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INTERVIEW

Japanese

POLYSICS

2010年01月号掲載

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Member:ハヤシ(Gt&Vo&Programming)

Interviewer:佐々木 健治

メジャー・デビュー10周年を迎え、3月14日には初の武道館ワンマンを行うPOLYSICSが、『POLYSICS OR DIE!!!!』以来となるベスト・アルバム『BESTOISU!!!!』をリリースする。『Now is the time!』以降の作品から選曲されたベスト・アルバムについて、そしてヤノ(Dr)が加入してから現在までのPOLYSICSについて、お話を伺った。

-今回の『Absolute POLYSICS』を携えてのツアーはいかがでしたか?

どの会場もよかったですよ。『Absolute POLYSICS』の曲はやっぱりライヴに直結している感じがあったので、すんなりとセット・リストに入っていく感じがあって。アルバムの曲を全部やったんですよ。

-これまでは、全曲って珍しかったんですか?

いや、POLYSICSはちゃんとアルバムのツアーでは、そのアルバムの曲をほとんどやりますね。やらないのは1、2曲とか。アルバムのツアーなのに、アルバムの曲をほとんどやらないみたいなのは好きではないので。

-今回は、『Absolute POLYSICS』の曲がいつもより自然と取り入れることができたという感じですか?

そうですね。それに加えて、昔の曲をやるっていう感じで。それと、実はPOLYSICSのライヴって、結構型にはまったライヴなんですよ。

-と言うと?

決まったことをMCで言うし、セット・リストもほとんど決まっていて。それで魅せるライヴをやって、一本一本どんどんよくしていくという感じなんですよね。だけど今回は、大きな基本の流れは変わらないんですけど、自分の中でその土地の空気感であったり、土地、土地の方言だったりを取り入れてライヴをしていたんですよ。郡山だったら、郡山仕様のPOLYSICSという感じで、MCだったりご当地ネタを取り入れたり。その時は、「ままどおる」っていう郡山の銘菓的なお菓子があってそのローカルCMをライヴで歌ってみたら、大合唱が起きて(笑)。

-(笑)

そういうことはあんまり意識したことがなかったから。各地で調べたり準備したりするのは大変なんですけど、やっぱりお客さんは喜んでくれますね。

-その準備は大変そうですね。ほぼ全会場で?

ほぼそうですね。途中、少し中弛みしたことがありましたけど(笑)、そこは持ち直してやりきろうと思って、やりきりましたね(笑)

-(笑)それでは、今回のベスト・アルバム『BESTOISU!!!!』について伺いたいのですが、2004年に出された『POLYSICS OR DIE!!!!』以来のベスト・アルバムですね。ヤノさんが加入後の作品を収録されているわけですが、ヤノさんの加入した当時のイメージとかは覚えていますか?

本当に好青年という感じで、まさに後輩というか。「何でも吸収しますんで、教えてください!」みたいな(笑)。ヤノは、POLYSICSに加入するまでツアーをやったこともなかったし、ど新人だったわけですよね。もちろん、自分でバンドもやっていたけど、ライヴをやると言ってもそんなにやれないような、月に数本やれたらいいなくらいの感じだったので。急に怒涛のツアーに出ることなんて考えていなかったみたいで。ちょうど、ヤノが入った直後は、POLYSICSも初めてUKのツアーをやろうとしていた時期だったので。最初のツアーがいきなりUKで、周りの状況についていくので必死みたいな感じでしたよ。