DISC REVIEW
Japanese
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コンテンポラリーな生活
ヘドが出る前に
前作であるミニ・アルバム『ポップソングと23歳』に続きプロデューサーに中尾憲太郎(ex.NUMBER GIRL、SPIRAL CHORD)を迎えた初のフル・アルバム。広範な意味でロックンロールとしか言いようのないギター・サウンドが鳴る、20代前半世代としては誰にも似ていないサウンド、ソングライター朝日廉(Vo/Gt)の煮え切らない焦燥の隙間から覗く、どうしても譲れない意思が綴られた歌が刺さる。90年代オルタナの質感をささくれだった音像で描く「嫌々々々」やタイトル・チューン「ヘドが出る前に」や、リズム・チェンジが多いにも関わらず歌がひどく際立って聴こえる「さかな暮らし」、恋や孤独や寂寞感溢れる"駅"をテーマにした「トロイメライ駅」「品川メモリーズ」の流れも妙に胸に沁みる。
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