Japanese
Mississippi Duck Festival
2015年11月号掲載
Member:大須賀 拓哉(Vo/Gt)岡田 悠也(Dr/Cho)川田 勤(Ba)
Interviewer:岡本 貴之
2ndミニ・アルバム『step』を10月7日にリリースした3ピース・バンド、Mississippi Duck Festival。Track.1「stranger」からTrack.7「so call」までひたすら内省的な言葉を独白するように丁寧に歌う大須賀拓哉(Vo/Gt)の声、その歌に寄り添う岡田悠也(Dr/Cho)、川田勤(Ba)のプレイは、繊細さや影を感じさせながらもすべてがどこか自信に満ちている。バンドの"所信表明"でもあるというこの作品が"step"と名づけられた理由はどこにあるのだろうか。
-Track.2「stage2」に"そんな僕を見せたくなった"という歌詞があるように、アルバムの曲全体に内省的な歌の印象があります。そんな大須賀さんが自分を表現するのに歌うことを選んだのはどうしてなんですか?
大須賀:もともと、個人的には歌うことが好きだったんですけど、口ずさむ程度で、誰かの前で歌うとかではなかったんです。僕らは3人とも高校の同級生なんですけど、高校の修学旅行のバスの中で歌を歌っている人たちがいて、その人たちに"大須賀、なんか歌ってみろよ"って言われたときに"いや、俺歌えないからいいよ"って答えたら"大須賀は歌なんか歌えないもんな"って言われたんです。そこで"なんだと!?"って思って(笑)。それで友達にギターを教わって、そこから少しずつ"あ、こんなに楽しいことがあるんだ"って始めたのがきっかけですね。
-岡田さんと川田さんは大須賀さんと高校時代に仲が良くてバンドを結成したんですか?
川田:仲は良かったですね。
岡田:2年のときに同じクラスで。
川田:3年のときは2人(岡田と川田)だけ一緒だったんですけど、大須賀は隣のクラスなのに、なぜか休憩時間にうちのクラスに来ていたんです。
大須賀:2年生のときに同じクラスになったときに話すようになって。3年で別れちゃったんですけど、やっぱり3人でいる方が楽しかったので隣のクラスまで行ってました(笑)。
川田:そのときは音楽の話とかはまったくしてなかったですね。
-バンドを結成したのはどんなきっかけなんですか?
大須賀:高校時代に楽器を教えてもらって触ってはいたんですけど、バンドを組むというほどではなかったんですよ。20歳過ぎくらいのときに、僕と岡田君は就職していたんですけど、ふたりでバンドをやってみたらやっぱり楽しくて。就職してお金も貯めていたので自分がやりたいと思ったことをやってみようと思ったんです。そのころに岡田君が上京する機会があったので、僕も行くって言って。そのときはベースを探していて、大学で川田君がベースをやってるって聞いたので"ライヴがあるから観に来てよ"って声をかけたら、川田君だけ連絡をくれたんです(笑)。
川田:友達全員に送ったのに(笑)。
大須賀:それがきっかけで"一緒にやろう"って言ったんです。
-もともとは4人組で2013年にギタリストが抜けて現在の編成になっているそうですが、どんな音楽をやろうと思って始めたんですか?
大須賀:最初にコピーをしていたのは、THE YELLOW MONKEYさん、奥田民生さんやウルフルズさんだったんですけど、上京してからいろんな人に教えてもらって四人囃子さんとかプログレを聴くようになって。独特のアレンジをしているけど、全部まとまっているじゃないですか? そういうものを作ってみたくて曲を作り始めていました。
岡田:僕はもともとポップスが好きだったんですけど、高校を卒業してから、お世話になっていたスタジオのマスターがフュージョンを教えてくれたんです。その後、上京したときにジャズ・ファンクっていうジャンルがあるっていうのを知って。そこからそういうものを聴くようになりましたね。
大須賀:最初に会ったときは、歌のイメージがドラムよりも強かったんですよ。森山直太朗さんの曲とかをすごく歌っていたんで。
-弾き語りをしていたということですか?
川田:いえ、自転車に乗りながら大声で。
岡田:そうです。休み時間とかに教室でひとりで歌っている変なやつだったんで(笑)。今もそうなんですけど、そのとき頭にある曲をアカペラで歌うという習慣が昔からあって。今も仕事中とかに歌っているんですけど。
-相当ヤバい人ですね(笑)。ドラム叩いているときは歌わなくても大丈夫なんですか?
岡田:それはよく聞かれるんですけど、ドラムを叩いているときに自分のフレーズとか大須賀の歌詞を常に歌いながら叩いているので。ライヴ中も歌っているのでマイクが拾っているときがあるんですけど(笑)。
一同:ははははは!
-川田さんはどんな音楽を聴いていたんですか?
川田:僕は20歳過ぎたころから音楽を聴きだしたんです。実家にいたときはお兄ちゃんがめちゃくちゃ恐くて、流行っている音楽を聴きたかったんですけど、"何そんなの聴いているんだよ"くらいに言われるんで聴けなくて(笑)。お兄ちゃんが部屋で聴いていたNIRVANAを名前も知らずに聴いていたんですけど。あとはRED HOT CHILI PEPPERSとか日本だとTHE BACK HORNを聴いていました。
-大須賀さんはコピーしていたもの以外はどんな音楽を聴いていたんでしょうか。
大須賀:AMERICAN FOOTBALLとかCLOUD NOTHINGS、STEREOPHONICS、WILCO、THE DISMEMBERMENT PLANとか......そこらへんはいろいろ教えてもらったんですけど。
LIVE INFO
- 2024.11.27
- 2024.11.28
- 2024.11.29
- 2024.11.30
- 2024.12.01
- 2024.12.02
- 2024.12.03
- 2024.12.04
- 2024.12.05
RELEASE INFO
- 2024.11.27
- 2024.12.04
- 2024.12.25
- 2025.01.08
- 2025.01.22
- 2025.03.28
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ASP
Skream! 2024年09月号