド、ギターの歪みもそうだし、ドラムの派手さとか『Live&Soul』というタイトル通り、これからライヴでやっていくであろうものなのでライヴの迫力を意識して作りました。

-最初に聴いたのが「あなたのために」なんですが、バンドが持つパンクやメロコアっぽさが出ている感じですね。

秋野:メロコアはもともと好きなんで。「あなたのために」は鶴では新しいノリかなと思っています。ただ、ここ最近の音源はずっとライヴを意識して作っているので、今回の作品もその延長線上にありますね。

-『Live&Soul』は47都道府県ツアーのライヴ会場と鶴オンライン・ショップで販売されますが、47都道府県ツアーというのは、笠井さんが夢として語っていたことが実現するわけですよね。

笠井:そうですね、言ってましたね(笑)。

-これは前回のツアーの反響から実現に至ったんでしょうか?

秋野:昔から思っていたというか、次に何をやろうかというときに話には出てきていたんです。例えば友達のバンドが47都道府県ツアーをやるというのを聞いて"すごいなあ"とかいうのはあったんですけど、どこか踏み切れずにいたというか。でも去年の夏くらいには、いよいよ来年やろうかという話は出ていて。自分たちで自主レーベル"Soul Mate Record"をやり始めてから、"もっとライヴ・バンドでありたい"というのが強まってきたこともあって、それならばいよいよやるしかないなと。

-ちなみに初めてライヴをする県はどこなんですか?

秋野:ラジオ出演とかで行ったけどライヴはやっていない土地もあるんですよ。青森、山形とか。北陸は福井、富山が行っていなくて、四国だと徳島、中国の山口。九州は宮崎・佐賀。全部で8県ですね。

-自主レーベルをやっているとメンバーのみなさんが自力でブッキングなどもしていらっしゃると思うんですが、どのような役割分担になっているんでしょうか。

秋野:予定を組むのはマネージャーなんですけど、対バンのブッキングは神田、笠井にがんばってもらってます。結構大変みたいですけど(笑)。

神田:なかなか大変なもんですね(笑)。対バンしたことがあってまたやりたいバンドさんもいるし、一緒にやりたくて今まで対バンが叶ってなかったバンドさんもいるし、名前を挙げてたら結構いっぱい出てきたので。あとはタイミングですよね。

秋野:なかなか遠くに来てくれないよね、みんな(笑)。

神田:それこそ我々も行ったことがない土地となると、あんまりみんなも行ったことがないんですよね。そこに来てもらうのは大変ですけど、"楽しそうじゃない?"って誘ってますから(笑)、各地で面白い対バンが見れますよ。

-ツアー初日が3月14日の東京、渋谷CLUB QUATTROでのワンマン・ライヴですね。こう言うのもなんですが、最初からファイナル感があるというか(笑)。

秋野:"47都道府県ツアーやるぞ!"とは言うものの、きっとしんどいのもわかっているので(笑)。もう若いバンドじゃないので、12年目なので。

神田:そうだね、20代前半なら勢いだけでやれたけどね。

秋野:そうそう。でもしんどいのがわかっているのにやるのがまたいいかなって。だから初日がある意味、決起集会というか(笑)。"俺たち行ってくるからみんな応援してくれ!"っていう感じで派手にやろうかなと。

神田:港で船に向かってカラーテープ投げて"いってらっしゃ~い!"みたいな感じです。 秋野:うん、そうなるね。

笠井:ははははは!