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INTERVIEW

Japanese

BURNOUT SYNDROMES

2014年09月号掲載

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Member:熊谷 和海 (Gt/Vo) 石川 大裕 (Ba/Cho) 廣瀬 拓哉 (Dr/Cho)

Interviewer:岡本 貴之

13歳でバンドを結成、現在21、22歳にしてキャリア9年目という大阪の3ピース・バンド、BURNOUT SYNDROMES。7月2日にリリースされた初の全国流通盤となる1stアルバム『世界一美しい世界一美しい世界』は聴くごとに何かが耳を引っ掻いていくようで、決して"ながら聴き"できない作品だ。複雑に絡み合うギター、ベース、ドラムの凝ったアレンジに運ばれてくる難解な言葉のパズルを解く鍵は、聴く者1人ひとりの心にあるはずだ。このアルバムを引っ提げて10月に東京と大阪で昨年以来となるワンマン・ライヴを開催することも決定している彼ら3人に話を聞いた。

-本日はよろしくお願いします。

熊谷:よろしくお願いします!BURNOUT SYNDROMESのギター&ヴォーカル、メロンが大嫌いな熊谷和海です。

石川:ベース&コーラス&リーダーの石川大裕です!よろしくお願いします。

廣瀬:ドラム&コーラス&ドライブ。廣瀬拓哉です、よろしくお願いします。

-ちゃんとメンバー紹介のときのセリフが決まってるんですね(笑)。みなさんは大阪市出身なんですか?

石川:だいたい大阪市近辺ですね。

熊谷:ほぼ大阪市と思ってもらえれば。家は近い3人です。

-7月2日にリリースされた1stアルバム『世界一美しい世界一美しい世界』は初の全国流通盤ということですが、リリース後の反響はいかがですか?

石川:全国のCD販売店で展開していただいて、全然知らなかったかたがたにも僕らの曲を届けることが出来ました。

-アルバムの曲については、どのような声がありましたか?

石川:"この曲がいいね"というのがみんなバラバラなんですよ。推し曲がいいね、PVの曲が良いね、とかじゃなく。本当にすべての曲に思い入れを持って頂いているので嬉しいです。

-作詞作曲は全て熊谷さんなんですよね。

熊谷:はい、そうです。

-熊谷さんが書く歌詞は耳に引っかかる言葉が特徴的ですから、1人1人が思い入れを持つところもそれぞれ別々ということでしょうかね。

熊谷:そうですね、できるだけ色んなベクトルというか、被らないようにとは意識しています。その中でパーソナルな、自分だけの感情を歌詞にできればと思っているので。誰もが誰も、言葉がひっかかるわけではないと思いますけど、1曲くらいひっかかるというくらいの破壊力というか、1曲にたくさん思い入れをしてもらえたら嬉しいなと思います。

-これまでライヴでやってきた曲をアルバムに収録しているんですか?

石川:基本的にライヴではやっている曲ばかりなので、この1枚さえあればライヴを楽しんでもらえると思います。ただ、結構CDでは3ピース的ではない音像なんですよ。それをいかにライヴで表現するということに毎回苦心しているので。僕らのライヴを観てくれたかたがよくおっしゃるのが"こいつら本当に3ピースか!?"ということなんです。それくらい一生懸命音楽を伝えようと頑張っているので、すごく面白い3ピースだと思います。

-アルバムの内容をそのままできる限り再現しようと考えている?

石川:それはもちろん、この3人でできる事は全部やろうと思っています。

熊谷:できるだけ音源のアレンジは活かしつつ、尚且つライヴでしかできない表現を目指そうと思っています。

-ライヴでは音源と別と考えてラフにやるバンドもいますよね?

石川:わかります(笑)。でもあんまりやらないですね、そういうふうには。

熊谷:同じ直線上のものがやれたらなと思います。"ああ、あそこのギター省くんや"とか思われるのは嫌なので。できるだけ弾いてあげたいなと思います。