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Japanese

Skream!×MUSE音楽院公開講座

2016年07月号掲載

Skream!×MUSE音楽院公開講座

メンバー:宮川 依恋(Vo/Gt) 涼平(Gt/Cho/Pf) JOTARO(Ba/Cho) 松本 誠治(Dr/Cho/Per)
インタビュアー:渡邉 徹也

-なるほど。それでこの4名が揃ったわけですが、そこからの流れは?

宮川:すごかったですよね。

涼平:揃ってから3日後くらいに誠治君のドラムのレコーディングを始めました(笑)。

松本:普通じゃないですよね(笑)。そもそも彼(涼平)が、"こういうバンドをやるから、こういう曲をやる"というテーマをすでに決めてたんです。それでOKだったんですけど、"こんな早い段階で音って録るの?"って思いました。

一同:(笑)

松本:急ピッチでいろいろ馴染ませるのがすごかったよね。

JOTARO:涼平君とはまだ3ヶ月くらいの付き合いですけど、"この人、エグいんだな"って(笑)。でも、このスピード感がいいなと思ってます。"やる"って決めて実際やった誠治君もすごいですけどね。

松本:出会って1ヶ月も経たないうちに撮影をしたり、レコーディングをしたり。しかも3ヶ月経たないうちにVUENOSのステージに立ってるんだから(※2016年5月1日に渋谷VUENOSにて開催した初ライヴ)。どういうつもり(笑)!?

涼平:だって俺は最初からやれる人を選んでるから(笑)!

松本:策士だけど、策略がエグいんだよ(笑)。三国志だったら名を遺すでしょうね。

宮川:なんだその喩え(笑)。

一同:(笑)

松本:そのスピード感もそうだし。みんなやってきた音楽のジャンルが違うから、感覚の違いでNGがあったりするのかなって俺の中では勝手に思ってたんですけど、みんなの感性をキャッチして、バッチリOKな曲を作ってきてくれるんです。おかげでスピードが速まって、レコーディングも速まりました。ほんとにいいソングライターなので、私も頑張りましたよ(笑)。楽曲を作るスタジオ・ワークも新鮮だし、今ほんとに面白いですよ。

-すごいスピード感でここまで来ているということですね。これまでライヴは何回くらい開催されました?

涼平:実はまだ2本だけなんですよ。

-1本目は渋谷VUENOSでのお披露目ライヴで......2本目は?

涼平:お披露目ライヴの追加公演として北浦和のKYARAでやりました(※5月26日に開催)。誠治君の地元のライヴハウスですね。

松本:狭い町に呼び込んじゃいました(笑)。

-実際どうでした? スタジオで合わせるのとはまた違いますよね?

松本:全然感覚の違うもんだし、みんな結構いい顔するんだなって(笑)。

涼平:わかる、それ! JOTARO君がこんな笑顔なんだ? みたいな。

JOTARO:ライヴ楽しい(笑)。

松本:感想は7文字か(笑)! 結局俺、レンレンのステージって生で観ることができてなくて、映像だけだったから、(ステージに立つと)変わるだろうなと思ってはいたけど......全然違うんですね。

涼平:ビックリしたよね。動くし、喋るし。

宮川:ありがとうございます。スタジオでは、体力を温存するタイプなんですよね。

涼平:ヴォーカリストはそのタイプ多いよね。

松本:パフォーマンスについて、すげぇいろいろ考えてると思うんですよ。でも、そのへんが全然見えないので、最初はどういう感じでライヴをやるんだろうなって思ってたんですけど......イメージはピン・ヴォーカルだったし、ギターを持ってステージに立つ姿が想像できなかったので"どうなるんだろう?"って。そういう意味でビックリすることもありましたね。

宮川:自分でも新鮮でした。

涼平:いい意味でのギャップだよね。

松本:JOTAROは前から付き合いがあるんですけど、彼が以前にやってたFUNKISTのステージも観てて、"すごくクールなタイプなんだろうな"とは思ってたんです。でも、すげぇアッパーな奴だったことにビックリしたというか、ちょっと引くぐらいの(笑)。"そんなジャンプするんや?"とか。

宮川:あぁ、ジャンプしてましたね。

涼平:僕も、JOTARO君はMVで観てて、すげぇクールに弾く人なんだなって思ってた。

松本:だから、いわゆるベーシストっていうか、1歩引いた目線の持ち主なのかなって思ってたんですけど、全然違ったね。

JOTARO:それぞれのバンドで役割がありますからね。前のバンドでは、"私はこういう人"っていう積み重ねたキャラクターがあったので。あと、前のバンドは年齢差もあって末っ子だったし。このバンドは歳も近いし、なんて言うんだろう......ざっくばらん?

一同:(笑)

JOTARO:誠治君をイジるのが楽しくてスタジオに行ってるみたいな。

涼平:スタジオでよく言ってるもんね、"早く誠治君来ないかなー"って(笑)。

JOTARO:だいたいこの人(松本)、ギリギリか遅れて来るんですよ(笑)。

松本:ちょっと時間にタイトなところがあって......。

涼平:タイト? ルーズでしょ!

一同:(笑)

JOTARO:お客さんはすべて初めて聴く曲なわけだけど、みんなその場でキャッチして楽しんでくれていることが今回2本のライヴで見ることができたので、すごく楽しかったです。