Japanese
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Track.1「Time Machine」を聴いてみると、ビックリするくらいシンプルな8ビートを全員がただひたすら刻んでいる姿が浮かんできた。タイトルどおり"mind"をコンセプトとして、志向や意識などをイメージして作られたという本作は、"これまでとは違うアプローチの仕方でバンド自身が回想したり思いを馳せたりする中でより多くの人たちと繋がりたいという強い気持ちが芽生えた"のだという。それは言葉や音のループで全員が一体化するという、昨今のクラブ・ミュージック寄りの手法と似ているようでいて、まったく違う。彼らの音楽から生まれる"繋がり"がバンド対個人の関係になるからだ。どんどん装飾を脱ぎ捨てて、3人の感性で針の穴くらいまで先鋭化されたバンド・サウンドを極めていってほしい。(岡本 貴之)