Japanese
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ラヴ・ソングから子供にも愛されそうな歌、そしてアルバム・タイトルに通じるエールを送るような楽曲まで、幅広い12曲が揃っている。主語に"あたし"を使った女性目線の「さくらの麓」に始まり、コアなルーツが垣間見える「あたしのせいだと言えるように」、歌詞だけではなく音色にも彩を散りばめた「化物道」、ライヴでオーディエンスと育ててきた「ポップコーンウーマンに捧ぐ」、シンガロングが似合う彼ららしさ全開の「その姿は美しい」......これがひとつのバンドか!? と思ってしまうくらい多彩なのだが、実際に耳にすると一筋の軸がはっきり見えるのだ。それは、自らの心を曝け出し、聴き手を引き込む真摯な姿勢。これからも、ずっと変わらない彼らの信念が刻まれた1枚だ。(高橋 美穂)
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Skream! 2024年09月号