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INTERVIEW

Japanese

reGretGirl × Marshall

2024年01月号掲載

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Member:平部 雅洋(Vo/Gt) 十九川 宗裕(Ba) 前田 将司(Dr)

Interviewer:米沢 彰 Photographer:濱谷 幸江

直近では昨年9月から10月にかけてツーマン・ツアー"reGretGirl presents LOVE × CALL TOUR 2023"で全国を回り、11月には5曲入りの2nd EP『告白e.p.』をリリースし、サンリオピューロランドで企画ライヴ([reGretGirl × サンリオピューロランド "ファンファンライブ!"~俺たちめっちゃKAWAII☆~])を開催、年明けからはさらに3ヶ月かけて全国を回るワンマン・ツアー[reGretGirl presents 忘れたくないワンマンツアー"World with you"]が決定している、今ノリにノッている3ピース・ロック・バンド reGretGirlのメンバー3人がMarshallの最新ワイヤレス・イヤホン"Motif II A.N.C."を徹底チェック。関西出身らしい軽快なトークに乗せて様々に語った。

-昨年3月のEX THEATER ROPPONGIでのライヴ([reGretGirl pre. winter oneman tour 2023 "tear"])の映像で平部さんがMarshallを使っているのを観ました。馴染みの深いブランドなんじゃないかなと思ったのですが、最初の出会いなど覚えていたりしますでしょうか?

平部:自分のアンプというよりももっと以前に、高校生でバンドを組んだときに初めて行くスタジオに置いてあったり、ライヴハウスにも必ずあるし、それこそ僕らバンドマンにとってMarshallは一番馴染みがあるものですよね。僕自身も今、Marshallのギター・アンプを使っていて、本当にバンドマンとは切っても切り離せないものだなと思っています。

-Marshallを使うようになった具体的なきっかけはありますか?

平部:僕はOASISがすごく好きで、OASIS好きが高じすぎてNoel Gallagherの影響でまずギターがGibsonの335(ES-335)というセミアコースティック・ギターに変わって、それに変えてからもともと使っていたアンプよりも相性のいいものに変えたらいいんじゃないか、って試行錯誤した結果、行きついたのがMarshallだったんです。好きなバンドが使っているアンプっていうロマンもあるし、何より自分が使っている一番気に入ってるギターとの相性がすごくいいし、音の粘りとかもあって、ソリッドさもマイルドさも使い分けできてすごくマルチなギター・アンプで、今の僕の助けになっていますね。

-今回はそのMarshallから"Motif II A.N.C."を提供いただきましたが、どういったシチュエーションで使ってみましたか?

平部:まず家の静かな空間で聴いて、次の日は電車とか雑踏とか、街に出掛けるときにも使ってみたりして、日頃自分が音楽を聴くシチュエーションで聴いてみましたね。

-どういった音源を聴いてみましたか?

平部:僕はせっかくのMarshallなので最初にOASISを聴きました。『(What's The Story) Morning Glory?』をひと通り聴いてみたり、いろいろ聴いているうちに「Whatever」のアコギの聴こえ方がすごくいいなって思ったりしました。

十九川:人生で一番聴いているBase Ball Bearの『C』というアルバムをまず聴いてパンチがあるなって感じて、それからMarshallの壁ということでDINOSAUR JR.を聴いてワオ! って思って、それ以外にもJAMIROQUAIの『A Funk Odyssey』っていう好きなアルバムを聴いたり、BLACKPINKを聴いたり。いろいろ聴きましたけど、どれも気持ち良く聴けました。

前田:僕は最初にいつもなんとなく聴いてるような音源を聴いて、低音がすごいなと思って。それで改めて聴いてみたのが、ずっと真夜中でいいのに。の「残機」っていう曲で。もとから音いいなと思っていたんですけど、改めてこれで聴くともっといい音だと思いましたね。

-音質の差は感じられましたか?

平部:もともと音楽を聴く環境にあまりこだわりを持ってなかったのもあって、前まで使っていたのが日本でも一番普及してそうなメーカーのBluetoothイヤホンで。あまりこだわりもなく聴いていたところに、今回Marshallのイヤホンを試させていただいて、さすがスピーカー、アンプを出している会社のものは解像度が違うなって驚きがありました。アコギのひとつひとつの音がサステインのかかり方まできれいに聴こえて、これ本当にわかる人やったらアコギのメーカーまでわかるんちゃうかなぐらいの解像度にちょっと感動しました。Bluetoothイヤホンだと思ってナメてましたね。有線のいいヘッドホン並みに満足度が高いです。

十九川:できるだけイコライジングを何もせずにフラットに聴けるイヤホンを探してるんですけど、これはほんまにフラットで全部気持ち良く、クールでかっこ良く聴こえますね。やっぱりギターがかっこ良くて、それでいて解像度が高くて。ベースで言ったら"これピック弾きしてるな"とかもわかるし、すごく低いウルトラ・ローみたいな設定も聴いてみたけど全然きれいに再生されてて、どの音域もかっこ良く聴けるなって感じました。

前田:低音がいいし、楽器の分離がすごいというか、ドラムのタムの音とかも全部クリアに聴こえてて。前のやつはなんかぬるっとしてたんですけど、これはちゃんと全部聴こえるなって思いましたね。

平部:クラシックも聴いたんですけど、自分が今まで使ってたものは全然聴こえてなかったんだなっていうのに気づいてしまった感じで。クラシックってすごくレンジが広いし楽器も多いんで、例えば奥で鳴ってるティンパニであったり、主旋の奥にいる中低音であったりだとか、打楽器で言うとシンバル1枚でも音の残り方が全然違ったりするんで、本当に衝撃を受けたというか、自分は全然今までこだわってなかったんだなって思いましたね。

前田:曲に知らん音入ってたりね。

一同:(笑)

平部:こんな音鳴ってたんやとかね。

-見た目や質感についてはいかがでしたか?

平部:僕ら実は3人ともイニシャルがMで。宗裕、雅洋、将司って、僕らのイニシャルのMが入ってるみたいでかっこいいなって言ってたんですよね。

前田:嬉しいな、入れてくれて。

平部:違うで(笑)。

一同:(笑)

平部:この見た目の革感がね。

前田:アンプ撫でてる感じするもん。

平部:たしかにこれもうアンプやで。ほんまにこのなんていうか、革感。革感としか言いようがない。

十九川:持っておきたすぎる、これ。ずっと触ってたいし。

平部:"ひと味違うんだぜ、俺は"って感じの演出にかっこ良さがありますよね。

十九川:めっちゃクール。

平部:中のこの持ち手みたいなところわかる? アンプのノブみたいやろ?

十九川:たしかに。気づかんかった。

平部:こう回したらゲインとか上がってきそうやろ(笑)

一同:(笑)

平部:Marshallっていうこのスタイリッシュなイメージにしっかり沿った、世界観のある見た目はやっぱりかっこいいなと思いましたね。