Japanese
GLIM SPANKY × Skream! × バイトル
2018年11月号掲載
Member:松尾 レミ(Vo/Gt) 亀本 寛貴(Gt)
Interviewer:吉羽 さおり Photo by 石崎祥子
GLIM SPANKY × Skream! × バイトル
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-亀本さんは大学時代もずっとマックですよね。長くやっているといろいろ任されることも多いのではないですか?
亀本:途中くらいからはマネージャーになるので給料も上がって。大学3、4年のころは結構深夜に入っていたので、夜勤でマネージャーだと時給が1,250円くらいなんです。それが良かったですね。
-マネージャーは主にどんな仕事があるんですか。
亀本:基本的に夜中は少人数なので、その時間のシフト・マネージャーみたいな感じで、特に何をするというのはないんですけど。カウンターの人もいないので、基本僕がカウンターに入って注文を受けつつ、朝の準備をしつつ、記録関係をやったり、お金の管理をしたり、という感じですね。
-マックって結構マニュアルがきっちりとしていて厳しい印象もありますが、どうですか。
亀本:僕はあまり厳しいと思わなかったですけどね。日本中でルールが統一されていて、変なローカル・ルールがないからわかりやすいし、シンプルでいいなっていうのはありました。大学生とか若い人も多いけど、主婦の方もいるので、変にギスギスした環境でもなくて良かったんです。僕が働いていた店舗はそうでしたね。僕が感じてなかっただけかもしれないですけど。
松尾:感じてなさそう(笑)。
亀本:でも、たぶんなかったと思うな。だって仕事が終わってから(バイトの人と)よく飲みに行ったりしてたもん。
-今でも繋がっている人もいるんですか。
亀本:ライヴに来てくれたりする子はいますね。あとはTwitterとかInstagramをフォローし合っているくらいですけど。
-松尾さんが大学時代にバイトしていたところは、個人のお店で融通が利いていてということですが、良くしてもらっていた感じですか。
松尾:そうですね。みんなすごい仲が良くて、誕生日会とかをめっちゃやる感じのお店でした。ちょっとだけめんどくさい感じもありましたけどね(笑)。
亀本:また誕生会か! っていう(笑)。
松尾:新しい人が入れば歓迎会とか送別会とかもあって。すごく厳しいところだったんですけど、愛もありましたね。少人数だったからだと思うんですけど、ファミリーみたいな感じになってました。でも、めちゃくちゃ厳しかったです。男の子は怒られるとすぐ辞めていっちゃう子が結構多くて。残るのはだいたい女の子でしたね。
亀本:女の子はそんなに怒られないからじゃないの?
松尾:いや、めっちゃ怒られてた。一緒に働いていた子たちは打たれ強い子が多くて(笑)、絶対私は辞めないって子が多かったですね。
亀本:松尾さんも怒られたの?
松尾:怒られた。例えば盛りつけについてとかもそうだし──
亀本:こんなの出せるか! っていう。
松尾:そういう厳しさもあるけど、愛がある職場でしたね。今もたまにお店に食べに行きますし。
亀本:僕も行きました。
松尾:一緒に働いていた子たちとは今も繋がりがあって、連絡したりとか、ご飯食べに行ったりすることもあります。
-バイト経験で今、何かためになっていることはありますか。
松尾:お好み焼きの切り方!
亀本:ライヴの打ち上げとかでは、松尾さんに全部やってもらってます。
松尾:焼くのは店長しかできない店だったんですけど、切ったり盛りつけしたりはしていたので、そういうのはできますね。
亀本:僕はずっと接客だったので、レジの対応の言葉遣いとかは、ある程度身についていると思うんですけど、今あまり必要ないなっていう(笑)。でも接客をやっていて良かったなと思いますね。深夜に働いていると怖い人とか、理不尽なおじさんとかも来るんです(笑)。そういうのには臆さない感じにはなかったかな。でもそれも今はあまりいらないかもしれない。
-(笑)コミュニケーション力は培われそうですけど。亀本さんの場合、もともと高かった感じですか。
亀本:やっぱり接客のバイトで自然と上がりますよね、コミュニケーション能力って。新しい子が入ってきたら仲良くしようと思うし、そういうのはどこの世界にもあるじゃないですか。僕はずっとそういうバイトだったので。しかもマックって、基本的に明るい感じが良しとされるじゃないですか。だから、もしかしたらそれで明るくなったのかもしれない。
-高校時代から知る松尾さんから見てどうですか。
松尾:結構シャイなイメージはあったかな。大学生になるにつれて元気になっていった感じ。
亀本:じゃあ、もしかしたらバイトの影響もあるのかな。
松尾:たしかにマックのバイトをやってる人たちは明るい人が多かったですね。
-基本が笑顔ですもんね。学生生活、バンド、バイトをやっていて、これはきついなっていうことはなかったですか。
亀本:僕は、バンドをやりたくて全然学校に行かなくなったので、大学を中退しました。当時埼玉にある大学に行っていたんですけど、ライヴやバンド活動で終電がなくなって朝方まで下北沢や渋谷にいて、午前中の授業に行けなくて。で、バンドでお金もいるからとたくさんバイト入れちゃって、学校に行かないっていう。今、音楽でなんとかなっているから良かったですけど、なんとかならなかったらこれは悲惨だったなと思います(笑)。
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