Japanese
2017.03.10
alcott
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[alcott "宣戦布告" HUNGRY TOUR 2017]
3月10日(金)神戸太陽と虎
open / start 17:30 / 18:00
w/ ホロ / ドラマストア / CRAZY VODKA TONIC / THE BOYS&GIRLS / ジラフポット
前売 ¥2,500 / 当日 ¥3,000 Drink別
(問)music zoo KOBE太陽と虎 078-231-5540
VENUE INFORMATION
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ユアキャンバス
"こんなんじゃないんだってボーイズアンドガールズ"。そんな力強いファイティング・ポーズで幕を開ける本作。バンド自身を指しているようで、同時に"少年少女"すなわちリスナー全員を鼓舞する言葉とも取れるこのひと節に、"THE BOYS&GIRLS"というバンド名の妙が光る。好きな色で好きに描けばいいと、すべてを受け入れるまっさらなキャンバスのように"あなた"の色を全力で肯定する楽曲たち。随所に滲む"会いたい"というまっすぐで切実な想いにもグッとくる。自身の情けない過去や消えない後悔も曝け出し、それでも"間違いじゃない"と締めくくる本作は、涙が出るほど温かく、聴く者の弱さも惨めさもひっくるめて抱きしめてくれる。"この旅は終わらない"と歌うボイガルが、彼なりの色で描いていく未来に期待。
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キャッチコピーは"灯せヘイホー、あの場所へレッツゴー"。北海道の中標津という街がテーマの本作。配信に変更となった主催フェス"SHIRUBE 2021"のテーマ曲「その羅針盤」は、何度も繰り返すサビのシンガロングとその前向きな歌詞が、ライヴの自由を奪われたコロナ禍を乗り越え、前に進んでいく勇気を与えてくれる。続く「なんにもできない空だって」は"見上げた空は晴れ晴れ"と歌う希望を感じる1曲。そして切なくも優しさ溢れるバラード「くだらない雨」と続く。本作を締めくくるのはライヴ・バンドの真骨頂を魅せる「歩く日々ソング(Live Version)」。"2013の春"から"2021の春"、そしてこれからも歩き続けるボイガルが、先の見えない暗闇でも道標となる灯りを灯す1枚。
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バックグラウンドミュージック
北海道札幌市を拠点に活動するボイガルことTHE BOYS&GIRLS待望のメジャー・デビュー・アルバム。ここ数年名前を聞くことが多く、なんとなく純朴でストレートな印象のある札幌出身バンドの中でもとりわけ彼らの音楽はその傾向を感じさせるもので、青春パンク色濃厚なサウンドと歌はフレッシュさ満点。Track.1「せーので歌うバラード」の歌い出しからTrack.11「パレードは続く」まで、同時代に生きる若者なら共有できる世界観による歌が詰まっている。ボーナス・トラックとして「BGM」を収録した北海道限定の完全生産限定盤も同時発売されるあたりに地元愛を感じると共に、今の時代は地方を拠点に活動することが決してハンデにならないことを再認識させられる。
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この狭っ苦しい日本、そしてこのどうしようもない時代。こんな世の中でまっすぐに歌を歌うことは実はとても難しいことなのではないかと思う。北海道出身の4人組のロックンロール・バンド、THE BOYS&GIRLSはそんなつまらんことは知らん顔で一切衒いのない歌を歌う。全国デビュー・シングル『歩く日々ソング』はそんな彼らの挨拶代わりの作品だ。シンプルな歌詞にわかりやすいメロディ・ライン、武器はたったそれだけ。たったそれだけの武器で世の中に立ち向かう彼ら。偉大なロックンロール・バンドは本当にたったそれだけで世界を塗り替えてきた。悩んだり落ち込んだりする日もある、それでも"踵を鳴らして"僕らは日々を歩いていく。北海道の偉大な遺伝子を受け継ぐ彼らが世界を塗り替える日は近いのかもしれない。
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YELL
ラヴ・ソングから子供にも愛されそうな歌、そしてアルバム・タイトルに通じるエールを送るような楽曲まで、幅広い12曲が揃っている。主語に"あたし"を使った女性目線の「さくらの麓」に始まり、コアなルーツが垣間見える「あたしのせいだと言えるように」、歌詞だけではなく音色にも彩を散りばめた「化物道」、ライヴでオーディエンスと育ててきた「ポップコーンウーマンに捧ぐ」、シンガロングが似合う彼ららしさ全開の「その姿は美しい」......これがひとつのバンドか!? と思ってしまうくらい多彩なのだが、実際に耳にすると一筋の軸がはっきり見えるのだ。それは、自らの心を曝け出し、聴き手を引き込む真摯な姿勢。これからも、ずっと変わらない彼らの信念が刻まれた1枚だ。
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白熱のパフォーマンスで関西のライヴ・シーンを沸かす2バンドのスプリット作。収録曲は、衝動と美しさが絶妙に入り混じるジラフポットの「Back Stab」と、歌を聴かせつつライヴ映えするLONEの「スプリットシングル」、そして共作となる「Black's ONE」。ジラフポット中野大輔(Gt/Vo)がベースとなる曲を作り、LONE山本浩之(Dr)が編曲、LONE牛首(Ba)が歌詞を作り、中野とLONE毛利翔太郎(Vo/Gt)がメロディを持ち寄って完成させた「Black's ONE」は、耳馴染みの良さと疾走感とスケール感が見事に共存し、アンセミックなコーラスを背負ったシャウトは爽快感も抜群だ。また、毛利には山本が、中野は自身でペイントとしたというジャケ写のふたりにも注目を!
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Twelve Typewrite
前作『The Quiet Cube』から約1年4ヶ月ぶりとなる今作は、自主企画イベント"VS. Everything"でデモ・バージョンを無料配布した「United States of Vampire」、「青を込めて」、「getaway」の3曲を含む全6曲を収録。中野大輔(Gt/Vo)のハイトーン・ヴォーカルと、豪快で爽快なスケール感のあるサウンドが心地よい「青を込めて」や、ニュー・ウェーヴっぽさのある「Sweat shop」など、音源としての聴かせどころもあれば、ダークでメタリックな質感と異様な迫力のあるコーラスによってライヴで観客を巻き込んでいく様子が目に浮かぶ「United States of Vampire」では、ライヴ・バンドとしての評価の高さを知ることができる。また、過去作も含めて洋楽名盤っぽいアートワークも興味深い。
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ジラフポット
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4月にリリースしたライヴ会場限定シングルの表題曲を含む、全8曲入りの3rdミニ・アルバム。もともと3ピースという制限にとらわれることなく音源制作をしているバンドだが、今作はさらに自分たちの音楽の質を高めることに尽力したサウンドメイクだ。曲ごとに異なる音楽性を見せるだけでなく音の質感も変化を持たせ、ギターの音色はさらに豊かでカラフルに、リズム隊の音は太く雄大に、精巧且つダイナミックになった。ファンク・テイストのミディアム・ナンバー、エモーショナルに突き抜けるロック、テクニカルなビートと不協和音的なメロディを掛け合わせた楽曲、ダンサブルなジラポ流ポップ・ソング、ブルースなどを経てから聴く、ラストの「ローリングローリング」の等身大のシンプルさが沁みる。
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ジラフポット
Breathe and breathe again
バンド・サウンドといっても様々なジャンルがあるが、ジラフポットというバンドもまたひと言でいい表すのは難しい。ギター・ロックというにはハードでエモーショナルだし、パンクというにはメランコリック。多数の顔を持ちながらもどの表情も等しく輝くという確固たる個性に翻弄されてばかりだ。このアルバムの制作はロックなアルバムを作りたいという発想からスタートしているゆえ、端々に彼らのルーツが。すべての音が溢れだすように爆発していた1stミニ・アルバムに比べると音に凹凸や緩急があり、そこから浮き上がる陰影が感情の機微とリンクして鮮やかだ。ライヴ向きのアッパー・チューンから弾き語りスタートのソウルフルなミディアム・ナンバーまで、多彩な楽曲群すべてに豊潤なコーラス・ワークが映える。
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ジラフポット
Last Man Standing
昨夏、新木場STUDIO COASTにて開催されたandropとFear, and Loathing in Las Vegasの2マン・ライヴで、オープニング・アクトを務めるなど大活躍を見せた関西発の3ピース、ジラフポット。3月に東阪で行われるワンマン・ライヴもソールド・アウトと、勢い止まぬ彼らの最新EPには、中野大輔(Gt/Vo)の痛烈な叫び声で始まる「Black designer」から、美しいファルセットが印象的なバラード・ナンバー「ラストソング」まで、変幻自在な4曲を収録。数々のライヴ経験が生きたのであろう、これまで以上にグルーヴ感が増し、前作『Hydro human』でもみせた抜群のメロディ・センスも健在。彼らの未来を期待させる、逞しくも儚い珠玉の4曲をご堪能あれ。
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2009年に大阪で結成された3ピースバンドの1stミニ・アルバム。KANA-BOONやコンテンポラリーな生活、オトワラシと共に"ゆとり"という名のイベントを行っていたようだが、このイベント名は世代感を象徴したものなのだろうか。だとしたら、このアルバム全体にたぎっている激情は、世代の叫びか。急展開するグルーヴ感の強い曲構成、ドラマティックなメロディと艶のあるヴォーカル、そのすべてがとにかく繊細でエモーショナル。Track.1「HECTOR-G」の"やってーらんねーな"という叫びに象徴される、怒りと苛立ちと後悔を投げやりにぶちまける荒くれっぷりと、Track.3「明日のない花はない」のような、聴き手に優しく手を差し伸べるスケール感の大きなメッセージ性の対比が面白い。この激情の果てにどこに行き着くのか、気になる。
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"関西代表 和製轟音ギターロックバンド"を掲げるホロが、前作から2年ぶりとなる4枚目のミニ・アルバムを完成させた。彼らの持ち味である叙情的なギター・ロック「桜花に吹かれて」(Track.1)から、唸るようなギターと変拍子のイントロが突き刺さる「アレグロ」(Track.2)、さらにドラマチックな「梟、睨ム」(Track.3)といった、怒濤の"ホロ節"を展開。一転して透明感のあるミディアム・ナンバー「掌」(Track.4)、ディレイを巧みに使用し壮大な世界を表現した「ウレイノハナ」(Track.5)など、彼らが鳴らす楽曲の幅広さに唸らされる。ラストを飾る「輝く星となって」(Track.7)は、聴く者の心にスッと届いてくるような優しさに溢れている1曲。彼らの"現在"を感じることができる作品だ。
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輝く星となって
サポート・ドラマーの竹川真矢を正式メンバーとして迎えて初めての、そしてシングルとしても初めての音源リリース(TOWER RECORDS一部店舗での発売)。2作連続シングル・リリースということで、今作はその第1弾となる"星"をキーワードとした2曲を収録。夜空に散りばめられた星のように左右前後に広がる楽器の音を従えて情感たっぷりに歌われる「輝く星となって」(Track.1)、冒頭の歌い出しからグッと惹きつけられるミディアム・テンポのバラード「死にゆく星をみていた」(Track.2)では後半に進むにつれ爆発するような演奏がよりいっそう歌の情緒を際立たせ、煌びやかなディレイ・サウンドによる長いアウトロが深い余韻を残す。轟音を奏でながら"歌メロ至上主義"を標榜するバンドの魅力をダイレクトに伝えるシングルだ。
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この世界を愛する
関西を拠点に活動し、徐々にその名を全国区に広めているホロの、約2年ぶりの全国リリースとなる3rdミニ・アルバム。アクシデントによる活動休止とその後のドラマー脱退を乗り越えての新作とあって、速射砲のようなリズムで始まるTrack.1「道化師が泣く」を始めとする収録曲はひたすら前へ前へと迷いなく突き進んでいく印象だ。新たな挑戦だったというラテン調のリズムを取り入れたTrack.4「突き刺す秒針、枯れる花」、1stデモの音楽性を再現したTrack.8「暁の唄」など、凝ったアレンジでありながらしっかりと歌が聴こえるところが彼らの特徴。ひと際キャッチーな旋律のTrack.3「この世界を愛する人へ」では時間の経過とともに心が前を向いていく様子が描き出され、再び走り出すまでの彼らの心象風景を感じることができる。
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ホロ
耳を澄ませて
大阪の若き侍4人衆ホロが、2ndミニ・アルバムで全国に殴りこむ。"今1番うるさい歌ものバンド"と掲げる彼らの今作は、轟音ギターをただ勢いよくかき鳴らすだけでなく、歌詞に沿ったように優しく繊細にギターのアルペジオが彩る「通り雨」や、大切な人への思いを朗々と歌った「心臓」など絶妙なバランスで成り立っている。そこに"和"の要素を感じさせるメロディやギター・リフが加わることで唯一無二のホロ・サウンドとして個性を確立させている。日本語で伝えることに重きを置いた彼らの言葉はどこまでもまっすぐに深く突き刺さり、いつまでもじわじわと胸に疼きを残していく。『耳を澄ませて』という大きな武器を持って、自らを奮い立たせながら彼らは躍進していくのだろう。
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ircle presents「HUMANisM ~超★大乱闘編~」
2019.01.19 @渋谷TSUTAYA O-EAST
alcott / ザ・モアイズユー / イロムク / ab initio
2019.06.12 @下北沢LIVEHOLIC
Permanent vol.1
2017.04.14 @下北沢LIVEHOLIC
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