Japanese
DOES
Member:氏原ワタル(Vo&Gt)
Interviewer:沖 さやこ
-まさに歌詞の中の「四の五のやるなら/ジャック・ナイフで」ってことですね。ちなみに、数ある鋭利で尖ったもの、暴力的なものの中で“ジャック・ナイフ”を選んだ理由は?
歌に乗るときに響きが良かったから。たまたま口を突いて出てきたのが、“ジャック・ナイフ”って言葉だった。
-「ジャック・ナイフ」と「ギンガムの街」は歌詞がリンクする部分がありますね。
同時期に作ってたから、なんか似てしまった。だから、その2曲を同じパッケージにすることで、ちょっとしたコンセプトのあるシングルにしようと思ったんです。ダークでランブルな感じ。
-美しい日本語と憂いのあるなめらかなメロディ。DOESにとってこの2つは切っても切れない縁のように感じます。
音楽と同じで、もともと言葉自体にはリズムがあるし響きもある。その言葉を音楽とかみ合わせていい感じになるから。
-この歌詞とメロディを極めていきたい!っていう欲ってありますか?
バランスには気をつけるけど、「極める」ってそんなつもりで詩書いたことはないですね(笑)。その曲その曲で納得できるポイントまで持っていくだけ。
-なるほど。「ジャック・ナイフ」もc/w「ギンガムの街」も2曲ともライヴや夏フェスでも披露されているので、ライヴを見に来ているファンの皆さんには2曲ともお馴染みの曲で。
「ジャック・ナイフ」も「ギンガムの街」も演奏していく中でバンドになじんでうまくなっていきましたね。その日のノリで、テンポが速くなったり、ドッシリだったり、そういうことはあるけど、ライヴで演奏していく期間の中で曲が変化していったとか、そういうのはなかったです。
-エッジが効いたDOESのサウンドは、個人的にはこの世に喝を入れるような印象を受けます。
特に「ジャック・ナイフ」ではそれがあるかも。もともと俺はアンチ精神みたいなのが強いから、世の中のくだらないこととかには反応してしまう(笑)。波風立たない世の中って、安全だけど面白くないよね。喝を入れるほど人間出来てないから、おこがましいけど。
-2010年に入ってからのリリースやライヴ活動は目を見張るものがあります。楽曲も、抽象的な言い方ですが、非常に“開けている”というか。
やっぱり普通にバンドとか音楽やってると、“もっとこんなのしたい”とか、より自分を開く方向に行くと思うんだよね。それはライヴにも出るし、曲にも出る。3rdアルバム(2009年4月リリース『The World’s Edge』)はアレンジを削ぎ落としてストイックにやったけど、今年からはもっと楽曲そのものの可能性にフォーカスをあてた、より広い感じでやりたいなと思ってやってます。
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