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Japanese
Track.1「Time Machine」を聴いてみると、ビックリするくらいシンプルな8ビートを全員がただひたすら刻んでいる姿が浮かんできた。タイトルどおり"mind"をコンセプトとして、志向や意識などをイメージして作られたという本作は、"これまでとは違うアプローチの仕方でバンド自身が回想したり思いを馳せたりする中でより多くの人たちと繋がりたいという強い気持ちが芽生えた"のだという。それは言葉や音のループで全員が一体化するという、昨今のクラブ・ミュージック寄りの手法と似ているようでいて、まったく違う。彼らの音楽から生まれる"繋がり"がバンド対個人の関係になるからだ。どんどん装飾を脱ぎ捨てて、3人の感性で針の穴くらいまで先鋭化されたバンド・サウンドを極めていってほしい。
昨年、バンド初のワンマン・ライヴを成功させた群馬出身3ピース・オルタナ・ロック・バンドの通算3枚目となるEP。大須賀拓哉(Vo/Gt)が生み出す言葉とメロディがより芸術的に深化した印象で、アレンジに凝っていながら音数が少なく良い意味でスカスカした空気を醸し出す演奏が、より一層言葉への興味を掻き立てる。ポップなメロディと演奏に"ラヴァンピース"なサイケ感を絶妙に混ぜてくるTrack.3「ジョンL」、ゆったりしたリズムのTrack.4「口笛を吹きながら」など、1曲ごとの音作りが楽しめることで、4曲を聴いただけとは思えない長い時間が流れた気持ちになる。Track.2「clock」の"clock 歌詞の期限 過ぎてんだ"と、行き詰まった状況をそのまま歌にしている描写が面白い。
3ピース・バンド、Mississippi Duck Festivalの2ndミニ・アルバム。2015年を"攻め"の年と位置付けているというだけあって精力的に楽曲を発表しており、今年2作目のリリースとなる。Track.1「stranger」からTrack.7「so call」までをひとつの曲と捉えたコンセプトを元に紡がれる大須賀拓哉(Vo/Gt)の歌は、とことん突き詰めて言葉を生み出しているような内省的で抽象的な印象もあるが、その歌声は澄んでいて力強く耳に残る。また、「speaker」、「/」、「springhead」と続く中盤は多彩なサウンド・アプローチが楽しめる聴きどころとなっている。ラストの「so call」までの感情の盛り上がりを聴くと、アルバム1枚を作品として構築していこうという強い意志が伝わってくる。いったん最後まで聴いてから、再度頭から聴いてみることをオススメしたい。
自分たちが得た物、感じられたもの、純粋にいいと思えたものを全部アウトプットできた
アルバムの1曲目から最後まで"7曲で1曲"というものが作れたと思っています
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