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INTERVIEW

Japanese

緑黄色社会 × Skream! × バイトル

2018年12月号掲載

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Member:長屋 晴子(Vo/Gt) 小林 壱誓(Gt/Cho) peppe(Key/Cho) 穴見 真吾(Ba/Cho)

Interviewer:渋江 典子 Photo by 大木 優美

緑黄色社会 × Skream! × バイトル
キャンペーン情報

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-そうなんですね。小林さんはどうですか?

小林:僕はイタリアンのあとファミレス、カラオケ、コンビニって転々としていて、それぞれ客層も全然違うんですよね。特にコンビニはどんな人でも来るっていう意味で、こんなにいろんな人がいるんだなって。"このおっちゃんオシャレでいつもいいこと言っていくなぁ"とか。そういう人の優しさに触れたり、自分の知らない世界を広げてくれたりしたのはコンビニでしたね。

-なるほど。そういう意味ではカラオケも客層は広いのではないかなと思いますが。

小林:でも、カラオケって基本みんなテンション高いんですよね。お酒も入る場所なので、普段そうじゃない人も変になっちゃってたりとかして。

-一番素が見えたのがコンビニだったと。

小林:そうですね。あと恥ずかしい話......まぁ嬉しい話でもあるんですけど、バイト先のカラオケ屋さんに、僕のおばあちゃんがたまに来るんですよ。それで、僕がいないときに、緑黄色社会の曲をかけるっていう。

長屋&peppe:かわいい~。

小林:で、バイト先の人たちに、頼んだポテトとかをあげてたらしくて。それが恥ずかしかったんですけど、おばあちゃんかわいいなって思いました(笑)。

-小林さんが働いているときには来られなかったんですか?

小林:たぶん狙っていたわけではないんですけど、いつも僕が働いているときには来なくて。

peppe:私も。おじいちゃんとおばあちゃんが何回も食べに来てくれてるのに、いつも私がいるタイミングじゃなくて。外してるんですよ、たぶん。

長屋:たしかに! コンビニやってたときも、いつも使うコンビニなのに、私がいるときは来なくて、違うコンビニに行く、みたいな。気を遣ってるんですかね(笑)。

穴見:楽器屋には誰も買いに来ないからな......。

一同:(笑)

小林:(バイト先の)みんなが良くしてくれたってことをおばあちゃんから聞くんですけど、"あ、たぶんその先輩、僕が嫌いな人だな"とか思いながら(笑)。

長屋:そうなんだ(笑)。

-では最後に、これからアルバイトを始めてみようと思っている学生に向けてメッセージをお願いいたします。

長屋:私はコミュニティが狭い人間なんですけど、バイトを始めてほんとにいろんな人がいるなって知って、世界が広がったんです。いろんなことを経験できる場でもあると思うので、勇気はいると思うんですけど、絶対何かが変わると思うので、ぜひ飛び込んでみてほしいなと思います。ただ、自分に合う、合わないは必ずあると思うので、壱誓みたいに転々としてもいいし、合うところを探してもらえればなと。いろんな職業があるじゃないですか。

-今日みなさんにおうかがいしただけでも、いろんなお仕事がありましたもんね。peppeさんはいかがですか?

peppe:私は6~7年働いて、なんにもわからなかったところから、最後はバイトのトップになったんですけど、私よりも後輩の方がしっかりしてたので、新人教育とかはその子たちがやってて(笑)。私はみんなの相談役をやってたんです。

穴見:恋とかの相談をね。

peppe:そうそう。後輩の女の子に話し掛けてトークを......あんまりバイト中にやっちゃいけないのかもしれないけど(笑)、コミュニケーションをたくさんとろうと思って。年下から年上の方に話し掛けるのって緊張すると思うので、私から話し掛けて温かい時間にするようにはしていました。教育はできなかったですけど(笑)。後輩を見てて気づいたのは、わからないときに"ここわからないです"って言えた方が、教える側も頑張って教えてあげようって思えるってことです。......メッセージになってないな(笑)。

長屋:わかんなかったらわかんないって言った方がいいよってことだよね。

peppe:うん。あと、自分は転々とせずにひとつのところに居座ったタイプなんですけど、それはそれで卒業するときに"やりきった"っていう達成感を味わえたので、これもいいことだなと思いました。

-小林さんはどうでしょうか。

小林:僕はいろいろ経験したんですけど、ある程度仕事を覚えて、飽きて辞めたみたいなパターンが多くて。最初って仕事ができないから、めっちゃ怒られるじゃないですか。でもそれでめげないでほしいなって思いますね。やり抜いてほしいなと。でも、どうしても合わなかったら辞めていいと思います。カラオケのときも、ほとんどの人が嫌いだったんですけど、ひとりだけすごくいい先輩がいて。その人めっちゃアホなんですよ。僕が何かのときに"That's rightですね"って言ったら、その先輩、右見たんですよ(笑)。

長屋:かわいいな~(笑)。

小林:そういういい先輩もいるんで、困ったらそういう優しい人に助けてもらって、自分の居心地のいい空間作りをしていってほしいなって思います。

-最後に穴見さんからもメッセージをお願いします。

穴見:僕は、バイトは就職と違ってその仕事を1回体験できるって思っていて。例えば僕だったら、楽器屋で働いていることで音楽的な知識が身についた。好きなことを仕事にしたいと思ったときに、それに近いことを1回やってみることで、それをほんとに仕事にしたいのか、趣味で終わらせたいのかが明確になると思う。そういうトライできる方法として、バイトっていいなって。夢があるなら近いものを1回バイトでやってみるのもいいんじゃないかな。