DISC REVIEW
Japanese
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少年がミルク
トーキョー・ネコダマシー
アルバムを幕開ける「トーキョー・ブルーガール」は、少年がミルクとして思い切りポップに振り切った、洒落たシティ・ポップに仕上がった。街にうまいこと溶け込んで生きられない子たちがシュールに、そして愛を持って描かれ、歌われているのはなんともアイロニカルだけれども、その裏腹さは少年がミルクらしいところでもある。この初のフル・アルバムは、少年がミルクというアーティストの、不条理な世界観や、心を鮮血で染めるような激しい筆致で書かれる詞、また、ドリーミーだが痛みの海をたゆたうような痺れる歌を、とてもチャーミングに切り取っている。ミニ・アルバム3作を重ね、作曲を手掛ける水谷和樹との感性の掛け算の値が大きくなってスケール感が増し、独自のポップ・ワールドを生んだ。
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