DISC REVIEW
Japanese
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植田真梨恵
ふれたら消えてしまう
音楽そのものには形はないし、触れない。だけどいつでも脳内で再生できて心が躍ったり涙したりする瞬間が蘇る。とても大事で儚い想いをラフで軽快なバンド・サウンドに乗せて、遠くまで飛ばすように描かれる「ふれたら消えてしまう」。ギター・リフのカッコよさと繊細に重ねられたコーラスが単純にストレートなギター・ロックに留まらないSSW植田真梨恵の個性を浮かび上がらせるあたりも聴きどころ。もう1曲のアップ・チューン「ルーキー」は、さらにラウド且つエモっぽいクランチなギターが痛快。ピンチの場面で勝負に出る"ルーキー"の心情が、ジェットコースターのようなスピード感を転調することで表現されている。そしてラストはアコギの弾き語り曲「まわりくるもの」。叶えたい何か、故郷にいる大事な人......成長の痛みと輝きが静かに刺さる。
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